tkd69流ギターの上達方法:ロックギターの基本編

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今回は、tkd69流ギターの上達方法という記事を書いてみることにしてみました。よくギターを始めた人からアドバイスを求められたり、友人がテクニック向上のコツを聞きにきたりするので、筆者の経験からロックのギターの上達方法について紹介していきます。

目次 この記事の内容

  • 最初に覚えたのはコード
  • スケールと音楽理論
  • 教則本は参考程度
  • 作曲について
  • 練習に勝る上達方法は無し

最初に覚えたのはコード

最初はCなどの簡単なコードから覚える

筆者がギターを始めたのは、ずいぶん昔のことになります。従兄からもらったヤマハのFG-200Jでギターを始めました。当然ながらフォークギターなので、コードのジャカジャカから入り、基本のコードを覚えていきました。

最初に買った教材は、ビートルズのタブ譜付きの譜面でした。近所の公園で知り合った、2人組のフォークギターの人からギターを教わった覚えがあります。

その時に覚えた運指練習は、今でもやっている項目で、必ずギターの練習の前に弾いています。後にも先にもギターの指導を受けたのは、この時の2〜3回のレッスンのみでした。筆者の場合、ほとんど独学ということになります。

FとBは、誰でも最初から簡単には弾けません。省略コードで和音の3つのポイントを押さえる弾き方でしばらく代替してもいいでしょう。また、7thとか9thなどのテンションコードは、代用出来ますので、最初から無理に覚える必要はありません。

ギターが上達してくるとバレーできっちり弾きたくなってくるし、コードを工夫するようになったら複雑なコードは自然に覚えます。肝心なのは、曲を弾いて弾き語りなどで楽しむことです。

いきなりメトロノームに合わして譜面通りに弾くなどといった、苦行のようなことをしていたらギターが嫌になってしまうので、楽しむことからやればいいと思います。最初はリズムがうまくいかなくても、複雑で難しいコードが押さえられなくても、単純なことから始めればいいのです。

コード弾きの時に覚えておいてもらいたいのは、右利きなら右手、左利きなら左手でリズムをリードしてピックや指で弾くことです。最初のうちは、指板を意識するあまり左手ばかり見てしまうでしょうが、慣れればコードの形を覚えてきます。

ギターはリズムが重要ですので、右手でリードしていく感覚を持つようにすれば上達が早くなります。ミスピッキングを防ぐには、指板の全てを運指し、各弦を全て弾く練習がオススメです。この練習は、後述するスケール弾きにも使えるので、必ずギターを弾く前に3パターンくらい行いましょう。

この練習は、1フレット目から4フレットを6弦から人差し指から小指まで順に弾いて、最後に1弦を弾きます。1弦を弾いたら今度は逆に4フレットから1フレットに運指しながら正確にピッキングしていきます。そして6弦に戻ったら素早く5フレットから同じ動作をしていきます。5フレットの次は、9フレット、13フレットとずらしていきます。

アコギの場合は、13フレットは難しいですが、エレキの場合は可能です。シングルカッッタウェイのエレキの場合は、17フレット目からのパターンは難しいです。ダブルカッタウェイの場合は、6弦側の小指の部分を薬指にすればなんとか可能です。

このパターンを縦にずらして戻る方法と、指を入れ替えるパターンの3つを筆者は日課にしています。押弦するときのコツは指を立てて指先の部分をフレットの打っている近くを意識して押さえると綺麗に音が出ます。ビビったり、リズムがずれている場合は、この練習の時に修正します。

ギブソンなどのミディアムスケールと、フェンダーなどのレギュラースケールで、フレットの間隔は変わりますが、基本は同じなので、この運指練習するとすぐに慣れるようになります。

ギターを初めて3ヵ月くらいでコードをある程度マスターすると、ギターマガジンなどの雑誌を買ったりして、載っていた記事から色々なギタリストの情報などを仕入れました。

クラプトンと、ジミヘンが好きになり、最初のエレキであるフェンダー・ジャパンの57ビンテージ・ストラトキャスターをバイトしてアイバニーズの安いアンプと共に購入しました。

スケールと音楽理論

Cメジャーのペンタトニック・スケール 中央の段は前の音からの間隔 下段はダイアトニック・スケールから抜いた音

エレキを買った目的は、カッコいいリードギターが弾きたくなったからです。基本であるペンタトニック・スケールを覚えるために、ギターマガジンのスケールの記事を切り抜いたりしていました。アドリブでギター弾けたらカッコいいと思ったからです(汗)。

ペンタトニック・スケールは、簡単にいうとドレミファソラシド(ダイアトニック・スケール)のファとシを抜いたものです。4度とか7度と呼ばれる半音進行の部分を抜いた5つのポジションが中心となっているスケールです。

ブルースやロックのリードギターの基本は、ペンタトニック・スケールです。逆にいうとペンタさえ覚えてしまえばある程度のリードは弾けるようになるのです。ペンタトニック・スケールのポジションには形があり、最初はこれを丸暗記する練習を毎日やりました。

前述の指板の運指練習は、1〜16フレット近辺にまで伸ばして毎日行い、ペンタトニックの形は、1〜21フレット(57VINのストラトの場合)まで全て指で覚えました。とりあえずAマイナーとCは形が同じなので、完璧にできるようになると、同じキーの好きな曲のリードを片っ端から弾いてみたのです。

当然、このやり方だと同じ音では弾けていません(笑)。それでもCDなどの音源を何度も耳コピしているうちに、なんとかニュアンスを出せるようになってきました。チョーキング(ベンド)などは、これまたギターマガジンのコーナーを参考にしながら覚えていきました。

チョーキングの簡単なコツとして、薬指を使って上に押し上げる時、人差し指と中指を薬指に添えて上げるというのが基本です。よく教則本では1音、2音チョーキングなど書かれていますが、今ではほとんど意識せずに強弱をつけています。

ここからがポイントなのですが、キーの異なるスケールやコードは、ずらせば全て形が同じなのです。カポタストを付ければバレーしなければならない曲を開放で弾けますが、その理屈もまったく同じで、スケールもずらせば同じポジションで弾けるのです。

実は、ある程度ペンタトニック・スケールが弾けるようになった頃から、音楽理論の勉強も並行してやっていました。つまり、知識の補強がギターの上達に役立ったのです。

Aマイナーのスケールを全音分(フレット2つ分)ずらせば、GマイナーとBマイナーになります。そしてルートが異なるそれぞれのメジャーキーのスケールも形は同じで、C、Bフラット、Dそれぞれのキーのスケールも覚えたことになります。

半音の場合は、フレットを1つずらせばいいので、シャープやフラットのついたキーも実はあまり難しく考える必要はないのです。

スケールは物差しのようなイメージで把握すると解りやすい

音の長さは、文字どおりスケールの長さです。ペンタトニックでは、半音進行は無く、全音〜全音半になるのですが、この長さは物差しと同じような概念なのです。チャック・ベリーが、数学の先生から音楽の理論を教わったと言っていましたが、ぶっちゃけ、数字は重要です。

ダイアトニック・スケールは、ペンタトニックに半音の2つを追加したもので、数字にすると4と7になります。つまり、1-2-3-5-6の5つのスケールに、4と7を加えたものが、ポピュラーなドレミファソラシドになるわけです。

音楽では、アルファベットで表記されることが多いので、対応しているのはC-D-E-F-G-A-B-Cという順になり、半音表記がそれぞれのシャープやマイナーとなるのです。音の間隔や長さは変わらないので、それぞれのキーのルート音さえ解れば、同じ感覚のスケールが弾けることになります。


つまり、Cメジャーでいうところの、ドレミファソラシドのドの部分がルート音である1の部分です。Aだとラ、Eだとミです。ここからのスケールの感覚は全て同じなので、AのキーからEに変える場合、Eをルートにしたスケールにずらせば、同じ形で弾けます。

これが解れば、全てのキーでリードが弾けるようになります。チョーキングと、スケールの2つで大抵のリードは耳コピできるようになりました。そして、スケールの間隔(長さ)の異なるドリアンだのミクソリディアンだのもついでに覚えたりして、どんどんテクニックの幅を広げていきました。

筆者の場合、毎日練習して一通りのギターが弾けるようになるまで9ヵ月〜1年くらいかかりました。人によっては、上達のスピードはそれぞれ異なりますし、練習時間によって変わります。

教則本は参考程度

コード表などは初心者にはかなり参考になる

ここまでで重要なのは、教則本を鵜呑みにしないことです。確かに教則本は便利で、筆者も色々購入しました。この中で役に立ったのは、音楽理論の本で、スケールの理解や、作曲に役立ちました。

しかし、教則本の大半は、初心者や中級者が出来ないテクニックまでもいきなり書き込んでいます。最初からライトハンドや、ダブルチョーキングとかできるわけありません(笑)。

これらのテクニックは、慣れた頃に自然にできるようになってくるので、運指練習とスケールと簡単な音楽理論を覚えたら、好きな曲のリードやらコードを弾いて曲をたくさん練習した方が上達は早くなります。出来ないことがあったら、教則本やら雑誌を参考にして、テクニックの幅を広げていけばいいのです。

コードに関する知識も、色々と役立ちます。先ほどのCメジャーのキー(ルートのこと)場合、C-E-Gの3つのポイント、1-3-5を押さえればCコードになります。つまり、スケールの間隔の3つの音さえ押さえればコード(和音)になるわけです。

テンションコードでは、フラット7thの音を加えるC7などが有名ですが、これは結構色々な曲で出てきます。sus4は、4度で3度を抜いたもの、という風に理解していけばいいです。

ブルースやロックに出てくる5度コード(パワーコード)は、3度を抜いたものです。よくボトムリフをメタルなどで弾きますが、これは5度を発展させたものです。ギタリストでいえば、6〜70年代のハードロックバンド、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジがこういうリフで曲を作っていました。

しかし、ジミー・ペイジも元になるブルースから5度のリフを参考にしています。つまり、黒人のブルースマンのテクニックが、ロックギターの祖ということになるのです。

作曲について

Cメジャーのそれぞれのコードの種類

ぶっちゃけ、音楽理論は、耳コピにも役立ちます。コード進行もスケールと同じように基本があります。よく3コード進行と言われますが、これは曲作りの基本なので必ず覚えましょう。

ルートや3度、6度といった落ち着いたコードのことをトニック(T)いいます。つまり、Cメジャーの場合は、C-Em-Amになります。次に、劇的に音が展開されるくらい、不安定なコードのことをドミナント(D)といいます。Cメジャーの場合は、5度と7度のGとBmになります。

そして、トニックとドミナントの間がサブドミナント(SD)になります。これは、2度と4度つまりDmとFというコードになります。厳密には、2度はm7にした方がコード進行的に良かったりしますが、概念の理解のために簡単なコードを表記しています。

ここで、カンのいい人なら気づいたと思いますが、3コード進行はメジャーの1と4と5の3つなのです。つまりCメジャーキーの場合、C-F-Gといった3つのコードの組み合わせが3コード進行ということになります。チャック・ベリーが、音楽理論は数学と言った意味がこうなってくるとよく解ります。

一例として、落ち着いたトニックからサブドミナントで少し不安定になり、ドミナントでかなり展開させた後、またルートであるトニックに戻るのです。このコード進行の順番を、入れ替えたりするだけで、曲は色々と変わってくるのです。

ブルースの12小節進行の場合、A-D-Eやら、E-A-Bなどの3コードで作るパターンが一般的です。つまり3度を抜いて小指でフラット7弾いたりして、3コードを使って効果的に曲にしているのです。

ここまで、音楽理論が解れば、曲のフレーズを思いついたら、合いそうなコード進行を作っていきます。最初は基本の3コードだけで十分で、慣れてきたら色々なコードを代用してみましょう。筆者がよくやるのは、II-Vの進行で、Cの場合はDm7-G7といったジャズっぽいのをFの代わりに入れてみたりします。

練習に勝る上達方法は無し

エピフォン・カジノを試奏する筆者

結局のところ、飽きずに練習することが一番の上達のコツだと思います。ある程度のレベルになったら譜面は当てにせずに、耳コピで曲を弾けるようになります。また、作曲などもテクニックの向上に役立つので、ぜひチャレンジしてみて欲しいです。

ぶっちゃけ、ここに書いた分が全てできるようになったら、ある程度の技術のあるギタリストということになります。普通だったら3年〜5年、早くても2年以上は習得にかかるので、海外ならお金がもらえるレベルです。

ギターなどの楽器が演奏できるということは、ちゃんとした技術です。本来ならお金をもらって仕事になるべきことなのです。日本ではまだまだ生演奏のバンドを呼んだり、ライブに行く習慣が根付いていないため、演奏技術がちゃんと評価されていません。

ただ、今回書いたギターのテクニックは、あくまで基本です。ぶっちゃけ、ここからスライドバーを使ったり、速弾きのコツがあったり、中近東フレーズなどの高度なテクニックがあるのです。

ぶっちゃけ、一番いい練習とは、いい曲をたくさん聴いて耳コピなどでセンスを鍛えることです。耳コピについては本当に重要で、これができるようになると色々な曲を一瞬で弾けるようになるので、ギターの楽しさが倍増します。

優れたギタリストにはテクニックを含めたスタイルがあります。基本は大事ですが、ここから自分の得意な演奏スタイルを確立すると、唯一無二のギタリストになれるでしょう。

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