封切りされて1週間くらいの、『アギト-超能力戦争-』を観賞してきました。前半ネタバレ無し、後半ネタバレ有りで、『仮面ライダーアギト』のファンがどう感じたのか、レビューしていきます。
目次 この記事の内容
- 25周年記念作品は続編映画
- ネタバレ無し感想
- Gユニットが中心の続編映画
- あの人がラスボスなのは賛否あるかも?
- ファンとしての感想
25周年記念作品は続編映画

2001年1月に放送開始された、『仮面ライダーアギト』は、今年で25周年で、仮面ライダー55周年記念作品となっています。そもそも仮面ライダーアギトは、仮面ライダー30周年作品なので当然と言えば当然なのですが。
仮面ライダーアギトは、平成のテレビシリーズライダー作としては、仮面ライダークウガに次いで2作目です。
クウガにあった警察とライダーの連携というところをより踏み込んで、警察内部に未確認生命体対策班が発足、G3というパワードスーツを着込むライダーも登場しました。アギト、ギルス、G3という3人のライダーが出てきます。
今回の映画では、Gユニットチームを中心に新たなスーツG7が登場します。今回の映画では、前回の映画、『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』を踏襲しているようにも感じました。
ネタバレ無し感想

今回は、封切りから1週間くらい経過した、5/5にMOVIX八尾にて観賞しました。GWの昼ごろに行ったので、お客さんもそこそこ入っていました。個人的には25周年記念として、映画を作ってくれただけでも感激していました。
内容としては、テレビ放送の本編から25年経過した時間軸から始まります。アンノウンが目撃されなくなった日本では、Gユニットの解散が取り沙汰されていました。しかし、超能力者による無差別テロが日本で頻発します。
Gユニットの管理官、小沢澄子(藤田瞳子)はG3とG3Xの新たな装着者、香川と杵島、それとG6の葵るり子(ゆうちゃみ)が戦った超能力者が変身したギル・アギトの前に撤退を判断します。
既存の戦力に不安を感じた小沢は、かつてのアギト、津上翔一を尋ねます。しかし、その力は失われていました。そして、かつてのG3の装着者、氷川誠はとある罪で刑務所にいました。

本編は97分ですが、あっという間に感じました!仮面ライダークロニクル作品の1回目、ということでVシネとも違う映画という感じですが、ライダー映画を大人向けにしたような感じでしょうか?
監督はテレビシリーズのメイン監督とプロジェクトG4の田崎竜太、脚本は同じくアギトのメインライター井上敏樹です。氷川役の要潤、津上役の賀集利樹など当時の役柄はテレビシリーズのキャストがほぼ揃って出ています。
テレビシリーズにもあったコミカルな描写も健在で、今となってはかなりベタなギャグ要素もあります。しかしながら、アギトらしいミステリーの部分とアクションのカッコ良さは健在でした!
色々言われていますが、個人的にはとても楽しめられました!テレビ本編と一部整合性のないところもありましたが、そこは賛否分かれる部分だと思いました。また、ハリウッド映画みたいな予算はありません、そこは東映なので(大汗)。
(注)ここからはネタバレ有りになります。
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Gユニットが中心の続編映画

基本的にアギトとギルスの間の子みたいな、アギト・ギルスに変身する超能力者との戦いが中心になります。というよりも、アナザーアギトっぽいカラーと形だと思いました。
テレビシリーズで言及されていた、人類の進化の形として、超能力者がアギトとり、不完全な状態がギルスであったはずなので、なぜこの形態なのか、疑問になりました。その答えは終盤にて明かされます。
超能力者達は、一般市民に対して一見すると無差別なテロを仕掛けていました。その目的は、進化する者としない者の選別、と後で判明します。手を銃器にできる黒谷のような超能力者が生まれる描写があります。
G6もアギト・ギルスには敵わなくて、撤退を余儀なくされてしまいます。そう言えば、ちゃんとG3、G3-Xはガードチェイサーに乗ってきていました。走行シーンはCGっぽかったのは少し残念ですが。

GユニットのG6やG3、G3Xが、アギト・ギルスに勝てないというのはテレビシリーズからのお約束かと。序盤〜中盤はアンノウンに対して、苦戦していたのがG3系ライダーだったので。
そして、刑務所に入っていた氷川がなぜそこにいたのかと言うと、北條透(山崎潤)の婚約者(ベッキー)がエレベーター内で殺害された時、そこに偶然乗り合わせていたからでした。
不器用な氷川は超能力による殺人を警察官として証明できないと判断します。無罪を主張せず、刑務所内にいました。しかし、ボランティアとして氷川の収監されている刑務所にきた津上の手引きで脱走し、Gユニットに復帰することになります。
また、警視正となっていた元Gユニットの尾室隆弘(柴田明良)もチームに協力するようになります。探偵となって超能力者になっていた北條さんも加わって陣容が整いつつあります。

そして、ついに氷川がG7システムを起動し、仮面ライダーG7になります。スーツをドローンで装着していくのは、凄いアイデアだと思いました。そしてG7はやはり強かった!刑務所内でのアクションでも氷川さんは強かった!
アギトのテレビシリーズでは終盤くらいにG3-Xはようやく活躍するのですが、それ以上に頼りになります。今回の映画では、氷川さんは頼れる兄貴分に見えます。人間体に戻ったアギト・ギルスに躊躇いますが、北條さんの叱咤のおかげで撃破します。
また戦闘スタイルが銃器よりもブレードを使った近接戦主体になっているのが変更されているところかと。G3系ライダーは銃器を使うことが多かったので、そこは変わっているところでした。
あの人がラスボスなのは賛否あるかも?

そして、捜査中に浮上してきたのが、アナザーアギトこと凄腕の医者、木野薫(樋口隆則)でした。あれ?木野さん、テレビ終盤で死んだはずでは?確か、アギトである津上を手術で救って、弟分と穏やかに会話してからカッコ良く燃え尽きたような・・・。
最後にいいキャラとして死んだ木野さんがラスボスっぽい扱いになっていってます。ギルスこと葦原涼の最後に立ち会い、その因子を使って今回の騒動を引き起こした、ということになっています。
ここは木野さんを登場させるための苦肉の策かと思いました。素直に賛否の分かれるところではないかと。個人的には、ラスボスを違う存在にして、共闘して欲しかったです。
また北條さんの婚約者を殺したのも、部下の超能力者のサイコキネシスでした(大汗)。ここのところは少し練って欲しいポイントでしたね。たまたま通りすがりで殺害された、とかではなく、もっとドラマスティックにして欲しかった。

最後は木野さんと戦う前に、大量のアギト・ギルスと戦闘になります。そこでG6のるり子が因子により覚醒し、ギルスのような感じで変身!しかも、トリニティフォームのような二刀流でした。
そして、この最終決戦では津上翔一がアギトに変身!しかも、CB1300SBで駆けつけます!ここはVTR1000Fから変更されたものの、しっかりライダーしていました!
そして、巨大な四肢を持つ怪物のような姿となった木野をオーバーヒートさせたG7が倒します。なんというか、ここのライダーキックは、本来アギトがやることを今回は氷川さんがやった感じです。
ファンとしての感想

正直に1本のアクション映画として、予算がもう少しあればCGの質も上がったのにな、という感じではあります。テレビシリーズの『仮面ライダーアギト』をよく知るファンとしては、前作とあまりに違う木野さんに戸惑ったのは事実です。
しかしながら、アギトの続編をよくぞ実現してくれた、という思いと、スタッフや俳優さんの熱意は十分に感じられました。そういう観点からすると、少々のアラは気にせず、楽しめられたというのが本音です。
最後の焼肉から集団での自首のように晴れやかな感じの映画だと思うので、1億点付けたい気分です。こういう特撮映画はファンのためのものなので、大満足です!スタッフ、俳優の皆さん、ありがとうございました!

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