マレーシアGP:強いヤマハの復活

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MotoGP 2019 第18戦マレーシアGPは、11月3日にマレーシアの首都クアラルンプール郊外のセパン・インターナショナル・サーキットで開催されました。フリー・プラクティスからヤマハ勢が好調で、決勝レースにも期待していました。

目次 この記事の内容

  • 好調のヤマハと予選でミスしたマルケス
  • Moto2チャンピオン決定とマルケスのごぼう抜き
  • ビニャーレスの勝利とマルケスの粘り

好調のヤマハと予選でミスしたマルケス

出典 https://race.yamaha-motor.co.jp/ PPを獲得したクワッタハッホ

FP1〜FP4にかけて、ペトロナス・ヤマハのファビオ・クワッタハッホ選手や、同じチームのフランコ・モルビデリ選手、ヤマハ・ワークスのマーヴェリック・ビニャーレス選手、バレンティーノ・ロッシ選手といったヤマハ勢が好調をキープしていました。

チャンピオンを確定しているマルク・マルケス選手ですが、メーカータイトルを確定したとはいえ、レプソル・ホンダチームのタイトルもかかっているので、当然ながら優勝を狙います。

しかし、セパンではヤマハの方が速く走られているので、その秘密を探るため、Q2でクワッタハッホの後ろについて走っていました。予選で速いとはいえ、ルーキーの後ろをずっとチャンピオンがマークするというのは、考えられません。

お互いに牽制し合っているため、スローペースでタイヤが温まっていない状況でした。マルケスは、クワッタハッホがペースを上げ始めた時に、ハイサイドを起こし、マシンから放り出されました。

レーシングタイヤは、タイヤの温度が上がらないとグリップしません。マルケスほどのライダーでも、こういったミスをするほど予選でのクワッタハッホは強敵ということでしょう。

ポール・ポジションは、クワッタハッホで、2位にビニャーレス、3位にモルビデリとフロントローはヤマハが独占しました。マルケスは11位で、ホンダ最高位はLCRホンダのカル・クラッチロー選手で5位でした。中上貴晶選手の代役、ヨハン・ザルコ選手は、9番手でした。

4位には、ドゥカティ・プラマックレーシングのジャック・ミラー選手が入りました。ホンダとドゥカティは、フロントローに並ぶことがなかったので、セパンには合っていない印象を受けました。スズキのアレックス・リンス選手も今回は元気がなく予選7位でした。

そして、MotoGPの予選後に行われたアジアタレントカップで、まだ20歳のアフリザ・ムナンダル選手が接触による転倒で亡くなりました。冥福を祈ります。

Moto2チャンピオン決定とマルケスのごぼう抜き

https://www.honda.co.jp/ 11番グリッドからロケットスタートでごぼう抜きしたマルケス

Moto2では、アレックス・マルケス選手が2位に入り、年間チャンピオンを確定しました!兄のマルクも、大喜びで2コーナー近辺で弟を祝福してから、走ってピットレーンにまで戻っていました(大汗)。次にレースあるのに、よほど嬉しかったんだろうと思いました。

兄弟で、MotoGP、Moto2を制覇するって凄いことだと思います。しかし、マルケス一家だけが勝利するチャンピオンシップは面白くないので、来シーズンは強力なライバルが登場することを期待します。予選2位だった長島哲太選手は残念ながら8位でした。


MotoGPがスタートすると、ホールショットを決めたのは、4番手スタートのミラーでした。マルケスはロン・ハスラムを彷彿とさせるロケットスタートを決めて、後方から一気に4位に浮上しました。ビニャーレスは、序盤からミラーを抜くと、マルケスとミラーが2位争いをしている隙に後続との差を広げていきます。

対照的に、クワッタハッホはスタートに失敗し、順位を大きく下げてしまいました。初優勝のチャンスがあったのに、もったいないレースとなりました。

ビニャーレスの勝利とマルケスの粘り

出典 https://race.yamaha-motor.co.jp/ アイキャッチ画像も同じ 優勝したビニャーレス

マルケスは、ミラーとの2位争いを制すると、ビニャーレスを追走しますが、差は縮まりません。後方では、ドゥカティワークスの、ランキング2位を確定しているアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手が追い上げてミラー、ロッシと3位争いをしていました。

トップのビニャーレスと、マルケス、3位集団と差が広がりつつありました。ミラーは徐々に順位を下げていき、レース残り5周といったところでクラッチローが転倒しました。

ザルコは、トップ10の中に入る9位と健闘していましたが、レース残り3周というところで、インに強引に入ってきた、スズキのジョアン・ミル選手と接触して転倒しました。ザルコは、いいレースをしていただけにもったいなかったですが、最終戦に期待できる走りをしていました。

レースは結局、ビニャーレス選手がそのまま3秒差をつけてチェッカーを受けました。マルケスは2位、3位にドヴィ、4位にロッシ、5位にリンス、6位にモルビデリ、7位にクワッタハッホという順位になりました。

チームタイトルは、ドゥカティワークスとレプソルホンダの一騎討ちで、首位のドゥカティに対してレプソルが2ポイント差です。あまり差が広がらなかったのは、レプソル・ホンダチームのホルヘ・ロレンソ選手が不調ながらも14位に入ったからです。特筆すべきは、ヤマハが強い中で2位に入ったマルケスの粘りです。

地元マレーシア出身のKTMのハフィス・シャリーン選手は、惜しくもポイント圏外の16位でした。ビニャーレスが、リンスを抜いて年間順位の3位に浮上しました。ポイントは、7ポイント差と1、2位が確定している中で3位争いが注目されます。

最終戦バレンシアGPは、スペインに戻ります。11月17日で長かったMotoGPのシーズンも終わります。

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