ホンダが2026年8/21に発売予定の新型CB400SFと9月発売予定のCBR400R FOURを、カワサキNinja ZX-4Rを比較してみます。共に新時代の400cc 4気筒と言うべきオートバイなので、色々興味深いテーマです。
目次 この記事の内容
- 400cc 4気筒 CB/CBRの復活
- ZX-4Rという存在
- CB400SFとZX-4Rの比較
- 日常使いに向いたCBとスポーツ型のZX-4R
400cc 4気筒CB/CBRの復活

大阪モーターサイクルショーで発表されたCB400SF
今年の3月に発表されたCB400SF E-ClutchとCBR400R FOUR E-Clutchは、センセーショナルなデビューを果たしました。2022年にCB400SFが生産終了してから、3年間に渡るホンダの400cc4気筒マシンの不在が長かったためです。
2025年9月の重慶モーターショーにて、500ccバージョンのCB500SFとCBR500R FOURが発表されていたものの、普通二輪免許で乗ることのできる、日本向け400ccの発表はまだの状況でした。
CB400SFは軽量化された車体に、液晶メーター、モノサスと現代的なネオクラシックっぽい感じではありましたが、長めのシートに伝統的な丸目一眼ライト、CBっぽい形状のタンクと見慣れた要素が垣間見えました。
この時点では価格や発売日の情報が無かったのですが、教習所で乗った先代や試乗し、購入候補でもあったCB400SFの復活には心踊るものがありました。
ZX-4Rという存在

400cc4気筒スポーツバイク、というカテゴリーはCB400シリーズの生産が終了した2022年以降、その穴を埋める存在がありました。カワサキの誇る、Ninja ZX-4Rです。
2023年2月より、ZX-4Rは販売開始されました。多くの400cc4気筒というエンジン好きのライダーが待ち望んでいた瞬間でもありました。ラムエア加圧時の最高出力が80PSというパワーは、まるで大型のようです。
また、ZX-25Rと共通部分の多いトレリスフレーム、189kgと200kgを切る車重、ニンジャシリーズ共通のイメージのあるスポーティーなフルカウルに最新の電子制御など、今の時代に必要な要素を持ってデビューしたマシンでした。
CB400SFとZX-4Rの比較

今回、スペックの比較についてはCB400SF E-Clutch、ZX-4R、それぞれの公式ページを参考にしています。元来、フルカウルモデルのCBR400R FOURがZX-4Rの対抗馬になると思うのですが、ネイキッドバージョンが存在しないためCBとの比較となります。
| CB400SF E-Clutch ()はCBR | ZX-4R ()はラムエア加圧時 | |
| 最高出力 | 58PS/11,500rpm | 77PS(80PS)/14,500rpm |
| 最大トルク | 3.9kgf・m/9,750rpm | 3.9(4.0)kgf・m/14,500rpm |
| 車重 | 187kg | 190kg |
| 軸間距離 | 1,405mm | 1,380mm |
| 燃費 WMTCモード | 23.1km/l | 19.5km/l |
| 燃料タンク容量 | 15L(14L) | 15L |
| 価格 | 99万8,800円(119万9,000円) | 117万7,000円 |
単純にスペックだけを比較すると、最大出力はZX-4Rが圧倒しています。77PSでラムエア加圧時は80PSという馬力は強力で、大型バイク並みでしょう。CBの方は58PSと控えめではありますが、先代と数値はそこまで変わっておりません。
またトルクはどちらも3.9kgf・mで若干、ラムエア加圧時のZX-4Rが4.0kgf・mと上回るくらいです。400ccの水冷4気筒ということからも、これくらいのトルクが適正なのでしょう。
ただ、最大出力を発生する回転数が大きく違います。CBは11,500回転、ZX-4Rは14,500回転です。ここでエンジン特性が大きく異なる、ということが分かります。
CBよりもZX-4Rの方が高回転型の4気筒であり、CBは2気筒スポーツバイクのような回転数にピーク出力を割り振っています。
また、最大トルクもZX-4Rが14,500回転で発揮するのに対してCBは9,750回転と、これまた僕のYZF-R3のようなところにピークがあります。つまり、2気筒のスポーツエンジンのようなポイントにあえて抑えている、と考えられます。
車重はどちらも200kgを切る187kgと190kg。若干CBの方がZX-4Rよりも軽いです。カウル付きのCBRがCBと同じ重量なのは、燃料タンク容量が1L低いからでしょう。どちらも取り回しのいい400cc4気筒と言えます。
ホイールベースは、CBとCBRが1,405mm、ZX-4Rは1,380mmです。つまり安定指向なのはCBの方で、より運動性能に振っているのがZX-4Rということになります。
燃費は圧倒的にCBの方が上回っていて、23.1km/Lとなっています。ZX-4Rもレギュラー指定ながら19.5km/Lと数値的にはそこそこ悪くない、と思います。航続距離はCBが346.5km、ZX-4Rが292.2kmとなっています。
日常使いに向いたCBとスポーツ型のZX-4R

スペック上の比較だけでも、CBよりもZX-4Rの方が高回転型で、より高出力なエンジンであることは、間違いありません。ただ、より中低速からトルクや最大出力を発揮するCBの方が普段使いでは扱いやすいと言えます。
また、取り回しはバーハンドルのCBの方が分があります。ZX-4Rには、ネオクラシックタイプがないため、単純に比較はしにくい問題ですが。シート高は、CBとCBRが780mm、ZX-4Rが800mmとなっています。
電子制御は両方とも入っております。ただ、CBやCBRにはEクラッチが採用されており、クラッチレバーを握らなくてもシフトチェンジ出来ます。
価格はCBが一番安い税込み99万8,800円となっています。次にZX-4R SEの117万7,000円(RRは121万円)。CBRが一番高価で、119万9,000円。CBが安く感じますが、ずいぶんと値段が高くなってしまった印象があります。
スペック表だけでも、普段使いとツーリングに向いたCB(CBR)、スポーツ走行の得意なZX-4Rという感じになるかと思います。実際に乗ってみないと分からないこともありますが性能から割り出すと、こう見えるということです。

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