最近、久しぶりにデジマートをチェックしていたら、Gibson Firebirdが売っていました。以前にも紹介したことのあるファイアーバードですが、2025年からラインナップされているプラタパスとはどういう仕様なのでしょうか?
目次 この記事の内容
- 見慣れない仕様のファイアーバード
- プラタパスとは?
- ファイアーバードの種類
- プラタパスを考察
見慣れない仕様のファイアーバード

Gibson公式より抜粋
個人的にエレキギターの形の中で、最も好きなギターの一つがファイアーバードです。ギブソン社が1963年に発売したエレキギターの一種ですが、個性的なルックスから根強いファンがいるギターです。
たまに楽器店などで探してしまうのがファイアーバードで、なかなかこれという1本に出会えず、入手したことはありません。先日、デジマートで何気なくギターを探していると、本家ギブソンでファイアーバードが復活していました!
しかし、リバースタイプのボディ構造にノンリバースタイプのヘッドが付いていて、かなり見慣れないモデルであることが分かりました。このファイアーバードはPlatypus(プラタパス)と名づけられていました。
プラタパスとは?

プラタパスとは、カモノハシという意味で、嘴の形とノンリバースタイプの平板なヘッド形状が似ていることから名付けられたようです。確かに、普通のファイアーバードのリバースタイプとはヘッドの形が逆になっています。
ファイアーバードは、1965年にノンリバースという完全に普通のギターのようなタイプの形に変更されました。
その過渡期のモデルを再現した、ということなので、ボディやヘッドの構成はノンリバースに近く、ボディ形状のみがリバースっぽいギターになっています。簡単に説明するとセットネック、ノンリバースヘッド、ということになっています。
また、通常のリバースタイプの場合は、スルーネックで、ボディはマホガニーとウォルナットの9プライ構造。プラタパスは対照的に、ペグは片側6連ペグ、セットネックでボディはマホガニーのみとなっています。
ファイアーバードの種類

1963年から販売されたファイアーバードは、大別すると2種類あります。63〜65年に生産された通常のリバースタイプ。これは、ストラトキャスターのような形状のギターとは逆になっているように見えることが特徴です。
デザインしたのは、レイ・ディードリッヒで、彼は有名なカーデザイナーでもありました。また、ボディ構造はスルーネックで、ネックはボディのセンター部分と繋がっているスルーネックとなっています。
この構造の利点は、サスティーン(音の余韻)が伸びることが挙げられます。ヤマハのSGシリーズでも、この構造のギターがありました。また、ファイアーバードは、ハイポジションが弾きやすい形状をしています。
かなり個性的な見た目と、ピックアップの数と指板のインレイ、バイブローラーなどの違いで、I、III、V、Ⅶと区分されています。オリジナルのリバースモデルは、ミニハムバッカーが搭載されていました。
1965年にはリバースモデルを反転し、ヘッドも真逆のノンリバースモデルになります。ネックの接合方法がセットネックになり、プラスチックのピックガードにPUを吊り下げるようになります。
また、IとIIIはP-90を搭載し、VとⅦのみミニハムとなります。ボディもマホガニーのみという構成となっています。1969年には一度生産終了となりますが、1972年には、リバースのVモデルが再生産されています。
その後も、何度も再生産されてはラインナップに度々加わる、息の長いエレキギターとなっています。ベースモデルのサンダーバードもあります。
プラタパスについて考察

1965年のノンリバースタイプへのモデルチェンジ期には、少数ながらプラタパスのような、セットネック、ノンリバース同様のネックになっているものが存在していました。トランジジョンモデル、と呼称されています。
プラタパスはあえて、再生産にこれまでのスペックとは異なるモデルを採用しました。ボディとネックの構成からはノンリバースに近く、PUをボディに取り付ける工程はリバースモデルという感じになります。
個人的には、チューニングはやりやすくなっているのかと思いました。スルーネックにこだわりがある人や通常のリバースタイプが欲しい人、ファイアーバード警察(笑)には不評だとは思います。
しかしながら、値引きが大きくかつての値段に近いし、リバースタイプの見た目が単純に好きな人もいると思います。ギブソンは、たまにちょっと変わったラインナップを加えることがあります。

Gibson Firebird Platypus サウンドハウス


