PRS Custom22&24を試奏!コアモデルの実力とは?

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先日、高級ギターの代名詞Paul Reed SmithことPRSの標準モデルであるCustomを2本試奏してきました。場所は大阪梅田のイシバシ楽器です。コア(標準)モデルであるCustom22と24の実力はいかに?tkd69がレポートします。

目次 この記事の内容

  • 第3のギターメーカーPRS
  • Custom22&24試奏
  • 色々なジャンルに使える多彩なトーン

第3のギターメーカーPRS

秋山タカオとPRS Custom24

1970年代に創業者のポール・リード・スミス氏が、メリーランド州の大学在学中にギターの制作を始めました。そして、12年間ギブソンで数々の名器を作ったテッド・マッカーティに師事し、ギター製作のイロハを学びました。ポール・リード・スミス社が設立されたのは、今から35年前の1985年のことです。

1990年代頃から、カルロス・サンタナ、デイブ・ナヴァロなどの有名なギタリストが使用したことで名が知られるようになり、高額だけど品質の高いギターとしてPRSは徐々に浸透していったのです。

筆者もこの頃からPRSの名前と、モダンだけどトラディショナルな雰囲気のある形状のボディに心惹かれていました。通常のギターが順反り方向にしか効かないのに対し、PRSはダブル・アクティング・トラスロッドという、逆反り方向に効くものを採用しています。

そういえば、ギターマガジンでPRSの特集やっていた時にも、トラスロッドについて書かれていました。杢目がトラ目だったり、キルテッドメイプルだったり、美しい塗装と相まって工芸品のような雰囲気があるのもPRSの特徴です。

2001年には、韓国などで生産される安価なモデルであるSEシリーズを発表しました。10万円以下で買えるスチューデント・モデル(学生向け)を発売したことにより、PRSのギターは急速に普及していきました。

現在では、ジョン・メイヤーがストラトタイプのシグネイチャーモデルを使用するなど、フェンダー、ギブソンに次ぐ第3のギターメーカーとなっています。筆者の場合は、ハムバッカーのイメージがあり、ラウドなトーンにも対応できるギブソン寄りのギターという認識でした。

Custom22&24試奏

この記事の動画バージョンで、実際の試奏の様子を撮りました。撮影秋山タカオ

友人の秋山タカオたまたま寄ったイシバシ梅田店で、ブラブラしていたら顔見知りの店員さんに試奏を勧められました。そこで、前から気になっていたPRSのギターを試奏することにしました。

20thアニバーサリーのCustom22が中古で20万円ほどで置いてあったのが、目についたからです。このギターは、22フレットとなっているので、24モデルと異なってPUの2ハムの感覚が広くなり、よりギブソンに近い雰囲気を持ったギターです。

カスタムの材は、マホガニーバック、トップメイプル、マホガニーネック、ローズ指板という、レスポールを意識した構成になっています。このCustom22はコイルタップをトーンノブでプッシュ・プルできるようになっていて、容易に切り替えられるようになっていました。

ぶっちゃけ、軽く感じられるのは、長い間レスポールを使っていたからでしょうか?テイルピースは、トレモロのないタイプで、バータイプブリッジとなっていました。ダイレクト感があるので、バータイプブリッジは好きなブリッジです。

今回試奏した PRS Custom22

クリーントーンから確かめてみましたが、若干歪んでいたように思えます。とりあえずハムのままリアになっていたようです(汗)。センターにしたら、レスポールのような雰囲気のクリーンも出ました。

歪ませてリアで弾いて見ると、ハードロックやメタルに適したトーンが出ます。音抜けも良く、粘りのある歪みが出せるので、試奏時のアンプのマーシャルJVMとの相性もいいように思えました。

22の方の試奏をしていると、中古で37万円くらいするCustom24を持ってきてくれました。24の方は、キルテッドメイプルの美しいワインレッドのトップ材で、24フレットに5Wayスイッチ(ストラトのようなタイプ)にトレモロの付いた標準のカスタムです。

セレクターは、1リアハム-2外側パラレル配線-3内側のシリーズ配線-4内側のパラレル配線-フロントハムというようになっています。シングルとしてタップする場合は、内側か外側のどちらかとブレンドするようになっています。

動画にもありましたが、外側のパラレル配線がテレキャスターのセンターのような使えるトーンでした。あまり、ハムのコイルタップは単体で使えるイメージがなかったのですが、PRSの場合ミックスさせるのでかなり使えると思いました。

筆者が投稿したこの記事の動画バージョンです。

この外側パラレルのクリーンはテレキャスターのセンターのような間隔で扱いやすく、歪ませても結構好みのトーンが出ました。リアのみのリードやら、フロント、内側のシリーズ(ギブソンのセンターと同じ)なども使えるトーンでした。特筆すべきは、ヘヴィに歪ませても音が抜けることです。

普通は、歪ませれば音が埋もれる印象があるのですが、トップのメイプルの厚みにより、ヘリテイジ並みに抜けのいいトーンが出てきます。ぶっちゃけ、24の方が守備範囲が広いような印象を受けましたが、ラウドに使うなら22もいいギターだと思いました。

色々なジャンルに使える多彩なトーン

Custom24を試奏する筆者(tkd69)

今回確認できたことは、ダブルカッタウェイでプレイアビリティが高く、コイルタップで使えるトーンの種類が多く、色々なジャンルに使えるギターということでした。ポップスからメタルまで使用可能な高品質のギターです。

Custom22と24共に、上質なギターであることは間違いありません。問題は、値段で中古でも22が20万円、24で37万円することです。同じUSAラインでも、ボルトオンネックのCEシリーズなら10万円台であります。機会があればCEシリーズも試してみたいです。

PRSのスケール長は、ギブソンのミディアムとフェンダーのロングの中間の635mm(25インチ)を採用しています。カスタムシリーズは、セットネックとなっており、高級ギターのPRSとしての標準仕様ギターです。

実際に手に取ってみるとボディバランスがいいために軽く感じられ、およそ3.5〜3.8くらいの重さのようでした。PUは22がドラゴンII、24が85/15だったと思います。個人的には、24の方が合うように感じました。

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