PRSのギターを解説!コア・モデル中心にCustom〜CEまで

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購入してから1年経過して、ようやく馴染んできたPRS CE 24ですが、一口にPRSギターと言っても色々な種類があります。以前SEは紹介したので、今回はCore Modelと呼ばれるアメリカ本国で生産されたギターを中心に紹介していきます。

目次 この記事の内容

  • 基本は高級ギターのイメージ
  • Customシリーズ
  • McCartyシリーズ
  • CEシリーズ
  • Silver Sky
  • アメリカ生産モデルの魅力

基本は高級ギターのイメージ

楽器店でPRS Custom24を試奏する筆者

ポール・リード・スミス”Paul Read Smith”と言えば基本は高級ギターのイメージがあります。1980年代にギタービルダーのポール・リード・スミス氏が起業したアメリカのギターメーカーです。

ソリッドギター(中身をくり抜いていない構造)の市場において、フェンダーやギブソンに続く、第3のギターメーカーという地位を築いています。PRSの特徴は、品質管理のしっかりした高級ギターというものです。メイプルトップの美しいトラ目やアーチトップ、バードインレイなどは、PRSの代名詞と言ってもいいくらいです。

Core Modelと呼ばれるアメリカの工場で作られる標準グレードのCustomは、PRSの基準ではスタンダードなモデルですが、新品だと30万円以上するギターです。つまり、PRSと言えば高級ギターというイメージがあったのです。

Customシリーズ

現行のPRS Custom24

PRSの定番中の定番ギターが、Customシリーズです。CustomはPRSにおける標準モデルという印象が強いので、このモデルを知ることがPRSを理解するのに重要になってきます。

ボディ材は、メイプルトップ、マホガニーバックで、セットネックはマホガニーにローズウッドというもので、材の構成はギブソンのレスポールに近いものとなっています。しかし、左右非対称のダブルカッタウェイというフェンダーのストラトタイプを意識したようなボディ形状をしています。

更に、ハムバッカーPUはコイルタップをすることを前提にしており、初期型ではロータリースイッチ、近年のものでは5Wayのレバースイッチを切り替えることで、タップができるようになっています。

シンクロナイズド・トレモロも搭載していることからもストラトっぽいところがあります。またペグは、チューニングの狂いを少なくするためにロックペグを採用しています。

象徴的なのが、スケール長でフェンダーとギブソンの間の25インチとなっています。つまり、フェンダーとギブソンの中間と呼ばれるのが、このスケール長とCustomの機能からきているのです。最近では、25インチに合わせたゲージも販売されていますが、筆者は10~46のレギュラースリンキーをPRS CEに張っています。

筆者が投稿した、この記事の動画バージョンです。

高級ギターのイメージを決定づけているのが、トップ材のメイプルの美しいトラ目で綺麗なカーブのあるアーチトップです。ここはギブソンのギターを参考にしているところで、かなり好きなポイントです。また、ネックのバードインレイもとても所有欲を満たしてくれます。

そして、24フレット仕様と22フレット仕様というプレイヤーの好みに合わせたフレットを選ぶことができます。24フレットは、ボディ側の指板を延長しており、その分PUが後退しているので、位置が22フレットよりも後ろになります。つまり、トーン的には22フレットの方がギブソンに近い位置にPUを配置しています。

このように新品だと30万円以上するギターですが、世界中で売れる原因はプレイヤーに寄り添ったギターの機能と美しい工芸品のような質の高さからでしょう。Custom22と24は世界中のギタリストにPRSのイメージを定着させたモデルなのです。

McCartyシリーズ

PRS McCarty  SC594 10Top

McCartyシリーズは、ビンテージ色の強い、よりギブソン寄りのモデルです。ギターのモデル名の元になったテッド・マッカーティ氏は、元ギブソンのギター設計者で、ギブソンの社長をしていたこともある人物です。特に、レスポールの開発者として知られポール・リード・スミス氏の師匠で良きアドバイザーでした。

カラーリングは、マッカーティ・サンバーストと呼ばれているサンバーストカラーが塗装されているモデルのイメージがあり、ピックアップもビンテージ志向のある58/15と呼ばれるPAFを意識したものを搭載しています。


ストップテールピースもしくは、ブリッジとテールピースを分けたモデルの2種類があります。またダブルカッタウェイと、よりギブソン レスポールっぽいイメージのシングルカッタウェイのモデルがあります。

材の構成も、カスタム同様に、レスポールに近いです。また、22フレットモデルのみで、スケールも25インチではなく、50年代のレスポール同様の24.594インチとなっています。

カスタムとの最大の違いは、コイルタップをトーンのプッシュ・プルで切り替えることと、トグルスイッチでのPU切り替えという点です。つまり、よりレスポールに近い操作系になっています。

CEシリーズ

筆者の1997年製 PRS CE24

ボルトオン・ネック(デチャッタブル方式)のモデルであり、よりフェンダー寄りとも言えるのが、CEシリーズです。カスタムと違って、メイプルネックにローズウッド指板という構成は、歯切れのいいトーンを持っています。

また、初期(80年代)〜中期型(2000年代)の特徴としては、トップメイプル、バックマホガニーのものとマホガニーのみのボディのもの、ロータリースイッチによるPUの切り替えといったものです。また、ドットインレイを採用していたのも特徴の一つです。

近年に復活した2010年代からの現行モデルは、プッシュプルのトーンノブによるコイルタップと3Wayのトグルスイッチの切り替えとなっています。マホバック、メイプルトップの構成となっています。このモデルは、バードインレイとなっています。

Silver Sky

PRS Silver Sky

最近のギタリストの中でも印象的な活躍をしているジョン・メイヤーのシグネイチャーモデルが、Silver Skyです。ジョン・メイヤーはフェンダー・ストラトキャスターのイメージが強いですが、PRSのギターを使っていることもあり、3シングルのシグネイチャーモデルをPRSからリリースすることになったのです。

基本構造は、3シングルということからもストラトを意識しています。アルダーボディに、メイプルネック、ローズウッド指板に、ボルトオン・ネックといかにもストラトらしい材の構成です。

特徴的なのが、従来のPRSのヘッドをリバースしたようなヘッドと、小さめのバードインレイです。これにより、フェンダーではなくPRSのオリジナルな3シングルのギターだと分かるのです。

アメリカ生産モデルの魅力

筆者の1997年製 PRS CE24

PRSのアメリカ生産モデルは、どれも高級ギターです。比較的安価なのが、CEやシルバースカイ、高価なのがカスタムとマッカーティというイメージですが、精度の高いギターであることに変わりはありません。また、コアモデルの中でも10Topと呼ばれるトップメイプルは10本のギターから選出されたトラ目のモデルです。

また、コアモデルの中でも最上級のModern Eagleというモデルもあります。プライベート・ストックと呼ばれる更に厳選した材や、手間をかける受注生産ギターもありますが、PRS Customは誰もが憧れるコアモデルを代表しています。何度か試奏したことありますが、本当にいいギターです。

最近、フェンダー系のギターを使う機会が増えたので、CE 24(1997年製)を中古で購入してメインで使っています。ぶっちゃけ、これだけ上質だとギブソンもフェンダーもうかうかできないのではないでしょうか?お金があったら、シングルカッタウェイのマッカーティモデルも欲しいです(大汗)。

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2 thoughts on “PRSのギターを解説!コア・モデル中心にCustom〜CEまで

  1. ピンバック: PRS Custom22&24を試奏!コアモデルの実力とは? | K.T Dogear+

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