ホンダ CBR650F/CB650F ホンダのFコンセプトミドルクラス!

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最近気になっているバイクが、ホンダ CBR650FとCB650Fです。ホンダの4気筒650ccエンジンのCBR650Fは、国内販売では数少ないフルカウルミドルクラスバイクです。


ホンダのミドルクラス!CB650FとCBR650F

1,300ccなどの大きい排気量のバイクと比較すると、丁度いい排気量が600cc~750ccだと思います。エンジンの熱気からくる夏場の暑さは、排気量の大きさに比例しますし、速すぎて免許の点数が危険になります(笑)。

一昔前、600ccのSS(スーパースポーツ)が流行していたとき、CBR600RRやGSX-R600というカッコいいバイクがトレンドでした。どこの峠行っても、ミドルクラスのSSバイクを1台は見かけたものですが、最近はめっきり減りました。

リッターSSにも憧れはあるのですが、サーキットでもない限り必要ありませんし、ポジションもきつい、そこで中間排気量のホンダのFコンセプトバイクが丁度いいというわけです。

ホンダは、2004年にCBR600RRを販売する前から、CBR600Fというバイクを主に海外で販売していました。立ち位置としては、現在のCBR650Fのようなツーリングなどにも使える万能型のフルカウルバイクという位置付けでした。

ミドルクラスSSブームのあおりでCBR600Fシリーズは、2004年に国内販売中止となり、2014年に登場するCBR650FやCB650Fが販売されるまで、国内向けFコンセプトの4気筒ミドルクラスバイクは、実質的に壊滅状態だったのです。

一方で、ホーネット600というネイキッドバイクがありましたが、その後継が、CB650Fというわけです。FコンセプトのCBR600Fは、CBR650Fが実質的な後釜になっています。

CB650FもCBR650Fも同じエンジンに同じフレームの兄弟車で、異なる2つのミドルクラスバイクを引き継いだということになります。この2種類の新型車は、カウルの有無とハンドルの違いによるライディングポジションくらいしか仕様は異なりません。

日本市場の400cc以上の4気筒バイクといえば、CB750やCBR600RRが長い間その間隙を埋めていました。売れ筋はCB1300SF/SBなどの大きな排気量のネイキッドツアラーで、新規開発されたミドルクラスの4気筒は貴重な存在だと思います。

4気筒バイクは割高なのか?

2017年型 CB650F

2014年にCB650FとCBR650Fが販売開始された当初、もう少し売れるんじゃないかと思っていたのですが、3年経過した今でもなかなか見かけません。

CBR650Fは定価で99万9,000円、CB650Fは92万3,400円と高いです。後10万円出したらCB1100が買えてしまうし、ヤマハのMT-09なら3気筒ですが900ccのバイクが買えてしまいます。

当時販売されていたスズキのGSR750も同じ4気筒で定価も96万円とCBR650Fのライバルとして似た感じの価格でした。4気筒のバイクは、部品点数の関係上、割高になってしまうのは仕方のないことです。


直列4気筒エンジンの特徴は、スムーズに回ることです。2気筒のエンジンは、中間加速や燃費には優れているのですが、高回転まで回りません。4気筒は、振動も少なく極低速での粘り(ノッキングなどの症状が出にくい)もあります。

こう書くと4気筒はメリットだらけのように思えますが、2気筒と比較すると燃費も悪く重いです。最近は安価なNCやMTシリーズ、SVなどの低価格のミドルクラスが売れ筋となっています。同じ4気筒のミドルクラスだとCB400SF/SBは人気がありますし、日本独自の免許制度上の問題がネックとなっている点も否めません。

試乗車落ちの中古が狙い目?

そこで、中古車などの物件をネットでざっくりチェックしていたら試乗車落ちの中古がちらほらと見かけるようになってきました。2017年からヘッドライトをLED化し、エンジンを改良したりサスペンションを強化した新型CB650F/CBR650Fが販売されているので、前のモデルが安くなってきたというわけです。

スペック上の違いは、旧型が最大出力が83PSで、新型が7PS上がって90PSということです。車重は、213kgありますが、トルクが6.5kgf・mもあるので問題はないでしょう。

価格は、60万円台の後半から70万円台ですので、お買い得になってきているといえるでしょう。軽い気持ちで、ネットでチェックしていたら欲しくなってしまいました。

CB400SF/SBも同じくらいの価格しますし、新型でも最大出力56PSで205kg(SB)くらいですので大型免許があるなら650シリーズの方を買った方がいいと思います。CB400シリーズは、長い間生産されてきたバイク特有の完成度の高さはありますが。

新しいバイクを購入する資金もないのに、こうやってあれこれとバイクのことを考えるのは楽しいです(大汗)。

※2018年追記

ホンダドリーム藤井寺で見た2017年型CB650F

最近、ホンダドリームをチェックしていたら2017年のモデルでも70万円台の試乗車落ちのCBR650Fがありました!こういった新古車は狙い目だと思います。

※2018年11月追記

大阪モーターサイクルショーでのCBR650R

イタリアのミラノで開催されているEICMAで新型CB650RとCBR650Rが発表されていました!とはいってもバリバリのレプリカマシンではなく、Fコンセプトを延長させた650Rということです。

普段使いにも使えるコンセプトのまま、エクステリアをCB650Rは、新しいCBシリーズのものに近いLEDの丸目ライトのネイキッドになり、CBR650RはCBR1000RRのようなイメージのカラーリングと2眼ライトのフルカウルマシンに進化しました。

倒立フロントフォークや、ラジアルマウントされたブレーキなど、足回りの強化に加えてエンジンの出力アップに6kgの軽量化など様々なところが改良されています。トルコンや、シフトインジケーターなども含め、豪華な仕様となっていますが、気になるのは価格です。

※2019年3月追記

新型CB650R

大阪モーターサイクルショーで実車を見てきました!CB650Rは、96万円(ABS標準搭載)で、CBR650Rは104万円(ABS搭載)となり、豪華装備で値段はあまり高くなっていませんでした。

 

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