エレキギターの調整について:弦高・オクターブ・PUのセッティング!

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エレキギターをフェンダー・アメリカン・テレキャスターギブソン・SG スペシャルと2本買い替えました。当然のことながら、エレキギターは自分の好みのセッティングがあって、今回は個人の範囲でできる調整について紹介していきます。

目次 この記事の内容

  • 最初に調整するのは弦高
  • オクターブ調整について
  • PUの高さ調整
  • 調整の必要性

最初に調整するのは弦高

SGのブリッジ部

弦高調整は、ネックの状態が順反りもしくは逆反りしている場合、トラスロッド調整で反りを調整してから行います。今回は、中古で買ったとはいえ、楽器店でネックの状態を調整済みのギターですので、トラスロッド調整はオミットします。

もし、ヤフオクや個人売買で購入したギターのネックが反っている場合は、必ずトラスロッドでネックを調整してからにして下さい。トラスロッドは、自分でいじるよりリペアショップでやってもらった方が確実です。

ネックの状態が反っていないことを確認したら、最初に行うのが弦高調整です。フェンダーの場合は、1.27mm(USA)もしくは1.5mm(日本)の六角棒レンチで、ギブソンの場合(チューンOマチック)はで調整可能です。

一番簡単なのはギブソンです。弦を緩めてブリッジの下部にある、サム・ナットと呼ばれる高さ調整のつまみを上下させます。メーカー出荷時は、12フレットで1弦側が2.0mm、6弦側が2.5mmです。

弦高を正確に計測するためには、鉄製(もしくはステンレス)のスケールを用意します。このスケールは、ホームセンターなどで、安価に売られているので1本あれば便利です。12フレットのブリッジ側(つまりギター本体側)のフレットの一番上にスケールを垂直に当てて、弦との距離を測ります。

コツは、スケールを弦の内側、つまり目線の奥にしてゲージを当てることです。必ず数度行い、ちゃんとした高さを計測しましょう。垂直にしていない場合は、高さ自体が変わっている場合があります。

ここの高さの目安については、諸説ありますが、筆者は1弦1.5mm、6弦2.0mmという高さにしています。0.5mmの高低差については、6弦の方が太いので、よりビリ付きやすい弦なので、フレットから離しています。ここは個人差があるので、人によっては、1弦1.3〜2.0mm、6弦1.8〜2.5mmと弾きやすい高さに偏差があります。

フェンダーの場合は、ブリッジのサドル部分をネックのアール(湾曲)に合わせる必要があります。六角レンチをサドルに入れて、ネックのブリッジ側のアールを目で確認してから、1〜6弦の高さを個別に調整します。ビンテージなどのV字ネックのような極端な角度のものから、アメスタのようなアールの穏やかなものまでピンキリです。

ここで、高さがちゃんと規定値にならない場合は、ネックの反りが原因か、もしくはボディが浮いている場合(アコギで顕著)があります。そうなっていた場合は、自分で修正は不可能なので、リペアショップに持ち込みましょう。

ギブソンのチューンOマチックの場合は、テールピースの両側にテンションの調整ネジがあります。マイナスドライバーもしくは、コインで調整可能(筆者は10円玉)なので好みのテンションに調整可能です。

*2019年12月追記

SGの弦がよく切れていたので、テールピースの調整を行いました。テールピースをある程度下げてテンションを上げた方が、ギブソン系のミディアムスケール特有の緩めなテンションには丁度いいのかもしれません。

というのも、筆者のSGの場合、このセッティングの方が、1、2弦のペグのポストに弦が綺麗に巻かれるので、個体差もあるかもしれませんが、テールピースも若干下げた方がいい結果となりました。

オクターブ調整について

テレキャスターのブリッジ部

エレキギターは、ブリッジに駒があるので、オクターブの調整が個別に可能です。ギブソンのバーブリッジや、フェンダー・テレキャスターの3wayサドル以外は、基本的に6弦全て可能になっています。

ここの調整はフェンダーは、プラスドライバーを、ギブソンはマイナスドライバーを使用します。ブリッジのサドルは締め込んだり緩めると前後して、位置を調整するようになっています。

開放弦と12弦のオクターブを調整する場合、実音より12フレットが低い場合は前に、高い場合は、後ろに動かします。チューナーが正確でも、多少の偏差はあるので、あまり神経質に調整しないのがコツです。というのも押弦する力の具合で、微妙なピッチ差が出るのは当たり前なので、だいたい合っていたらオッケーです(大汗)。

基本的にオクターブ調整は、弦高調整をやった後は必ず行います。また、弦交換などでチューンOマチックがずれてしまった場合にもチェックします。そして、必ず新品の弦を張り替えたタイミングにしています。弦の劣化でオクターブがずれることがあるからです。

問題はごく稀にある、やたらとピッチの合わない外れの新品弦に会った場合です。この場合は、弦の交換をするしかありません。また、ストラトキャスターのようなシンクロナイズドトレモロを搭載しているギターについては、フローティングさせている場合は、木片などをユニットに挟んで固定するようにします。

オクターブ調整は、ネック調整、弦高調整の両方が終わった後でしないと意味がありません。弦のゲージや種類を変えた場合にも調整は必要なので、覚えておいた方がいい調整方法です。

PUの高さ調整

テレのフロントPU

今回、一番失敗していたのがPUの高さ調整です(大汗)。最近よくある、PUの高さについて、高い方がノイズが少ないという説を鵜呑みにしていました。筆者のフェンダー・アメリカン・テレキャスターは購入した状態で、最終フレットを押さえて1弦側2.0mm、6弦側2.5mmで調整されていました。

ノイズは確かに少なく感じたのですが、やたらと過敏に反応するので、ハイフレット付近で、変にハイが強調されすぎなような気がしていました。

しばらくそのままで弾いていたのですが、フェンダーのPUは下げ気味の方がいいと昔よく言われていたので、そのセッティングを試してみたら、ポップノイズは若干増えても過敏なところが無くなったのです。


ピックアップの構造的に、ポールピースにまで磁力のあるフェンダーのシングルコイルの場合、ある程度離した方がいいように感じました。目安としては、最終フレットを押さえて、ポールピース(もしくはカバー)の高さを現在3mm以下にしています。6弦側を少し(0.5mm程度)下げた方が、弦の太さからバランスが取れます。

フロントよりも、リアの方を上げるというセッティングが普通なのですが、テレキャスの場合、フロントの方がPUの出力が小さいので、実際にアンプで鳴らして調整してみると同じ位の高さになっていました。

3つのピックアップが同じ大きさのストラトの場合は、経験上フロントを一番下げて、リアを一番上げ、ミドルはその中間というのがベストです。また3ピックアップあるため磁界が強いので、テレキャスよりも下げ気味にする必要があります。

SGのネックの状態を見ている筆者(tkd69)撮影 秋山タカオ

また、ギブソン系のハムやP-90は、ポールピースに磁力がないタイプなので、昔から上に上げた方がいいと言われています。しかし、購入したSG スペシャルはリア側を上げすぎると音が暴れた感じになるので、こちらも3mm以下にしました。SGに関しては、フロントを下げ気味にして調整しています。

SGで現在困っているのは、ポールピースの調整ネジが固着していて、指板のアールに近い状態にする微調整ができていないことです。ぶっちゃけ、一度PUを外してから整備するか、このまま使うかのどちらかになりそうです。なんとか4弦だけは、少し上げ気味にはできました。

ギブソンはポールピースにマイナスドライバーで調整可能にはなっているものの、ボディの調整ネジで大まかな高さは調整できるので、そこまで気にはなっていませんが(大汗)。

調整の必要性

今回使用した調整ツール 右からスケール、六角レンチ、精密ドライバー(大きいドライバーも必要)

基本的にギタリストは、ある程度ギターを調整できないとちゃんとした状態でエレキギターのポテンシャルを発揮できないと思います。一度調整すれば、弦高や弦のゲージや種類を入れ替えない限り、そのまま使えるので、買った直後に必ず調整するようにしています。

ギブソンのミディアムスケールに合わせて、アーニーボウルの010〜046のレギュラースリンキーを使用しています。カタナギターズでSG買ったら、ダダリオの010〜046をもらったので、先にそっちを張ってみました。フェンダーは、009〜042のゲージが合うとか言われていますが、僕はフェンダーでも010〜046です。

今回の調整で、ハイフレット付近で過敏だったテレキャスが使えるようになったので、しばらくはSGとテレの2本をメインギターとして使えそうです。普段からギブソン系をメインにすることが多かったのですが、ヘリテイジからSGとテレになったことで、フェンダーも久々に使用頻度が上がっています。

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