エリア88:戦闘機マンガの最高峰は白熱の戦闘巨編

Pocket

新谷かおるの白熱の戦闘巨編、『エリア88』は筆者(tkd69)にとって心のバイブルとでもいうべき漫画です。今回の完結漫画の名作シリーズは、以前ウニモグのことを書いた時にも紹介した『エリア88』について語っていきます。

目次 この記事の内容

  • 悲運の1980年代のジェット戦闘機
  • 多数の戦闘機が登場する地獄の戦場
  • 裏切られて外人部隊のパイロットとなったシンと仲間達
  • 7人の戦士達の鎮魂
  • 戦闘機漫画の金字塔

悲運の1980年代のジェット戦闘機

10巻 P150 主人公風間真の愛機F-5G(F-20)タイガーシャーク

近代戦において重要な制空権ですが、1980年代に限って言えば、あまり活躍していません。ジェット戦闘機同士のドッグファイトが頻繁に行われていたのは、80年代以前の朝鮮戦争やベトナム戦争まででした。80年代で戦闘機が活躍していたのは、中東の紛争地域くらいで、限定的なものでした。

もっとも、第2次世界大戦のような大規模戦闘は多大な犠牲が出ますし、このような平和の方が戦闘機にとっても、パイロットにとっても幸福だったのかもしれません。

新谷かおるがアシスタントをしていた松本零士『戦場まんがシリーズ』や、ちばてつやの『紫電改のタカ』のようなレシプロ機での戦闘機が活躍する漫画作品はありました。しかし、7〜80年代のカッコいいジェット戦闘機が活躍する漫画は皆無と言っていいくらい、ありませんでした。

これは、実際に戦闘に使われたゼロ戦や、メッサーシュミットなどの第2次大戦期のレシプロ機と比較して、当時の第3〜第4世代の最新鋭ジェット機が実戦に使われていないことの証明とも言えました。

当時は、アメリカとソ連の間の冷戦が続き、1960年代初頭のキューバ危機などの戦争の危険はあったものの大国同士の大戦は起こらず、代理戦争が紛争地域で展開するくらいでした。下手なことになっていたら全面核戦争の恐怖があり、本当に先の見えない時代だったと思います(現代でもこの恐怖は残っている)。

そして、この世代の戦闘機が活躍する漫画が、新谷かおるの『エリア88』でした。『少年ビッグコミック』で連載開始されたのは、『機動戦士ガンダム』が放送開始された年と同じ1979年です。連載が終了した1986年の8年間かかって完結しており、あだち充の『みゆき』と並ぶ隔週連載の『少年ビッグコミック』の看板作品でした。

多数の戦闘機が登場する地獄の戦場

1巻P38 シンとF-8Eクルセイダー

エリア88の舞台となっている中東の小国アスラン王国は、架空のイスラム国家です。産油国として豊富な資金を持ち、内乱が起こるまでは平和な国でした。しかし、内乱が起こってからは、友好国であるイスラエルや当時の西側諸国から輸入した兵器を使って、アスラン政府軍と東側の支援する反政府軍の血みどろの戦闘が各地で起きました。

エリア88は、外人部隊を中心とした戦闘のプロが多数いる空軍基地です。アスラン内戦における激戦区の中でも腕っこきが集まり、ジェット戦闘機や爆撃機で反政府軍にとって最大の脅威となっている「地獄の一丁目」の基地でした。

中東の小国の内乱というところは、近代におけるジェット戦闘機の活躍という点において、重要なポイントです。不足しがちな航空機パイロット(養成するのに資金と期間がかかる)を傭兵で構成するというのは理に適っています。外人部隊のパイロットは、武器商人マッコイじいさんが手配する中古戦闘機で戦います。

主人公、風間真が乗るF-8Eクルセイダーやサーブ35ドラケン、他の傭兵のF-5Aフリーダムファイター、A-4スカイホークなどは、1979年の連載開始当初では、10年落ちの中古戦闘機です。しかし、外人部隊の傭兵が戦闘機をマッコイから直接購入するシステム(フィクション要素の強い部分)では、こういった中古戦闘機が活躍しました。

連載当初は、最新鋭の機体が登場するのは、アスラン正規軍に配備されているクフィールのみでしたが、徐々に方向性が変わってきます。風間真のF-5EタイガーII(1巻参照)を皮切りに、シンの親友でアメリカ人のミッキー・サイモンの乗るF-14トムキャット、爆撃の名手グレッグの乗るA-10サンダーボルトIIなどが登場するようになってきます。

物語中盤以降は、風間真のF-20(F-5G)タイガーシャークや、X-29のような試作戦闘機や実験機まで登場します。

裏切られて外人部隊のパイロットとなったシンと仲間達

22巻 P105 左からキム、シン、セラ、ミッキー

大和航空(架空の航空会社)の海外実習生だった風間真は、親友だった神崎悟に裏切られて、アスラン外人部隊の契約書にサインしてしまいます。契約期間は、3年間で、その間生き残るか、違約金の150万ドル(当時のレートで3億円)を支払うしか外人部隊から除隊できないのです。

シンは、腕利きのパイロットの集まるエリア88の中でも卓越したパイロット能力でNo1パイロットとなります。司令官で王族である、サキ・ヴァシュタール中佐の元で、地獄の一丁目と呼ばれる過酷な戦場を生き抜いていきます。

そしてシンの周りのパイロットには、運命に裏切られた者が多く、「優しい男たち」が集まっていました。

アメリカ海軍機乗りのベトナム戦争帰りで、戦場でしか生きられなくなったミッキー、ダブルスパイを殺害したことでデンマークにいられなくなったグレッグ、元西ドイツの空軍パイロットで訓練中の事故で部下を死なせてしまったフーバーなど、様々な事情で外人部隊に入らざるを得なくなった男たちでした。

当時の冷戦時代の西側と東側の兵器の実験場のような、アスラン内戦には、様々な思惑が渦まいていました。5巻から登場する砂漠空母や、西側の部品を使ったフォージャー(11巻)など、死の商人(軍産複合体)の影がちらつくようになってきます。

砂漠空母の攻撃によって半壊したエリア88から、新しい山岳基地に移動します。飛行学校の教官であるラウンデル少佐がサキの副官となり、シン、ミッキー、グレッグは大尉となって中隊指揮官となります(9巻参照)。シンは、ウォーレン少尉を副官にして(ミッキーにはケン)キムという少年兵を部下にします。

そして、マッコイじいさん脅威の仕入れ能力で、シンの専用機となるF-5G(F-20)タイガーシャーク(ノースロップ社の試作戦闘機で3機のみ製造)や、ミッキーの2機目のF-14トムキャット、グレッグのA-10サンダーボルトIIなど、当時としては最新鋭の機体が88に揃うことになるのです。

シンは、恋人である涼子の元に帰るため、死線の中をくぐり抜けていきます。そんな中、アスラン内戦は死の商人の策動によって反政府軍の勝利に終わり、エリア88はプロジェクト4と呼ばれる集団に狙われていきます。

※ここからネタバレあり

7人の戦士達の鎮魂

23巻 P20 グレッグの死

神崎の情婦で野望に加担していたジュリオラは、ソリア姫(サキの母)がコールドスリープによって生きていたことを知ります。神崎は、ジュリオラにソリアを抹殺するように命令します。しかし、ジュリオラは、神崎の命令に背き、霊廟に火を放った後、密かに病院で治療させ、記憶のないソリアを自分の妹として匿うのです。

サキの父親で反乱軍を指揮していたアブダエル・ヴァシュタールは、ソリアの霊廟を燃やしたのは、ザク国王派の仕業だと思いこまされ、神崎にエリア88に対する総攻撃を命じます。

サキの要請により、ザク国王(ファントム無頼の太田司令のそっくりさん)を友好国のフランスに亡命させたシンは、そのまま除隊します。しかし、長年染み付いた戦場の緊張感が忘れられず、平和という名の地獄に苦しめられます。シンは涼子に別れを告げ、傭兵部隊マークIIIの作戦に参加します。

しかし、アフリカの一国家、バンバラ(架空の国)の鉱山を巡って大統領一家をガードする作戦の裏には、死の商人や大国の思惑が絡んでいました。マークIIIは当初、革命を仕掛け、ガードしたシンの部隊で大統領に恩を売り、地下資源豊富な鉱山の在りかを聞き出す目的でした。

しかし、プロジェクト4によってアスランがブラシアを併合したことにより、状況は一変します。つまり、地下資源は中東の方が豊富なので、バンバラの鉱山は後回しにされたのです。傀儡政権を樹立した方が安上がりなので、シン達を大統領暗殺の犯人に仕立て、抹殺することにしたのです。

シンは、ボッシュの計略を見抜き、ウニモグでバンバラから脱出します。シンは、大統領の娘を助け、スイス銀行に貯蓄されていた800億ドルの大統領の資産を引き継ぎます。

その一方で、プロジェクト4を陰謀によって掌握した神崎は、スエズ運河に侵攻を開始します。エリア88は、その作戦を感知し、プロジェクト4の補給線を強襲します。

戦果は上げたものの、プロジェクト4の反撃により、基地は壊滅的な打撃を受けます。しかし、エンタープライズ級の空母がシンによってエリア88に与えられ、新たな基地となるのです。

日本に帰ったシンは、涼子と結ばれます。戦場に心を囚われたシンは、苦しみながらも涼子との生活を望むようになっていきます。しかし、神崎と日本で会ったシンは、自らの出生の秘密を知り、神崎が裏切った真相を聞くのです。実は、シンの本当の母親は、日本の財界に君臨する海音寺八兵衛の長女、翔子だったのです。

神崎の母親は、風間英人の妻で神崎は風間の子供でした。私生児を身ごもった翔子を風間に嫁がせることで面子を守ろうとした海音寺は、総理大臣の椅子を風間に譲ったのです。翔子は真を産み、シンは施設で育ちました。

神崎と神崎の母は、離縁され、実家に帰ることになったのです。神崎は、母親の自殺の真相を知り、シンに復讐するために外人部隊に送りこんだのです。しかし、神崎はシンへの復讐以上に世界を憎んでいました。中東での戦いを拡大し、世界中を戦火に巻き込もうとする神崎を止めるため、シンは再びエリア88に戻るのです。

サキは、砂漠の旧88基地に戻り亡霊達から、7人の信頼する部下の話を聞きます。ミッキー、グレッグ、ウォーレン、ケン、キム、セラの名前が浮かぶ中、最後の一人がシンであることを予感していました。そして、プロジェクト4との決戦を前にして、シンが新たな翼、X-29と共にエリア88に帰還した時、その想像が確信となるのです。

エリア88は、プロジェクト4のタンドリア攻撃に対し、敢然と立ち向かいます。エリア88の攻撃により、スエズ運河への足がかりを得られない状態が続き、神崎はスポンサーから1週間で攻略できなかった場合、支援を打ち切ると言われます。

神崎は、自らF/A18ホーネットで中東に乗り込み、エリア88とシンに対する決着をつけようとします。一方、アスラン反乱軍(元アスラン政府軍)が、各地でアスランを取り戻す戦いを始めます。

そして、サキがついにクフィールで出撃する時、エリア88としての最後の戦闘が始まるのです。グレッグのA10が、対空砲火によって撃墜され、グレッグは脱出したものの、戦火に巻き込まれた子供の銃弾によって倒れます。グレッグは、自分を撃った子供を庇って静かに死にました。

ラウンデル少佐は、エグゾセ(対艦ミサイル)から空母を守るため、バッカニアで盾となって散りました。ウォーレン(シンの副官)は、Mig-21に機体ごとぶつけられ、脱出装置が作動しなかったために、命を落とします。

サキは、シンと共に直接王宮に乗り込み(墜落からの脱出)し、父であるアブダエルと決着をつけようとします。しかし、シンに止められてアブダエルから母ソリアが生きていたことを知ります。アブダエルは、外資の力で医療技術を発展させることを望み、ザクは、外国の影響力を恐れました。

そして、神崎の奸計を知ったアブダエルは、サキに「私達は何をやっていたんだろうね・・・」と最後の言葉を残して生き絶えます。サキは、母の霊廟にシンの前で入っていき、一発の銃声が中から聞こえてきます。


シンをヘリで回収したキムは、戦闘機に攻撃されます。ケンのクフィールが救いますが、ボロボロの状態だったため、そのまま墜落します。ミッキーのF-14は、妻であるセラを守るため、ゲイリー・マックバーンのMig-21の銃弾を受けます。

着陸後、トムキャットは爆発し、セラもミッキーと共に死亡します。この時点で、エリア88の主要メンバーは、シンとキムだけになってしまったのです。シンは、「みんな逝ってしまった・・・」と呟きます。しかし、ついにアスランは、反乱軍とエリア88によって奪取されました。

神崎は、最後に基地からIRBM(中距離弾道ミサイル)を発射しようとしますが、腹心だったゲイリーに裏切られます。神崎はゲイリーを撃ち、シンと決着をつけようとします。

シンは、F-20タイガーシャーク(14巻でキムに譲渡)で出撃し、神崎のF/A18と戦います。神崎が最後にシンに教えた真相は、シンの母と神崎の父親を殺したのが、神崎の母でだったということでした。その後母親は、神崎と心中するつもりが、神崎だけが生き延びたということでした。

ループして正面から撃ち合うシンと神崎、神崎は「真!お前に引き金なぞ引けるものか、お前に引く資格なぞあるものかー!」と叫びます。真は神崎のホーネットに対して引き金を引いて、撃墜します。しかし、タイガーシャークも激しく20mm機銃弾を喰らい、満身創痍で帰還します。

23巻 P181 ジュリオラと神崎の子供 ジュリオラは新谷かおるの奥さんの佐伯かよのが描いていた

記憶を取り戻したソリア王妃と療養から回復したサキの弟、リシャール王子が王家を継いで、アスランは共和制となり、ザク前国王が首相となって政治を行います。シンは一命を取り止めたものの88にいた頃の記憶を失い、涼子と共に日本に帰国します。

空港でシンを見送るキム、その飛行機を神崎の息子を抱いたジュリオラが見送るラストで、エリア88は完結します。最終回にアシスタントを含めたスタッフを書くラストは、この『エリア88』が最初です(高橋留美子が先を越されたと悔しがっている)。

『機動警察パトレイバー』、『鉄腕バーディー』で知られるゆうきまさみの名前もあります。新谷かおるは、松本零士の元アシスタントで、『宇宙海賊キャプテンハーロック』のヤッタラン副長のモデルです。そして、新谷かおるの奥さんが、少女漫画家の佐伯かよので、エリア88ではジュリオラやモブキャラを書いていました。

ヤッタラン副長がプラモデルを作っているのは、モデラーとしても名高い新谷かおるが、資料用に松本零士からプラモを作らされていたことからきています(笑)。こういった師弟関係も面白いです。

戦闘機漫画の金字塔

13巻 P58 クフィールとトムキャットとタイガーシャーク

新谷かおるは、『エリア88』が連載される前の1978年から、史村翔(武論尊の別ペンネーム)が原作の『ファントム無頼』でヒットしていました。ファントム無頼は、航空自衛隊のF-4EJファントムに乗るパイロット、神田と栗原が様々な事件をファントムと共に解決していく物語です。

そして、1980年代において『ファントム無頼』と『エリア88』は、2大ジェット戦闘機もの漫画として君臨していました。特にエリア88は、1985年〜1986年にOVAで3話製作され、その内の2話をまとめた劇場版が1985年に公開されました。2004年のテレビアニメよりも、こちらのOVAの方が出来がよかったです。

エリア88が優れたところは、実際の戦闘機の運用方法と異なり、外人部隊という設定を利用して西側の戦闘機を多数登場させたことです。普通の軍隊では、パーツの共用や弾薬の関係上、量産された機体で種類を統一し運用します。

アメリカ製の戦闘機の多くが、20mm機銃を採用しているのに、イスラエル製のクフィールは30mmだったりするので、弾薬の関係上整合性が取れません。また、整備をする際に規格統一することは重要で、傭兵部隊であっても例外ではありません。中古といっても数十億するバカ高い戦闘機を個人が購入するのは不可能です。

アスランが実際にあった場合は、制空戦闘機としてクフィール1機種のみの採用が妥当だと思います。A-4が攻撃機として併用され、F-5Aあたりが旧式として数十機残っているくらいでしょう。しかし、新谷かおるはそんなことを解った上で、当時最新の機体までも惜しみなく作品に登場させています。

こういった漫画ならではの奇抜な発想のおかげで、航空機ファンが喜ぶ、不遇の第3〜4世代戦闘機活躍する舞台が出来たのです。エリア88が連載開始された1979年と言えば、『機動戦士ガンダム』が放送された年で、ミリタリーテイストの強い作品に対する需要が高まった時期でもありました。

松本零士の元で、資料用のプラモデルを作り続けた新谷かおるだからこそ、多数の種類の戦闘機を漫画としてカッコ良く見せることが出来たのでしょう。当時の小学高学年から、大学生は『エリア88』を読んでいました(主に男子)。筆者も例外でなく、小学生の頃の夢は、戦闘機のパイロットでした(笑)。

4巻 P173 こういった詩が随所に見られる

1980年代当時の漫画家やアニメのスタッフは、『エリア88』に多大な影響を受けています。ゆうきまさみが、週刊少年サンデーで『機動警察パトレイバー』を連載したのも、この作品でアシスタントをしていた経験があったこそですし、他作品でアシスタントだった島本和彦も、新谷かおるからの影響を受けています。

1983年から放送された高橋良輔監督の『装甲騎兵ボトムズ』の主人公キリコが戦場を地獄と表現したり、レッドショルダーでの記憶に苦しめられるところは、エリア88を彷彿とさせました。『機動戦士ガンダムSEED』の監督の福田己津央は、エリア88と新谷作品の大ファンでした。

ゲーム作品の『エースコンバット』シリーズは、エリア88の機体が多数登場したり、設定にも影響を受けています。

そして、エリア88で強烈だったのは、作中何度か出てくる男たちの哀愁と、ポエムです。「おれたちは外人部隊(エトランジュ)・・・、紙切れよりも薄い己の命・・・、燃えつきるのにわずか数秒・・・」といったようなカッコいい詩が何度も登場します。

ボトムズの次回予告もかなりエリア88を意識していて、こういったポエム風になっています。当時、いかにこの作品が他の映像作品に影響を与えたかが伺えます。新谷かおるは、他にも『ふたり鷹』や、『クレオパトラD.C.』、『砂の薔薇』などの代表作がありますが、最高傑作と言えば間違いなくエリア88です。

マンガの関連記事はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください