MotoGP フランスGP:マルケス圧巻の走りとホンダ300勝!

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MotoGP 2019年の第5戦は、フランスのル・マン・ブガッティサーキットで5月19日に開催されました。天候が思わしくないレースウィークでしたが、決勝は曇りで路面温度の低いレースとなりました。

栄光のル・マンでホンダの300勝なるか?

出典 https://www.honda.co.jp/ ホンダの300勝記念撮影

今回MotoGPが開催された、ブガッティサーキットは、2輪のル・マン24時間耐久レースが開催されるサーキットです。また、ブガッティサーキットに、公道部分を足して開催されるのが、4輪のル・マン24時間耐久レースです。その場合は、サルトサーキットと呼称されます。

ブガッティ・サーキットは、メインストレートが450m、バックストレートが674mと短く、全長は4,185mのテクニカルなサーキットとして知られています。また、このレースでは、1966年から続くホンダの最高峰クラス300勝のかかったレースでした。

金曜日からのフリープラクティスで、好調だったのが、ヤマハファクトリーチームの、マーヴェリック・ビニャーレス選手です。初日はトップタイムで好調ぶりをアピールしていました。

注目は、20歳の俊英、ヤマハサテライトチームのファビオ・クアッタハッホ選手で、前回で、最年少ポール・ポジション更新という偉業を成し遂げたばかりの母国グランプリでの走りに期待が集まりました。土曜日のFP3終了時点で、レプソルホンダのマルク・マルケス選手に続く総合3位となかなかの好調ぶりでした。

出典 https://race.yamaha-motor.co.jp/ ヤマハのクアッタハッホ(左)とロッシ(右)

レプソル・ホンダのホルへ・ロレンソ選手の総合4位も、目立ちました。しかし、土曜日は、Moto3の予選から雨が降り始めてきました。ヤマハのバレンティーノ・ロッシ選手は、Q1でスリックで速めにタイムを出し、Q2進出を決めました。

Q2になると、雨が本降りになり、路面が濡れてきました。そこで、レインタイヤを選択したライダーが、早めにタイムアタックをしていきました。その中でも、マルケスはいきなり1分40秒を出しトップタイムを叩き出しましたが、その後の周で転倒してしまいました。

マルケスが凄いのは、ここからまた走り始め、明日の決勝のためにレインのセッティングのデータを取っていたことです。1分42~43秒で流して走っていたので間違いないです。予選2位には、ドゥカテイワークスのダニーロ・ペトルッチ選手が入り、3位にドゥカティ・プラマックレーシングの雨に強いジャック・ミラーが入りました。

ドゥカティワークスのアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手が4位、5位にはロッシが雨の中タイムを上げて入りました。LCRホンダの中上貴晶選手は、予選7位と好調でした。

ランキング2位のスズキのアレックス・リンス選手は予選19位と調子が上がりません。ロレンソも予選8位、クアッタハッホは10位、ビニャーレスも12位とフリープラクティスと異なるコンディションに、調子を崩したライダーもいました。

序盤から飛ばすマルケス

出典 https://www.honda.co.jp/ 序盤から速いペースで周回するマルケス

Moto3では、ホンダの鈴木竜生選手が序盤からトップでレースを引っ張っていました。終盤に鈴木が転倒した後に、ホンダの鳥羽海渡選手が、トップグループで頑張っていました。最終ラップで、KTMのアロン・カネット選手の無茶な突っ込みのせいで、6位になってしまいましたが、ポイントはしっかり取りました。

Moto2では、マルク・マルケスの弟のアレックス・マルケス選手が優勝し、長島哲太選手が、予選31位からジャンプアップの11位入賞という結果に!しかし、Moto3、Moto2共に、雨は降っていないものの、曇りのため路面温度が低いせいか、転倒者が続出していました。


しかも、MotoGPではスズキのジョアン・ミル選手と、ドゥカティのカレル・アブラハム選手が、ウォームアップラップ中に転倒するというアクシデントがありました。ミルはなんとか、レーススタートの周回で、ピットスタートから本戦に参加できましたが、周回をまたいでしまったアブラハムは失格になってしまいました。

スタートしてからペトルッチが前に出たものの、すぐにマルケスに抜かれました。3位に、ミラー、4位にロッシという順で周回していきます。マルケスは、ミラーと競っていましたが、序盤から徐々に引き離していきます。

そして、ビニャーレスが、ドゥカティ・プラマックのフランシスコ・バニャイア選手と同じコーナーで転倒してしまいました。マルケスは、32秒台をコンスタントに出して、ペースを保ちます。

マルケス節目のホンダ300勝と兄弟同時優勝!

出典 https://www.honda.co.jp/ アイキャッチ画像も公式ページより ホンダの300勝を達成したマルケス

ドゥカティワークスの2台が、2位争いを展開していました。2位にドヴィ、3位にペトルッチという順位は、チームオーダーが出る場合があります。というのも、エースは、ドヴィツィオーゾで、このままの順位でいけば、リンスを逆転してのランキング2位です。

ペトルッチは、2番手のライダーとして、ドヴィのチャンピオンシップを援護しないといけない立場なのです。とはいえ、シーズン序盤の時期からは、チームオーダーは考えにくいですし、ペトルッチもドヴィに何回かは仕掛けていました。

それでも、あまりパッシングシーンが無かったのは、低い路面温度のせいで、タイヤのグリップに自信が無かったからでしょう。ドゥカティワークスが、2位争いをしていると、レース残り9周というところで、中上が転倒してしまいました。

レースは結局、マルケスの圧勝で、2位にドヴィ、3位にペトルッチ、4位にミラー、5位にロッシ、そして6位になんと!KTMのポル・エスパルガロ選手が入りました。

KTMのマシンの出来が段々良くなってきたのでしょう。テストライダーのダニ・ペドロサの怪我も良くなってきたので、これから開発が進んでくるかもしれません。マルク以外に、2~4位をドゥカティが入っているので、今のところホンダ陣営はマルケス頼みということになっています。

コンスタントにポイントを稼いでいた中上選手の転倒は仕方ないので、切り替えが重要です。いい成績を残していれば、新型のRC213Vの供給もあるかもしれないからです。

ホンダの最高峰300勝を達成したのは、マルケスでした!26歳にしてMotoGP5度のチャンピオンの実力は底が知れないです。このままいけば、過去に7度、最高峰クラスのタイトルを獲得したロッシを超える記録を樹立するかもしれません。

ただ、クアッタハッホのような新鋭が、将来的にマルケスを止めるかもしれません。また、ドヴィツィオーゾやロッシのようなベテラン勢も手強い存在です。今回は、ふるいませんでしたが、リンス選手にもマルケスを脅かす可能性を感じます。

しかし、そういったライバルが多い中で着実に勝利をつかんでいくマルケスの強さには毎回驚かされます。チャンピオンシップで、トップはマルケス、2位にドヴィ、3位にリンス、4位はロッシとなりました。ポイント差は、1~4位まで23ポイント以内ですので、まだまだ逆転は可能です。次回のレースは、6月2日のイタリアGPです。

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