2020年夏アニメ:厳選した4作品

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2020年の夏アニメは、色々と忙しかったため、あまり本数を鑑賞しなかったです。それでも、4作品を視聴したのでレビューをやっていきます。評価はそれぞれ、星5が最高となります。

目次 この記事の内容

  • デカダンス
  • 銀河英雄伝説 Die Neue These
  • ノー・ガンズ・ライフ
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
  • 4作品に絞った今期

デカダンス

画像はアイキャッチも含めて公式ページより http://decadence-anime.com/

『デカダンス』というタイトル以外に、情報のないまま視聴したアニメでしたが、これが大当たりでした!1話目に、主人公のカブラギとヒロインのナツメが住むデカダンスという移動要塞が起動し、巨大なガドル(大小様々な怪獣のような生物)にデカダンスキャノンをぶっ放すシーンにやられました。

このアニメは、2話目で人類自体がソリッドクエイク社によって管理運営され、人工知能とサイボーグによって支配されている世界であることが解ります。ナツメ達、タンカーと呼ばれる人類は真相を知らないまま、刺激を求めるサイボーグが、素体という人間体を使って、ゲームとしてガドルと戦っている構図が明らかにされるのです。

OPに使われている、昔のドット絵のような表現や、どこか懐かしさを感じさせるようなサイボーグ達のデザインは、デカダンスの世界とサイボーグの世界を線引きさせることに成功しています。

筆者が投稿したこの記事の動画バージョンです。

つまり、異なる2つの世界を強調することによって、ランカーと呼ばれる作中でも強力な力を持ったサイボーグであるカブラギの世界と、ナツメの住む人間の街タンクとの対比をしているのです。

主人公が2つの世界を行き来することによって、真相を知らないヒロインとの関係性に悩むところや、無重力状態でも可動できるタンクによって『進撃の巨人』に出てくる立体機動装置のようなギミックのある戦闘シーンなど、見所がたくさんありました。

アニメーション制作はNUTで監督は『デス・パレード』、『モブサイコ100』の立川譲、シリーズ構成は瀬古浩司です。全く新しい感覚のオリジナル作品で、1クール12話でしっかりまとめてきました。

この作品で一貫して描かれていることは、意思によって状況を覆すというもので、現実でも起こって欲しくなるような熱い展開がてんこ盛りでした!星はぶっちぎりの5で、今期の中で一番楽しみにしていた作品です。

銀河英雄伝説 Die Neue These

『銀河英雄伝説』は、田中芳樹による不朽のSF小説です。最初のアニメは、同名タイトルで1988年〜2000年にかけて、OVAで販売されていました。深夜や夏休みにテレビ放送もされていました。

単行本(徳間ノベルズ)全10巻の正伝と、外伝4巻の大ボリュームの作品なので、正伝だけで4期に分けて30分110話をやり、外伝は52話という話数で余すところなく描ききったのです。ぶっちゃけ、原作ファンとして嬉しいアニメで、2000年に完結してからリメイクされるとは思ってもいませんでした。

『銀河英雄伝説 Die Neue These』は、第1期を2018年春に全12話で行い、アムリッツァ星域会戦の途中までやりました。つまり、原作1巻分ということになります(大汗)。

第2期も1クールで、原作2巻目までやったのですが、MBS系列からNHKに放送枠が変わっていたため、数話見逃してしまいました(大汗)。今作でのメインは、銀河帝国と自由惑星同盟、それぞれの内乱の集結です。ラインハルトは、親友であり、同等の能力を持つキルヒアイスを失う変わりに、銀河帝国の最高権力者となるのです。

このリメイク版は、原作に忠実で原作厨には見やすいところが多いです。前のオリジナル展開のあるキティフィルム版の方の展開も面白かったので、甲乙つけがたいです。原作イラストの加藤直之の描いたメカとは一味違う、各戦艦のデザインですが、ラインハルトのブリュンヒルトのみあまり変わっていません(笑)。

作画は流石にProduction I.Gで、デジタル化の恩恵もあり、大変素晴らしいです。監督は多田俊介、創作画監督に副社長の後藤隆幸、菊地洋子、シリーズ構成は高木登です。ぶっちゃけ作画は前よりも飛躍的に良くなっているので星は4.5です。

ノー・ガンズ・ライフ

画像は公式ページより http://nogunslife.com/

『ノー・ガンズ・ライフ』は、ウルトラジャンプにて連載中のカラスマタスクによる同名漫画が原作のアニメです。マッドハウス制作らしい、渋いハードボイルドSFとなっています。

2019年の秋に1クール12話を、2020年の夏に2クール目の13〜24話をそれぞれやりました。原作の切りのいいところまで、2クールかかってやった感じです。世界観的には、体の一部を機械によって機能拡張するエクステンドと呼ばれる人々がいる未来社会です。

オーバーエクステンドと呼ばれる特殊な体を持つ探偵、乾十三の頭はなぜか巨大なリボルバーです。どうやら過去に大きな戦争があり、十三はそこで兵士として戦っていたようです。

エクステンド事業によって巨大企業となっているべリューレン社のCEOの息子、荒吐鉄郎と関わることで、べリューレンの陰謀に巻き込まれる形で、物語は始まります。ハードボイルドに必要な、渋い大人とコートとタバコという三大要素をしっかり押さえた作品で、さすがはマッドハウス!という雰囲気があります。


1期目のOP”MOTOR CITY”は、なんと浅井健一で、レベルEの”Cold Finger Girl”以来のアニメOPでキレキレでした!このOPで視聴続けていたといっても過言ではありません。また、音楽担当は川井憲次で、なにげに豪華な布陣でした。

監督は、伊藤尚往で80年代のタツノコアニメ『赤い光弾ジリオン』の原画担当されていたこともあるベテランです。シリーズ構成は菅原雪絵で、ピッタリ2クールで切りのいいところにもってくるのはさすがだと思いました。やはりマッドハウスは安定感あるので、星は4です。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 完

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』は、渡航のラノベである『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』のアニメの完結編です。通称俺ガイルの1期は、2013年、2期の続は2015年、そして完は2020年とアニメが完結するまで、7年かかりました。

これだけ完結に時間がかかったのは、小説の刊行ペースを待っていたのも一因だと思います。ただ、2期からのヒキで5年待つのは辛かった・・・。

この完では、いつもの奉仕部の活動はメインでなく、2期からの問題である主人公の比企谷八幡と、雪ノ下雪乃、由比ヶ浜結衣の三角関係に焦点が当てられていました。結局のところ、素直になれない雪乃と八幡の関係性をどうするか?というところだったので、最終的にはうまくまとまったとは思いました。

奉仕部としての活動があるとすると、主にプロムナードのことについてだったのですが、こちらは完全におまけです。個人的には、平塚先生に幸せになって欲しかったのですが、今回も無理そうですね(笑)。

2期からアニメ制作会社が、ブレインズ・ベースからfeel.に変わっています。『だがしかし』や、『ヒナまつり』のようなコメディタッチの作品に定評のあるスタジオならではの出来で、監督はこれまたコメディの得意な及川啓で、シリーズ構成は大知慶一郎です。

正直いうと、1期と2期を見ていないとストーリーが把握出来ない作品で、俺ガイルシリーズのファンなら楽しめられます。もちろん筆者は後者なので、星は4とします。

4作品に絞った今期

今期の視聴が4作品となったのも、『仮面ライダー01』と、『ウルトラマンZ』という特撮番組に加えて、『半沢直樹』と『麒麟がくる』のドラマの視聴というアニメ以外の番組を見るためでもありました。

最近は、アマプラで過去の作品を見たり、映画が見れたりする上に、YouTubeのチェックなど、色々な媒体で映像作品を視聴することが増えた影響もあります。今回、紹介した4作品は、その中でも厳選した番組ばかりなので、評価が高いものが多く、最低で星4という結果になりました。

また、新型コロナの影響で、ノー・ガンズ・ライフや、俺ガイルの完結編が延期したこともあり、アニメ制作会社も色々と大変な時期でした。しかし、こういう時期でもしっかりと作品を作ることのできる、アニメスタジオはやはり凄いと思いました。特に俺ガイルは7年かかってようやく完結したので、感慨深いです。

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