VOX AC15C1の真空管交換!:曙光からエレハモEL84へ

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メインアンプのVOX AC15C1のパワー管を交換しました。新品購入していた時から付いていたパワー管は、曙光の中国製EL84でしたが、エレクトロ・ハーモニクス製のEL84のマッチドペアに入れ替えました。

目次 この記事の内容

  • EL84マッチドペア
  • バックパネルは下部の2本のみ?勘違いした無駄な工程
  • 作業終了!さっそく試運転
  • VOX ACシリーズの利点と欠点

EL84マッチドペア

今回購入したEH製EL-84

メインアンプのVOX AC15C1は購入してからの1年間で、レコーディングや練習に酷使したためか、パワー管が劣化したようなノイズが鳴り初めました。VOX系フルチューブは、クラスA回路のため、パワー管の消耗が激しいとは聞いてましたが、まさか1年で交換することになるとは思いませんでした。

しかし、悪いことばかりではなく、自己バイアス回路のため、マッチドのEL84を購入すれば、バイアス調整せずに自分で差し替えることができます。JJ ELECTRONIC(スロバキア製)やら、GROOVE TUBESやら色々なメーカーの物を悩みました。

昔からElectoro Harmonixの真空管が好きで、特にプリ管に使用していました。パワー管のEL84エレハモのロシア製のマッチドペアが3,278円で購入できるので、そのまま購入しました。

ぶっちゃけ、真空管の場合、差し替えるだけで交換可能なので難しい作業ではありません。しかし、VOX AC15C1の説明書には真空管交換の手引きがなかったので、今回は筆者(tkd69)が行った作業を書いていきます。

最初に断っておきますが、真空管の交換には多少の知識と、機械作業が必要になってきます。ラジオの分解などが苦手な人には推奨していませんし、自己責任で行ってください。

バックパネルは下部の2本だけ?勘違いした無駄な工程

写真の側面にあるビス穴の大きいビスを4本、大きい方のバックパネルの一番下の2本のビスのみで、真空管の付いている基盤部分を取り外すことができる

最初に考えたのが、マニュアルの確認です。しかし、メーカーとしては個人が勝手に真空管を交換することを推奨していないようで、やり方が書いていません。そこで、大きい方の上の部分のバックパネルから開けてみることにして、手当たりしだいにビスを外していきました。

この作業が思った以上に厄介で、10本以上ビスを外しました。特に一番下の長いビスを抜くのは骨が折れました。しかし、全てのビスを外してもバックパネルは開きません。試しに、コントロールパネルと、バックパネルの隙間にマイナスドライバーを入れてこじ開けようとしましたが、硬すぎて断念しました。

そんなこんなで、格闘するのがバカらしくなり、パネル側面の大きなビスを右と左の2本ずつ合計4本を外してみました。すると、いきなりコントロール部分と上部の大きなバックパネルが外れてきました!慌てて腕で支えて、スピーカーケーブルを一つずつ丁寧に外して、アンプの真空管を眺めてみました。

アンプの真空管 左からプリ管12AX7×3 パワー管 EL84×2

左の方から12AX7が3本、右にEL84が2本入っています。15Wの小型アンプなので、真空管の本数が少なくて助かります。バックパネルのビスは、下部の2本のみ取り外すだけで良かったようで、側面のごついビスが支えていたような感じです。


さっそくプリ管とパワー管のチェックをしてみます。12AX7Bは、パワーのある歪みが特徴のプリ管でおそらく曙光のものしょう。Bは中国製であることが多いです。プリ管は、トーンに影響が出やすいので、取り替えてみても面白いと思います。

12AX7B

次にパワー管を確認してみます。これも曙光の中国製のEL84管です。パッと見では劣化しているかどうか解りませんが、エレハモのものと交換してみます。

元から付いていた中国製EL84

真空管の交換はとても簡単で、固定している金具を引っ張って外して(カバーの場合は捻って外す)真空管を上に引っ張って抜くだけです。この時に真空管のピンを曲げたりしないように注意する必要があります。少しずつ揺らしながら抜くと綺麗に外れます。

大きく2本だけのピンが目印になるので、慎重に位置を合わせます。位置があったら少しずつ力を入れて押し込んでいきます。

作業終了!さっそく試運転

入れ替えたエレハモのEL84

ようやく、入れ替えが終了したので、真空管を固定していた金具を元に戻します。次にスピーカーケーブル類を全て元の位置に接続します。RCAピン2本については色で判断できます。スピーカーの接続ケーブル4本も元のセレッションスピーカーに接続し直します。

セレッション12インチグリーンバックスピーカー

最初に大きなビスを4本止めます。しかし、アンプの一番重い基盤の詰まった本体部分をずらさないように持ち上げながら側面のビスを止めるのは大変なので、父に頼んで下から支えておいてもらいました。側面のビスを止めたら、パネルを止めるだけですので簡単です。

ビスを締めて確認が終了したら、さっそく試運転してみます。いつも通り、電源を入れてしばらく温まるまで待ってからスタンドバイスイッチをオンにします。テレキャスター をプラグインしてみると、バッチリ音が鳴りました!これで作業終了です。

気になっていたノイズも低減し、音にハリが出ているような気がしました。パワー管は出力を増幅させるので、劣化すると色々と問題が出てくるので早めに交換することにしています。

VOX ACシリーズの利点と欠点

エレハモに交換したパワー管

今回で解ったことは、自己バイアスのVOX ACシリーズの場合、簡単にパワー管の交換ができるということです。

普通のチューブアンプで、パワー管が2本以上ある場合は、メサ・ブギーなどの電圧固定型の固定バイアスアンプ以外は、全てバイアス調整する必要があります。この場合は、アンプの専門知識のあるショップに任せるのが無難だと思います。

ただ、クラスA回路のパワー管のへたりは思っていた以上でした。ほぼ毎日可動させたり、レコーディングに使っていたりしたので仕方ありません。まあ、1年で3,000円程度ですし、簡単に真空管の交換ができるので、そこまで気にしていませんが。

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