最近、やたらと250ccは高速道路を走るのは無理だとかいう意見を目にします。筆者は、250ccのオートバイを愛車にしていた時期が一番長く、ネイキッドからオフ車まで数台乗り継いでいました。その経験から、日本国内で楽しく走られる排気量について、語っていこうかと思います。
目次この記事の内容
- 極端な意見
- 250ccのバイクの車歴について
- 250ccの高速走行の感想
- 楽しく日本国内を走行できる排気量
極端な意見

筆者が乗っていたCRF250L
SNSをやっていると色々な意見を目にします。その中でも最近になってバイクのことを読む機会が多く、とても楽しく交流していたのですが、変な意見を目にすることになりました。
250ccだと高速道路はしんどくて走られない、というものです。いやいや、ちょっと待って欲しいし、勘弁して欲しい。筆者は色んなタイプの250ccのバイクを乗り継いできましたが、特に高速道路で問題があったことは一度もありません。
そこで私見ではありますが、実際に250ccのオートバイで走ってきた経験を語ろうかと思います。
250ccのバイクの車歴について

筆者が乗っていたVTR
普通二輪免許を取得後のバイク歴ですが、スズキ バンディット250を1年と半年、ホンダVTRを3年、大型二輪免許取得後NC750Sを経てCRF250Lを3年乗り継ぎ、今のヤマハYZF-R3というのが主な車歴です。
つまり7年と半年以上の期間を250ccのオートバイと過ごし、高速道路も当然ながらかなりの距離を走りました。主に使用した高速道路は、西名阪で名阪国道も走り、鈴鹿によく行っていました。
特に高速道路が快適だったのはVTRです。定評のあるホンダのVツインは、とてもバランスの良いバイクだった印象があります。
250ccでの高速走行の感想

一番最初のバンディット250
まず、主に走っていた西名阪ですが、大阪方面から奈良、三重方面への走行が多かったです。また、南阪奈道路の使用も多く、自動車専用道路としては速度のアベレージの高い、名阪国道も頻繁に走りました。
アベレージスピードの高い高速道路なので、流れの早い場合は大台に乗ることもしばしばありました。追い越し車線でトラックを追い越すこともあり、おとなしく左車線のみを走ることもありませんでした。
では、これらの経験を踏まえて、実際の250ccでの高速道路の感想を言います。普通に走られます。本当に普通です。決して余裕があるとか言いませんが、普通に大台は出ます。振動はそこそこありますが、問題は特にありません。
ネイキッド2台とオフ車1台なので、風圧の方がしんどいです。VTRにはスクリーンを付けたので、ある程度風は防げますが、人間の方が耐えられないかと。NC750Sはパワーに余裕があり、確かに疲労感は少なく感じました。
ただ、250ccの場合、追い越し車線での加速にトルクが欲しいことはしばしばあります。とは言えアクセルを捻ると、トラックくらいなら十分追い越しできますし、しんどくなったら左車線に入ればいいだけのことです。
楽しく日本国内を走行できる排気量

250ccのオートバイは、楽しく日本の公道を走行できる排気量だと思います。軽二輪カテゴリーなので、車検はありませんし126ccから高速道路も走られるし、楽しい排気量かと。
強いて制度上の欠点を上げるならファミリーバイク特約が、125ccまでの小型2輪と違って適用できないことくらいですね。
また峠ではある程度エンジンを回して楽しむことも出来ますし、軽い車体で取り回しもいいので、日本国内なら、これほど適した排気量はありません。
ただ、大型程のトルクやパワーの余裕はありませんし、加速は普通かと。車検がかかってもパワーの欲しい人は、これ以上の排気量のバイクに乗ればいいと思います。
ただ、疲労は排気量に反比例するので、こまめな休憩はいります。そこを納得でき、楽しむならば、いい排気量のオートバイだと思います。



