今回、メインギターをGibson Les Paul SpecialからWisdom guitars DC5に交代しました。その経緯などを書いていこうと思います。P-90からハムのギターになった理由があります。
目次 この記事の内容
- 最近のカバー曲で気づいたこと
- 色々なギターの試奏
- 国産ギターの底力
- ヤマハのスタンダード
- 新たなギターはWisdom DC5!
最近のカバー曲で気づいたこと
レスポール・スペシャルは確かに、クランチ〜ある程度の歪みまではカバーするし、そこまで太くないので、色々と守備範囲の広いトーンが出ました。しかし、もう一本のギターであるフェンダー・プレイヤー・ジャガーの方が色々できるため、もっとゴリゴリしたトーンが欲しかったのも事実でした。
最近、1990〜2000年代あたりの曲をカバーするため、耳コピしていてもの足りない要素は、ガッツリしたハムのトーンであることに気づきました。しかし、予算も少ないため、レスポール・スペシャルを売却するしかないことに気づき、国産メーカーの中でそこそこの価格帯に絞って探すことにしました。
色々なギターの試奏
筆者が投稿したギターの試奏動画です。
まずは、色々なギターの試奏をすることにしました。最初に立ち寄ったアメ村の2nd ストリートで、HISTORYのSH-TCという国産のテレキャスタータイプを試奏してみました。シングルですが、ファズでもかければいいか?と考え、好きなテレキャスを試奏してみました。
その結果として、ギャリギャリはするのですが、重く、太いトーンにするなら2ハム仕様のギターの方がいい、という結論になりました。テレキャスター・デラックスか、シンラインの2ハム仕様があれば、試してみたかったです。
次に梅田の三木楽器で、Wisdom GuitarsというマニアックなメーカーのDC5というギターが目につきました。中古で11万円という価格もいい感じですし、何より2ハム仕様の国産、というところが気に入りました。対抗馬として、ヤマハ REVSTARの同価格帯のRSS20という新品のギターも試奏してみることにしました。
国産ギターの底力
Wisdom DC5は弾いた瞬間に思った以上に、重厚なトーンが出ることが分かりました。ボルトオンのメイプルネックのため、PRS CE24を思い出しました。ネックの感じもワイドシンというところも似ています。コイルタップなどはないため、70年代ハードロックチックなトーンが得意な感じがしました。
また、音に深みというか、鳴りの良さがあるので、弾いてて気持ち良かったです。正直、これで確定かと思いましたが、店員さんがせっかくレブスターを用意してくれたので、そちらも試奏することにしました。
ヤマハのスタンダード
YAMAHA REVSTAR RSS20は一番スタンダードなレブスターです。販売価格も丁度新品で10万円くらい、生産国もインドネシアとなっており、とてもリーズナブルな仕様となっています。
面白いのは、トーンスイッチのプッシュ・プルでフォーカススイッチという中低域をアップさせる機構が付いていることです。ポジション2と4はシングルのハーフトーンっぽいトーンが出るようになっています。
確かに音のレンジも広く、使いやすいのですが、トーンの好みとか深みは、Wisdomの方が一枚上手に感じました。
新たなギターはWisdom DC5!
結局のところ、最初に感じた直感に従い、Wisdom Guitars DC5にしました。器用さよりも、音の好みで選んだ方が後悔しないと考えたからです。また、中古であるからこそ、予算内で国産が買える、というところもポイントでした。
Wisdom Guitarsは、山野楽器のオリジナルブランドで、DC5はフジゲンが製造しているようです。ボディトップアーチトップとなっていて、美しい杢目のカーリーメイプル材です。バック材はなんとアユース材という珍しい仕様です。
ネックは、メイプル3ピースで、指板材はローズウッドです。そしてPUは国産のWM ClassicというアルニコVを使ったものとなっています。これらの仕様から、かなり重厚かつ、アタック感の強いトーンが得られるようになっています。
これからは、Wisdom DC5がメインギターとなります。やはりハムならではのトーンが好きなので、こちらを選んで良かったと思っています。