2021年春アニメを評価!後編はVivyにダイナゼノン、86とMARS REDにセスタス!

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2021年春に最終回を迎えたアニメを評価していきます。後半は、Vivy、SSSS.DYNAZENON、86にMARS RED、セスタスの5作品です。前編はこちら

目次 この記事の内容

  • Vivy-Fluorite Eye’s Song-
  • SSSS.DYNAZENON
  • 86-エイティシックス-
  • MARS RED
  • セスタス-The Roman Fighter-
  • 佳作と名作の多い春アニメ

Vivy -Fluorite Eye’s Song-

WIT STUDIOが制作した、かなり気合の入った今季最大の話題作が“Vivy-Fluorite Eye’s Song”略称Vivyです。マクロス系作品のように歌がコンセプトになっている作品で、作品のSFとしての出来は秀逸でした。

WIT STUDIOは、Production I.G第6課が独立したスタジオで、『進撃の巨人』、『甲鉄城のカバネリ』などの優れた作品を制作していました。アニメとしての作画や、作品のテーマなどは他の追随を許さないできで、オリジナルアニメという点もポイントが高かったです。

ディーヴァと呼ばれる「歌で人を幸せにする」という使命を持ったAI(自立型のアンドロイドボディを持った人工知能)が主人公です。


筆者が投稿したこの記事の動画バージョンです。

ディーヴァが稼働してから100年後の世界で起こるAIによる人類抹殺計画を阻止するために、マツモトという人工知能とともに様々な事件をヴィヴィというもう一つの名前で改変していくという話です。

ぶっちゃけ、ロック畑の僕にはアイドル系のポップス自体が合わなかったですが、SFとしての出来がよく、今季の中でぶっちぎりの作画でした。星は4.5で名作認定です。あの、『Re:ゼロから始まる異世界生活』の長月達平と、梅原英司が原案とシリーズ構成を担当して、監督はエザキシンペイです。

SSSS.DYNAZENON

円谷プロの特撮作品『電光超人グリッドマン』から派生した“SSSS.GRIDMAN”と同様にGRIDMAN UNIVERSEと呼ばれるメディアミックス作品のアニメーションが、“SSSS.DYNAZENON”です。

1クール12話というところと、脚本があの『ウルトラマンネクサス』長谷川圭一で、監督が雨宮哲、制作がTRIGGERというところも共通しています。今回の話に、グリッドマンは出てきませんが、グリッドナイトは中盤から登場します。

主役メカは、4体のメカが合体するダイナゼノンと呼ばれる巨大ロボです。終盤から、グリッドナイトとゴルドバーンと合体し、カイゼル・グリッドナイトという究極形態を取るようになります。

前作のグリッドマンの世界とは異なる現実世界での戦いとなっていて、被害は実際に影響を与えています。日常パートと怪獣との戦いという2つの側面によりメリハリを付けていました。

怪獣を操る怪獣優生思想の4人VS主人公の一人であるガウマ率いるガウマ隊のダイナゼノンとの戦いとなっています。もう一人の主人公は、ダイナソルジャーの搭乗者であるです。ヒロインの夢芽と、ニートの、後にゴルドバーンと共に戦うチセの5人がメインキャラクターです。

元々、特撮好きの筆者ドストライクな作品ですので、評価は当然佳作の星4です。今季は、粒揃いの作品が多く、その中でもオリジナルアニメというのもポイントが高かったので、続編に期待しています。

86-エイティシックス-

86-エイティシックス-は、安里アサトによる電撃文庫刊行のライトノベルが原作のSFアニメです。完全自立無人戦闘機械とされる機体(ジャガーノート)に乗っていたのは、86と呼ばれる区にいた人種差別を受ける兵士でした。主人公の一人レーナの部下として、スピアヘッド戦隊が戦うのは、どうしようもない戦場でした。

というのも86区には、人扱いされていない兵士いたからです。レーナは主人公の一人でもあるスピアヘッド戦隊の隊長であるシンや、その仲間と交流しますが、共和国のエリートであるレーナを快く思っていない戦隊員もいました。

というのもパラレイドと呼ばれる同調装置を使って交信するのみで、前線に出ることのない指揮官に対して、全面的に信用していなかったからです。

しかし、指揮のみならず、プライベートな回線で交流を深めていきレーナとスピアヘッド戦隊員は打ち解けていきます。共和国の上層部は、最終的に86を5年の兵役後に除隊させるつもりはなく、生き残った彼らを死地に追い込む偵察任務に駆り出すことを慣例的に行っていました。


その結果、スピアヘッド戦隊は、わずか5機のジャガーノートと再び基地に帰ることのない偵察任務に出ます。レーナは、シンの兄の脳を取り込んだレギオン(敵のAI搭載型無人機)との決戦において、援護射撃を親友のアネットの協力によって行い、シンの兄の亡霊ともいうべきレギオンとの決着を付けます。

そして、5人のスピアヘッド戦隊員は、再び帰ることのない偵察任務という解放に向かって進んでいきます。レーナは、「置いて行かないで」と叫び、彼らは戻ってきませんでした・・・。

この話がシビアなのは、最初から生還することのない兵士の上司として、ヒロインのレーナが赴任することです。86として、いわれのない差別を受ける彼らのために、必死で助けようとするレーナの姿が印象的でした。なぜだか、原作者のこだわりでガーダーベルトがやたらと強調されていましたが、個人的には同意見です(笑)。

ただ、ロックミュージシャンとしては、差別なんて本当に糞食らえで、胸糞悪い共和国の連中には反吐が出ました。最近の日本にも、ヘイトな発言を繰り返す連中がいますが、まとめてクズだと思います。

アニメーション制作は、A-1Picturesで、ジャガーノートの3DCGの戦闘シーンといい、作画も見事でした。監督は『未来のミライ』で助監督をしていた石井俊匡(いしいとしまさ)で、シリーズ構成は大野敏哉です。大野敏哉は、『約束のネバーランド season 2』で落とした評判を本作で倍返ししました。

86では見事に1巻の内容を1クール11話でよくまとめたと思います。よって星は4.5で名作認定です。10月から始まる2クール目が楽しみです!

MARS RED

正直、関西ではMANPA枠だったので、86と一緒に見ていたのがこの“MARS RED”でした。大正期の日本が舞台で、架空のヴァンパイア部隊である零機関の話です。主人公の来栖や隊長の前田など、国内のヴァンパイアを取り締まっているのですが、どうにも古臭さが目立つ作品でした。

戯曲っぽい作りだと思っていたら、どうやら藤沢文翁(ふじさわぶんおう)の音楽朗読劇がベースのようです。どおりで1話の劇中劇でサロメやってると思いました。基本的に丁寧には作られていて、そのために最後まで視聴できたのですが、現在で取り扱うテーマとしては、新鮮さが足りなかったのではないでしょうか。

アニメーション制作はSIGNAL.MD(Production I.G関連のスタジオ)で、監督は羽多野浩平で、星は3です。

セスタス-The Roman Fighter-

セスタス -The Roman Fighter-はヤングアニマルに連載されていた『拳闘暗黒伝セスタス』と『拳奴死闘伝セスタス』という技来静也(わざらいしずや)原作の漫画のアニメ化です。ただ、合計で単行本25巻分の話なので、かなり話がすっ飛ばされていました。

ローマ時代の剣闘士をフックにした拳闘という設定といい、ネロなど実在の人物が出てくるなど、歴史の考証などもあり、かなり好きな作風だったのですが、如何せん1クールでやるには無理な話でした。

アニメーション制作は、BN Pictures(バンダイナムコ)で総監督は川瀬敏文(かわせとしふみ)で、星は3です。

佳作と名作の多い春アニメ

今季は本当に、粒揃いの作品が多く、ゴジラとVivy、86という名作認定の3作品と、スーパーカブとダイナゼノンといった佳作認定が2作品という結果でした。SF好きの筆者としては、豊作だったといえます。

大今良時の『不滅のあなたへ』は2クールあるので、完結していないので今回は批評していません。つまり、10作品は観ていたことになります(結構大変だった・・・)。夏アニメにも期待していますが、7作品くらいの視聴に絞ろうかと思っています。

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