国産ギターを試し弾き!EMG搭載のストラトとフロントハムのテレ

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先日、シン・エヴァの鑑賞に大阪市内行ったついでにギター店に寄ったら、面白そうなギターがあったので試奏してみました。SCHECTER PS-S-STや、FUJIGEN NTL21 RAH-SBBいった国産のギターが中心のレビューになります。

目次 この記事の内容

  • 久々の大阪市内の楽器店
  • フロントがハムのテレキャスター
  • EMG搭載のシェクターのストラトタイプ
  • 楽器店巡りで解ったこと

久々の大阪市内の楽器店

写真撮るの忘れてたのでネットから拾った画像です。

最近、新型コロナの影響で、なかなか楽器店に行ってなかったのですが、シン・エヴァの鑑賞のついでに、大阪市内の楽器店を巡ってみました。そこで、色々なギターを試奏したのですが、今回はそのレビューをしていきます。

最初に、向かったのはあべのand店にある島村楽器です。そこで、気になったのはFender Vintera ’50s Telecasterのフェスタレッドです。映画の上映時間の都合で試奏しなかったのですが、かなりカラーが好みのギターです。

フェンダーでもVinteraシリーズはメキシコのエンセナダ工場で生産されているモデルですが、最近メキシコ製のフェンダーの評価が高く、一度試奏してみたいギターです。

せっかくなので映画を観た後、難波まで行って楽器店巡りをしてみました。実は、ストラト用の弦を補充するという目的もあり、試奏もできればやってみたくなったからです。

フロントがハムのテレキャスター

今回、MUSICLAND KEYの心斎橋店にて、シースルーカラーのFUJIGEN NTL21 RAH-SBBを見かけたので試奏して観ました。フジゲンは、フェンダー社の再建に貢献した技術力の高い国産メーカーで、サークルフレッティングシステムなど、独自の技術を持っています。

NTLシリーズでも、上位モデルになる20番台のテレタイプということで、トップラッカーに、2ピースのアッシュボディ、ローズ指板にセイモアダンカンのPUという構成となっています。定価は14万円で税込12万5,000円でした。

テレキャスターは、元々のモデルのフロントPUの出力がリアに比べると弱いので、昔はよくフロントハムにするギタリストが多かったです。ストーンズのキースや、ザ・バンドのロビーなどのイメージがあります。

このNTL21は、4Wayのレバースイッチが搭載されていて、フロントハム/ハム+リアのシングル/タップしたフロント+リア/リアというように、プッシュプルを使うことなく、全ての組み合わせを使うことができます。

最近使っている、トーカイのHST-GP(ストラトタイプ)のボディがアッシュのせいか、アッシュの良さが解ってきました。筆者のストラトは輪郭がハッキリしているイメージで、音抜けのいい感じがします。

マーシャルのスタックにプラグインしたのですが、相性は良く、普通のテレのトーンも出せます。フロントハムにしてみると中低域があり、歪みやすくなるのですがとても使えるトーンでした。

テレキャス使う場合、大概センターが好きなので、タップさせたセンターを一番使うと思います。そういったポジションでのテレのトーンを出しつつも、フロントのハムを使った音作りができるので、とても使えるギターだと思いました。

ただ、新品のギターであるため音が若干硬く感じました。国産らしく、カッチリとした作りで弾きこむと成長しそうなので、12万円台で新品で買えるテレとしては、いいギターだと思います。

EMG搭載のシェクターのストラトタイプ

今回、一番好感触だったギターは、なんばCITY南館にある山野楽器ロックインにありました。80年代風のEMG搭載型のストラトタイプである、SCHECTER PS-S-ST-EMGというギターです。

シェクタージャパンは、現在ESPの工房で作られており、こちらも国産のギターです。オイルフィニッシュのアッシュボディにブラックピックガード、EMGのアクティブシングルPUを3基搭載した、好みドストライクなギターに思わず試奏してしまいました。


こちらもマーシャルのスタックでの試奏で、クリーンで鳴らしてみても、ヘヴィに歪ませても、ローノイズでした。ベースでアクティブPUのものを使っているので、アクティブ(電池のいるPU)に抵抗はなく、むしろローノイズさが素晴らしいと感じました。

80年代に一世を風靡したEMGならではのノウハウがあるのか、レンジも広く扱いやすいトーンだと思いました。EMGはアクティブなので、9V電池が必要になります。またアクティブということは、ローインピーダンスになります。

シングルコイルの煌びやかなトーンに、ノイズが少ないとなると、最強の組み合わせに感じます。クリーントーンで若干、コンプレッションがかかったような感じがしましたが、そこまで気になるレベルではありませんでした。

また、ネックのヒール部分と接合しているボディが斜めになっており、ハイポジションまで弾きやすく感じました。ESPの技術は高く、価格も税込で12万円とこのクオリティならお買い得です。ここで消耗品を買ってそのまま帰りました。

楽器店巡りで思ったこと

今回は、ちょっと楽器店に寄って気になったギターを試奏しただけだったのですが、EMGを搭載したギターがこれほどいいとは思っていませんでした。80年代のギタリストが使っているイメージでしたが、現代でも十分以上に使えるトーンがあるように感じました。

特におすすめなのが、シングルコイルのトーンが好きでノイズに悩んでる人です。歪ませても、クランチでもクリーンでも使える守備範囲の広さを感じたので、メタルのみならず色々なジャンルに使えるのではないでしょうか。

Vinteraも弾いてみたかったのですが、次の機会にしようと思いました。最近は、PRSとトーカイのおいしいポイントが解ってきたので、ちょっと他のギターも触ってみたくなりました。

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サウンドハウス Fender Vintera ’50s Telecaster フェスタレッド

 

 

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