MotoGP イタリアGP:ペトルッチ初優勝!地道な努力の成果

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MotoGP 第6戦イタリアGPは、トスカーナ州のムジェロサーキットで、6月2日に開催されました。ストレートが、1km以上で、MotoGPの中でも2番目に長いコースです。バレンティーノ・ロッシが得意としていたサーキットですが、今年はドゥカティの強さが目立ちました。

クワッタハッホの予選での速さ

出典 https://race.yamaha-motor.co.jp/ 予選で好タイムをマークしたクワッタハッホ

ムジェロサーキットは、ストレート区間は長いのですが、高低差のあるサーキットの一つで、テクニカルなコーナーが多いことでも知られています。3番目に速いアベレージスピードのコースで、最高速度はMotoGPの場合、350kmを超えるマシンもあります。

唯一の日本人、MotoGPライダーでLCRホンダの中上貴晶選手が、FP3までで4番手タイムに入り、Q2の進出を決めていました。土曜日の予選では、ペトロナスヤマハのファビオ・クワッタハッホ選手が好調で、Q2でトップタイムを出していました。

しかし、予選の残り少ない時間で、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手のスリップを利用した、ホンダのエース、マルク・マルケス選手がポールタイムを叩き出しました。

最後のフロントローの一枠に入ったのが、ドゥカティのダニーロ・ペトルッチ選手です。そして、4位にヤマハのフランコ・モルビデリ、5位には、ドゥカティのジャック・ミラー選手が入りました。

中上は、予選10番手で決勝での挽回を期待しました。ヤマハのバレンティーノ・ロッシ選手は調子が上がらず、予選18位でした。1分45秒台を何度も出していたクワッタハッホの速さが目だった予選でした。

好調なドゥカティ勢

出典 https://www.ducati.com/ フランスGPでのペトルッチ選手

レース決勝は、ガラリと勢力図が変わりました。クワッタハッホのスタート失敗と、ペトルッチ、ドヴィ、マルケス、ミラー、スズキのアレックス・リンスの5人がトップグループを形成します。

予選の結果の良くなかった、ドヴィとリンスは、決勝でセッティングがうまくハマッたのか、トップと遜色ないラップタイムで周回していきます。そして、レース序盤で早くもロッシが転倒してしまいます

先頭グループも、抜きつ抜かれつで、中々脱落者が出ない状況でした。しかし、レース残り周回が少なくなってきたときに、ミラーが転倒し、6位の中上は5位に浮上しました。


そして、最終ラップでドヴィ、ペトルッチ、マルケスの順でストレートに入り、マルケスは、スリップを使って、ドゥカティ2台の前に出ます。しかし、1コーナーではらんでしまい、ペトルッチが前に出ます。マルクとペトルッチに挟まれたドヴィは3位に後退します。

最終コーナーでペトルッチのスリップについたマルケスですが、ストレートのコントロールラインまでに、抜くことができず僅差の2位でした。優勝は、MotoGP初優勝となるペトルッチで、ドヴィは3位でした。4位にリンス、そして5位には中上が入りました。

6位には、ヤマハ最上位となるマーヴェリック・ビニャーレスが入り、期待されたペトルッチは10位でした。

ダニーロ・ペトルッチの初優勝!

出典 https://www.ducati.com/ 優勝したペトルッチ

ダニーロ・カトロ・ペトルッチは、28歳のイタリア人ライダーです。ヨーロッパのスーパーストック選手権を経て、2012年からMotoGPに参戦しています。

当初は、イオダ・スッターチームに所属していて、そこからART、そして2015年からドゥカティのプラマックレーシングに入り、今年からホルへ・ロレンソの後釜としてドゥカティワークスに入りました。

MotoGPに参戦してから7年で7度表彰台に入るなど、徐々に実力を出してきたライダーです。ロレンソの後にドゥカティワークスのシートを得たことで、色々なことを言われましたが、ようやく努力が実を結んだというわけです。

マルケスや、クワッタハッホのように若い頃から実力を発揮するタイプと、ペトルッチやドヴィのように着実にキャリアを重ねることで、強さを持ったライダーもいます。今シーズンのドゥカティワークスは、ドヴィとペトルッチという、実力者が2人もいるので、期待大です!

そして、最高位の5位を獲得した中上も素晴らしいです。この勢いで、表彰台を目指して欲しいです。ストレートで10km遅い2018年型のRC213Vでの後続を引き離しての5位は、自信になるのではないでしょうか?

チャンピオンシップの首位は、マルケスで、2位のドヴィを8ポイント差に離しました。3位はリンス、4位にはペトルッチ、5位にロッシという順位です。今のところ安定して強いマルケス有利ですが、ポイント差も接近しているので、まだまだチャンピオンシップの行方は誰にもわかりません。

次の第7戦カタルーニャGPは、スペインに戻ります。6月16日の予定で、今から楽しみです。

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