NC700シリーズは画期的なバイク!

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最近のバイクは、NC700シリーズの登場以降、70万円代の安価な600~750ccのバイクが増えてきています。1990年代から2010年くらいまでの、国内のバイクの価格は年々上昇傾向にありました。

NC700シリーズのもたらしたものとは?

100万円近い価格の大型バイクが増え、CB400シリーズですら、定価が80万円を超えるようになってしまったのです。新車でバイクを気軽に買えない時代になりつつあったのです。

バイク業界で、世界的にトップシェアを誇るホンダはそういった危機感から新たなコンセプトの新型車を販売しました。それが、New Mid Conseptシリーズである、NC700です。NC700には、ネイキッドのSとアドベンチャーモデルのX、そしてスクーターモデルのインテグラの3つのタイプが用意されました。

3つのタイプは、フレーム、エンジンなどが共通で、外装パーツのみの交換で、製造できます。なぜか、スクーターモデルのインテグラにメットインスペースがなかったりしていました。しかし、NC700Sと700Xはメットインスペースを通常の燃料タンクの場所に確保するなど、利便性の高さがありました。

共通のプラットフォームを採用することで、生産コストを削減し、大型バイクの排気量でありながら、60万円代の価格を実現しました。NC700シリーズが販売開始された2012年度で、NCシリーズの売れ行きは、Xが大排気量クラス年間1位の3,400台、Sが3位の1,550台と1,3位を占めていました(2位はCB1100の1,600台)。そして、2014年には排気量を750ccに拡大したNC750シリーズとマイナーチェンジするのです。

NCシリーズは、あらゆる面で画期的なバイクでした。ユーザーからの徹底したマーケティングリサーチの結果、180km以上のスピードを出さないライダーが大半であることに気付きました。

ではなぜ、大排気量車を選ぶのか?答えは簡単で、トルクがあって加速性能に優れるからです。そこで、ホンダの技術者は、フィットのエンジンを半分にしたようなパラレルツインの700ccエンジンを開発しました。

新しいエンジンは、豊富な低速トルクによる燃費性能に優れていました。OHCの1軸バランサー特有のドコドコ感のあるエンジンは、最大出力50PS、最大トルクが、6.2kgf・mと馬力こそ高くないですが、トルクのあるエンジンです。簡単に解説すると、通常使わない領域のパワーをごっそり削って、ピークの6,400回転内で気持ちのいい加速を重視したエンジンだということです。

今まで、回すエンジンにこだわってきたホンダが、回さないエンジンを開発したのです。燃費は、60kmで定地走行でリッター40kmと異例の燃費を叩き出しました。

通常のMTモデルの他に、DCTというオートマチックモデルも全車に設定しました。燃料タンクをシートの下部に設置し、低重心の車体により211kgの重量を軽快に取り回しが出来るようになっています。


NCシリーズは、まさに画期的なオートバイなのです。僕のNC750Sは、750ccに排気量を拡大したモデルです。2014年にマイナーチェンジされ、全国の教習車にもなりました。

そうなると黙っていないのが、他のメーカーです。一番最初に動いたのがヤマハです。NCシリーズに対抗するモデル、MTシリーズを開発するのです。そして、スズキもSV650を販売し、低価格で手頃な排気量のバイクが市場を賑わすようになったのです。

そのきっかけを作ったのが、ホンダ NCシリーズなのです。次回からは、MTシリーズとSV650の解説をしたいと思っています。

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