ホンダ NC750S:乗り換え直前の最後のレビュー

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今まで乗ってきたホンダ NC750Sを新しいバイクに乗り換えることとなりました。初めての大型バイクでしたが、扱いやすい特性により楽しいバイクライフを過ごすことが出来ました。CRF250Lの納車前に最後のレビューをしてみたいと思います。

高速と峠での感想

筆者が投稿した過去に乗っていたバイクのレビュー動画です。

2年と10ヶ月乗車し、10,000km以上走行したNC750Sは、手足のように馴染んでいます。元々、3年前に大型自動2輪を取得したときの教習車がNC750L(NC750Sの教習仕様)だったこともあり、違和感なくライディングすることができました。

僕のNC750Sは、NC700から排気量アップしたモデルであり、NC700系としては2回目のモデルチェンジ車となります。僕のNCは2015年の限定カラーで、ABS無しのMT仕様車です。以前のブログにて、最初のインプレッションをしています。

750ccのバイクですので、2速で90km近く出てしまいます。4,750rpmで最大トルクの6.9kgf・mが出るので3,000回転も回せば充分なトルクがあります。

ぶっちゃけ、ピークの6,500回転は、使う必要を感じません。何回か、高速道路で2速でレッドゾーン付近まで回してみましたが、4気筒車のような高揚感はありませんでした。のっぺりと回転していく感じで、回転の上昇とともにパワーが上がる感じが希薄なのです。

流れの速い高速道路で、6速をたまに使うくらいで、普通の流れの高速道路なら、5速で充分です。6速3,000回転付近で100km出るので、名阪国道のような自動車専用道路では、4~5速で巡航していました。当然ながら一般公道では、フルパワーで走行するところはありません

ディーゼル車のような低速トルクがあるので、3~4,000回転が気持ちいいエンジンです。ホンダ純正のロングスクリーンを付ければ、風圧もそこそこ耐えられたので、高速巡航は得意なバイクでした。

純正ロングスクリーンを納車時から装備

峠の登りだけなら、前に乗っていたVTRよりも格段に速いバイクだと思います。問題は、車重が218kgあるので、下りで軽快感がないことです。3年経過して、10,000km走ったブリヂストンBT-023なので、新車の時ほどグリップしていないのですが・・・。

2016年のマイナー前のモデルなので、足回りに関してはNC700Sとそこまで違いはないようです。固いといわれているNC750Sのサスですが、3,000kmくらい走ったら徐々にこなれてきて、慣れたせいかそこまで固いと思いません。

低重心のパラレルツインなので、安定感はあるのですが、積極的に荷重移動しないとバイクを倒しこめられないような感じがします。VTRよりは間違いなく安定指向のハンドリングだと思います。

ブレーキは、フロント、リア共にシングルディスクですので、そこまで効きません。常用域では充分な制動力はありますが、峠レベルだともう少し効いて欲しいです。車重とハンドリングとブレーキの関係で、下りではあまり速いバイクではありません。

ツーリングや街乗りについて

ツーリングでは、メットインスペースが通常のバイクのタンクのところにあり、収納に困りません。日帰りツーリングなら、メットインスペースだけでこなせられるので、とても便利でした。

ロングツーリング時に、モトフィズのシートバッグを併用しました。タンデムバーの下のフックは滑るのでタンデムステップと、後付けのナンバープレートフックで固定する必要がありました。

シートが柔らかく、座面も広いので、ツーリング時にお尻がつらいことは無かったです(笑)。リアシートの座面がフラットで荷物が積みやすいので、キャリアなどは付けていません。

このように、積載性の高さと疲れにくい特性のエンジン、安定性の高いハンドリングは、ツーリングに適したバイクだといえます。そこそこ高めのバーハンドルのおかげで楽なポジションなので、快適にロングツーリング出来ました。


街乗りは、対照的にあまり得意とはいえないと思います。確かに、大型バイクの中では軽い車重なのですが、ホイールベースが1,520mmと長いので、小回りは効きません。また、安定指向のハンドリングと、全長2,215mm、全幅775mm、全高1,130mmの大柄な車体のため、積極的にすり抜けをする気にはなれません。

低重心による取りまわしはいいのですが、ぷらっと近所に買い物をするという使い方なら、250ccのバイクの方が圧倒的にやりやすいと思います。大型バイクとしては、フレンドリーなのですが・・・。

足つきと燃費について

NC750Sの足つきに関しては、シート高が790mmとCB400SFの755mmと比較すれば35mm高く、幅の広いシートの影響もあって良くはありません。身長173cmの筆者でも、かかとが少し浮く程度だったので、160cm台のライダーには厳しい足つきだと思います。

218kgという大型にしては、軽めの車重と低重心のおかげで、取り回しには苦労しないと思います。日本市場向けのバイクは、足元が窮屈な場合がありますが、NCはグローバルモデルなので、僕には丁度いいポジションでした。

しかし、クラッチレバーが少し遠い感じがしていました。平均的な日本人の指の長さだとクラッチレバーを握りながら、ウィンカーを出しにくいと思います。ブレーキのように、調整機能が欲しかったです。もし車検に通していたら、社外品のレバーを購入していたでしょう。

燃費に関しては、最高です!暖かい時期なら街乗りでリッター25km、ツーリング燃費でリッターあたり30km~32kmといったところです。冬場は、そこから2~3km落ちますが、750ccという排気量にしては燃費が驚異的にいいバイクです。

NC750Sの総評

ETCとスマホホルダーを取り外しスッキリしたハンドル回り

NC750Sは、安定したハンドリングと、トルクのあるエンジンのおかげで疲れにくくツーリングに向いたバイクです。峠もそこそこ速く、メットインスペースもあるので便利で平均的な使い方のできるバイクです。

それでも、750ccの排気量なりの車格があり、街乗りや近距離をぷらっと走るような使い方より中~長距離のツーリングの方が向いていると思います。峠やサーキットで、高揚感のある走りがしたいなら、他のバイクの方がいいと思います。

ホンダ純正オプションのセンタースタンドは、チェーンメンテなどに役に立つのでおすすめです!純正マフラーが静かすぎたので、社外マフラーを取り付けるかどうかで悩んでいました。

週末に、そこそこの距離を走るライダーや、ツーリングをとことこ走りたい人に向いているバイクです。この3年間、故障はまったくありませんでした。乗り換えに伴い、ノーマルバイザーに戻し、ハンドル回りをすっきりさせましたが、少し寂しく感じました。

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