機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女:原作と異なる展開とMS登場!

2/1に『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』を劇場にて観賞してきたので、そのレビューをやります。前半はネタバレ無し、後半はネタバレ有りなので、まだ未視聴の方は、気を付けてください。

目次 この記事の内容

  • 5年越しの続編
  • ネタバレ無し感想
  • 宇宙世紀のターニング・ポイント
  • 原作から変更されたこと
  • 最高峰の到達点

5年越しの続編

筆者が貰った特典のカード

前作である『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、2021年6月に公開されました。それからおよそ5年ぶりになる、2026年1月末から公開された、第2作、キルケーの魔女を封切りしてから3日目の2/1に観賞してきました。

Movix八尾の通常スクリーンでの感想になります。IMAXなどではないので、ご了承ください。毎月1日は、映画の日のサービスデーになるので、1,400円というお得なチケット代でした。

1作目から5年かかった理由としては、コロナ禍でロケがやりにくくなったことも一因かと思います。そもそも1作目についても公開が延期された理由がコロナ禍だったため、その影響は大きかったと推測しています。

この辺りは、本編映画を観てもらえれば分かりますが、かなり背景美術にこだわりのある作品です。3DCGをふんだんに使い、まるで実写のような雰囲気の背景にキャラクターやMSが動くのです。

そもそもガンダムの生みの親、富野由悠季の原作が1989年に上巻が発売され、1990年に中巻と下巻が発表されてから、アニメ化までに30年以上が経過しています。

そこから5年で第2作が公開されたと言っても、我々は30年以上待ったのだ!と言いたいです(笑)。とは言え少し間隔が開いてしまったのは事実で、3作目はもう少し早いとありがたいです。

ネタバレ無し感想

ぶっちゃけ、見事なまでの映像だと感心しました。原作の持つ人間ドラマという点を生々しく描写するところや、MS戦闘のシーンなども、前作以上の出来でした。5年の歳月による進化もところどころ見られ、アニオリ展開などもありました。

ただ、夜間戦闘が多く、人によっては明るめのシーンにして欲しいという声もありました。個人的には、現実的な描写を得意とする『虐殺器官』の村瀬監督ならではの工夫が見られ、画面の暗さはそこまで気になりませんでした。

今回は、不思議な魅力を持つ少女、ギギを中心にハサウェイとケネスという2人の男がそれぞれ向き合う、という三角関係が中心となっています。キルケーの魔女というタイトル通り、ギギやハサウェイの心情を描写するシーンが多い印象でした。

ここは、原作でも色々と書かれていたポイントで、大筋については、かなり忠実にはしています。後述しますが、原作と大胆に変更しているところもあります。そこは、この後のネタバレ有りのところで書きます。

ガンダム、特に宇宙世紀の話が好きな人、前作を観た人などにはかなりオススメの映画です。音楽も澤野弘之が担当していて、素晴らしい出来なので、ぜひ映画館で観賞して欲しいです。

宇宙世紀のターニング・ポイント

筆者の所有する初版 1989〜90年に書店で購入したもの。

実は、原作の閃光のハサウェイについては、当時のファンからすると色々衝撃でした。1988年に公開された逆襲のシャア以降の話を富野監督自身が小説にすると、ニュータイプ誌に書かれたときは興奮しました。

時代は、シャアの反乱のあったUC0093から12年後のUC0105年ということで、第5世代MSであるクスィーガンダムやペーネロペーのデザインが公開されたのもこの頃です。その時からディープなガノタは皆、アニメ化を待っていた作品でもありました。

実際に、富野監督による、ガンダムは閃光のハサウェイのノベライズが完結してから1年後の『機動戦士ガンダムF91』になるのです。

宇宙世紀の時代が一気に飛んで、UC123年となり、シャアもアムロもいない世界が当たり前になった世界に変わったのです。

閃ハサファンとしては、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』の続編であったことから、映像化はしないということはある程度分かっていたことでした。


また、この小説をもって、アムロとシャアというガンダム世界に無くてはならないキャラクター達の終焉を、ハサウェイを主人公にすることで描いたこともハッキリしていたのです(ガイア・ギアは除く)。

つまり、この閃ハサは宇宙世紀における一つの時代の終焉を描いているのです。F91より、第1期MSから小型の第2期MSに移ったというのも象徴的でした。

※ここからはネタバレ有り!未視聴の方はここまで

原作から変更されたこと

ある意味ネタバレなキービジュアル(公式ページより転載)

まず、冒頭の潜水艦のシーン、これはアニメにしかありません。原作でヴァリアントを撃沈したのは潜水艦ではなく、レーン・エイムの修理の終わったペーネロペーだからです。大きく展開が違うのは、このポイントです。

ケリアの離脱も車両でなく航空機です。ここはよりハサウェイの心情を強調するためのシーン追加だと感じました。MS戦の描写が、より細かく且つ多めになっているように感じました。

そして、最後のエアーズロックの戦闘ですが、原作ではここにレーン・エイムは来ていません。アリュゼウスガンダムは、アニメオリジナル機体で、レーンがこの戦場に来て、クスィーガンダムと交戦します。

そこで戦闘機さながらのドッグファイトを展開、その結果アリュゼウスは、飛行ユニットを破壊され、コアとなった量産型νガンダムが出てきます。そこでハサウェイのトラウマが刺激されます。

ハサウェイのトラウマの主因が、優しく接してくれたチェーンを撃墜したことになっていました。つまり、このアニメはベルトーチカ・チルドレンではなく、アニメの逆襲のシャアの続編ということになります。

冒頭で、リガズィ・カスタムらしき機影が見られましたが、このシーンの伏線ではないでしょうか?この時点でアムロとクェスが、ハサウェイの前に現れて、諭すシーンもアニオリです。

量産型νガンダムの隠し腕の一撃がクスィーを掠め、ギギがクスィーに乗り込んでから現れたガンダムフェイスですが、ここの演出は素晴らしいと思いました。ガンズ&ローゼスのエンディング曲のテロップ後にあるシーンです。

最高峰の到達点

MSが動く描写もですが、各キャラクターの書き込みと、現地でロケした精巧な背景など、現時点で最高峰の映像だと感じました。

監督の村瀬修功は、『新機動戦記ガンダムW』のキャラデザでお馴染みで、更に”Witch Hunter ROBIN”、『虐殺器官』の監督を経て、閃光のハサウェイを手がけています。

脚本は前作同様に、『シュヴァリエ 〜Le Chevalier D’Eon〜』、『RD 洗脳調査室』のむとうやすゆきが担当しています。

原作では、最後の盛り上がりの前の中巻、というイメージでしたが、MSがガシガシ動いて、アニオリ展開で盛り上げてくれました!ガノタの間でも高評価で、これから劇場にどんどんリピーターが増えると思います。

Amazon HG クスィーガンダム

Amazon HG グスタフ・カール00型

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください