FISHMAN レアアース・シングルコイルをRider RO-95に換装!

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今回も前ブログK.T Dogearからの転載記事です。元になったYahoo!ブログが12月に閉鎖されるため、加筆修正する形で2016年6月のフィッシュマン・レアアースのシングルコイルをRider RO-95(アコースティックギター)に換装した記事を移転しました。

ピエゾからマグネティックPUに換装

取り外したピエゾPU

メインのアコギ、ライダー(ヘッドウェイの別ブランド) RO-95のピエゾピックアップが故障していて、買い替えることにしました。ボディ後部の穴空け加工はすでにプロのリペアマンにやってもらっているので、自分で交換してお金を浮かそうかと(大汗)。

ピエゾPUは、振動を圧電素子で拾って音を増幅するタイプのピックアップです。アコギの表面の振動を電気信号に変えて増幅するタイプです。長い付き合いのRO-95を購入したときから取り付けたPUのため、経年劣化のため音が小さくなってきていました。

今回選んだPUはFishman Rare Earth Single Coil です。以前、HeadwayL.R.Baggs M1を載せていたときアコギ用のマグネティックPUは使えることが解っていたので、今回も同じM1にしようと思っていました。

ところが、RO-95はスモールボディなのでサウンドホール自体が小さく、大きめサイズのM1が合わないかもしれないし、RO-95の濃い目のカラーに淡色系のM1は見た目的にも良くないでしょう。そこで黒くてサイズも小さいレアアースにしようと思ったのです。

マグネティックPUは、エレキにも使われているタイプのピックアップで、磁石で弦の振動を拾って電気信号に変換するタイプのPUです。有名なギブソン J-160Eもこのタイプのピックアップを使っています。

レアアース・シングルコイルはハムバッキングではありません。ハムバッキングPUとはレスポールなどのPAFに代表されるようにコイルを逆位相で取り付けノイズをキャンセルできるので(ハムキャンセル効果という)アコギには合うとされています。

しかし、ノイズをキャンセルする代わりにシングルコイル特有の高音域の伸びや歯切れも失います。前はハムのM1だったので今回はシングルPUにしました。単純に安かったからです(大汗)。

PUの換装作業

換装作業中のRider RO-95

写真のように針金をPUの先端の穴に通します。(実際には先に針金をアコギ底部の穴に通してからです)そこから引っ張って先端部を9-10mm程度出してワッシャーと六角ナットで固定します。このときコツがありまして、あまりPUのジャックの先を出しすぎないようにすることです。


エンドピンの代わりにするので、ピンの形状をしたねじ込み式の金具で最終的に固定するのですが、PUのジャック部分が出っ張りすぎると金具が浮いて固定しにくくなります。

PU本体をプラスドライバーでサウンドホールに固定します。僕はサウンドホールの上部に取り付けています。前のPUのコード固定用のガイドにコードをひっかけて完成!

換装の終了したRO-95とフィッシュマン・レアアース

さっそく、アンプに繋いで音を出してみました。想像以上にいい感じです!マグネティック特有の低域から高域までぼやけずに音が出ています。ピエゾは低域が弱いとよくいわれますが、アコギのエアー感は振動で音を拾うピエゾの方がありますね。このあたりは好みなのでどうとは言えませんが、僕はレアアースを気に入りました。

レアアースの電池は、SR44という酸化銀電池なので注意が必要です。同じボタン電池でもポピュラーなCR2032と違って特殊な電池なので、大きな電気店にしか置いていないです。良く似たアルカリボタン電池LR44とは厚みが違うので互換性はないと思います。

かなりの期間、電池が持つのでそこまで気にする必要はありませんが、予備は購入するようにしています。黒くてカッコいいので、ロックな雰囲気のあるPUです。

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