2016年6月の九州ツーリング!

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今回も、前ブログの閉鎖に伴う記事の転載です。2016年6月15日から19日までの5日間、ホンダ NC750Sで行ってきた九州ツーリングの記事になります。この記事は、前回のホンダVTRの記事と違って加筆修正は最低限に留まります。

1日目はフェリーの旅

フェリーさんふらわあとNC750S

ずっと憧れていた北海道は往復約4万円フェリー代がかかります。だけど、九州ならプランによっては往復1万8000円!この差はデカイ!しかも、6月15日からならうまくいけばあまり雨に降られることもなく4泊出来そうなので、清水の舞台から飛び降りるつもりでフェリーと宿の予約を取りました。

九州なら南港からさんふらわあが出航しており、19:00出港~6:55着というすばらしい日程です。北海道なら舞鶴から夜間~翌日夜間の間で移動しなければなりません。家を出発したのが15:30頃で早めに南港に到着しました。やはり1時間以上前に手続きを済ましたかったので。

初めてバイクでフェリーに乗船するので結構緊張しました(汗)。特に750cc以下というのが料金の分水嶺らしく受け付けで745ccです!と強調しました(笑)。

事前の情報からバイクを格納している甲板には出港してから移動できないことが解っていたので、フェリーに必要な荷物をディバッグにまとめてNC750Sのラゲッジスペースに入れておきました。今回NCの収納スペースは大活躍しました!

フェリーに乗船するとツーリスト(雑魚寝)の部屋に案内されました。窓際のスペースだったので景色が良かったです。受付のおねーさんに感謝です。レストランは19:00~20:00の間でバイキング方式で1,600円。ちょっと高いけど、場所代だと思います。なかなかおいしいディナーでした。

風呂は思ったよりは広くて快適でした。これだけ大きいフェリーだと船酔いもなく、途中まで阪神の試合も休憩スペースのテレビで観られました。ただ、スマホの電波が弱かったので、wifiを使おうと受付に聞いてみたのですが・・・、設定は出来たもののwifiの電波が弱く結局繋がりませんでした。

どうせ船旅は暇だろうということで持ってきた本を読むことにし、坂口安吾の『堕落論』を読破しました。そのうちに眠くなってきたので寝てしまい、気付いたら5:00に起床していました。

外は大雨で予定通り1日目は由布院でゆっくりすることになりそうでした。朝食も600円でバイキングでした。6:30頃別府港に到着。いよいよ上陸です。僕の後にフェリーに乗っていたらしい同じホンダのカブの人に挨拶して、別府温泉夢たまて筥に向かってアクセルを吹かしました。

2日目は温泉三昧

由布院駅にて

別府温泉夢たまてばこに到着したのが7:15位だったので、1時間位朝風呂を楽しみました。色々な種類の温泉があり、外は雨だったので露天より内風呂ばかり入っていました。

正直、外は大雨だったのですぐにでも由布院に行って落ち着きたかったのですが、あまり早くから連絡すると旅館に迷惑になるだろうと思いました。朝風呂から出ると、さっそく宿に連絡しました。早めに行ってチェックインせずにバイクだけ置かせてもらうことになり由布院に向かうことにしました。

途中で由布岳を通ったのですが、かなり素晴らしい景色でした。雨でなかったら写真を撮っていたと思います。そこだけが今回のツーリングで心残りな部分ですね。レインウェアが結構役に立ちました。

1時間30分位で由布院に到着し、宿にバイクを駐輪しカバーをかけました。大きめのシートバッグとタンクバッグを宿に置き、ディバッグに必要な荷物だけ入れて由布院散策をしました。

金鱗湖にて

とりあえず、スマホで検索し金鱗湖が人気らしいので行ってみました。途中、活気のある露店街があり昼食前に買い食いしそうになりましたが我慢しました。金鱗湖は大きい湖ではありませんが山が丁度綺麗に見えるところで眺めのいいスポットでした。

金鱗湖の裏にまわると、下ん湯という200円で入浴できる温泉がありました。後でもう一度ここに来ることになるのですが、とりあえずシャガール美術館がありそこでゆっくり絵画を鑑賞しました。

帰りに昭和館という昭和の雰囲気たっぷりな施設もあったのですが、とりあえず昼食にしました。昨日はバイキングだったのでざるそばだけ注文しました。

ヤングジャンプの発売日だったので、コンビ二で購入しサテンで読破しました。これでもチェックインの15:00までには2時間くらいあり、とりあえず由布院駅に行ってみることにしました。


由布院駅は結構モダンな建物でしたねー。人力車も近くにありました。結局まだ時間があったので下ん湯に向かいました。小腹が空いてきたのでコロッケを買い食いしつつ(汗)。結構露店のおやつがおいしかったです。

由布院は有名な観光地なのでこういったところも充実していますね。下ん湯は受付がありません。公共浴場らしく200円を入り口のコイン投入口に投げ入れるだけで入浴できます。

一応、混浴らしいのですが残念ながら僕以外は誰も入っていませんでした。てっきり湯煙美人がいるものだと思ってたので(涙)。

それにしてもあまりにもダイナミックというべきか外から露天風呂がのぞけそうです。脱衣所なんて内湯の横ですし(笑)。温泉の泉質は良かったですよ。機会があればおすすめです!

そこから今回の宿、山ぼうしにチェックインしました。こじんまりとした旅館ですが、料理はおいしいし温泉はとても良かったです。九州一日目の16日はこんな感じで温泉三昧でした。2日目から本格的に九州を縦断しました。

3日目 やまなみハイウェイ~霧島温泉

3日目の金曜日、天気は晴れです。17日と18日はまさにツーリング日和でした。今回の九州行きのポイントの一つがはやまなみハイウェイを気持ちよく走ることでした。やまなみハイウェイは国道11号線で、大分から熊本に抜ける道路の一つです。ここはライダーの間でかなり有名で、一度走っておきたかったのです。

写真はくじゅう連山で、この近くの道路が見事に、どこまでも続く一本道でした。桁外れに広大な光景には圧倒されました。

そこから先は気持ちのいい峠道で、熊本まで快適なツーリングが続きました。途中でミルクロードに入り、いつの間にか阿蘇山を走っていました。標高が高く少し肌寒かったです。ミルクロードというだけあって霧が出ていましたし。

そこから九州自動車道に入って南下します。今回、高速道路を走ったのはここだけでした。途中のサービスエリアで休憩とランチしました。昨日、旅館でしこたま料理をいただいたせいか軽めにラーメンだけにしました。まだ、所々高速道路を整備していましたね。何度か自衛隊の車両をみかけました。

それでも結構なペースで走ることが出来ました。15:00頃には目的地の霧島温泉に到着しました。

この霧島ホテルは老舗のホテルらしく、宿泊するお客さんが多かったです。ライダーにとってはありがたいことに屋根の下のスペースに駐輪させてもらえました!

印象深かったのは坂本龍馬とお龍さんが日本で始めて新婚旅行したところということです。ホテルには高杉晋作から龍馬がもらったリボルバーのレプリカが飾られていました。

他には、与謝野夫婦などが宿泊されていたようです。圧巻は温泉で、プール並みの広さがあったのにはびっくりしました!湯量がハンパなく、ここの温泉はおすすめです。
結局この日は280kmほど走りました。翌日はフェリーに乗船しなければなりません。
18日は鹿児島ツーリングしました。

4日目(九州最終日)~5日目鹿児島市内~帰路

鹿児島中央駅にて

いよいよ、九州ツーリングも大詰めです。18:30に志布志港でフェリーが出港予定なので手続きのことも考えて17:00には到着しなければなりません。霧島温泉から鹿児島までツーリングし、観光を2~3時間くらいしてから15:00頃には志布志港に向かうことにしました。

九州最終日(4日目)、18日は天気もよくツーリング日和でした。今回は梅雨が本格的に入る前に思いきって九州に来て良かったです。バイクの場合は雨だと悲惨なことになりますから(大汗)。

北海道行きをあきらめたのは天気があまり良くなかったことも、大きな原因となりました。というのも北海道を走るなら日程や予算上、テントでキャンプを2~3回しなければならなかったのですが、6月中旬は天気予報が曇りか雨だったのです。

キャンプで雨だと色々悲惨ですし、日程を縮めて九州のホテルで二泊はベストな判断だったと思います。

西に向かって走っていると左手に桜島が見えてきました。初めて見た桜島は迫力が違いました!時間の関係上、桜島行きフェリーには乗れませんが・・・。

鹿児島市内の入り口付近は物凄く混んでいました。やっと市内に入ったのですが今度は道路がややこしくナビがあるにもかかわらず少し迷いました。都市部はどこもそうなりますね(涙)。

維新ふるさと館に到着したのはいいのですが、昼食がまだでした。鹿児島中央駅が近いので、一旦歩いてそこに向かうことにしました。

昨日の霧島ホテルでしこたま夕食を食べたので、今日の昼も軽めにマクドでハンバーガーを注文しました。駅のショッピングモールのマクドは混んでいました。帰りに維新のイギリスへの留学生の銅像を見かけました。若き日の伊藤博文や井上馨が、イギリスへの留学で見聞を広めたことは有名です。

維新ふるさと館に戻り、人形劇を見ました。ここの名物のひとつでスクリーンと実物大の人形劇は一見の価値があります!1時間位で薩摩の維新の歴史がよく解る内容となっています。

まだ少し時間があったので、港に向かって走りました。5~6分で桜島がよく見える港に到着し、しばらくぼんやりしていました。そこで自分のための記念品として、西郷さんの土鈴の置物を買いました。

同じ三傑でも大久保さんより、西郷さんの人気がありますね。霧島では坂本龍馬だったし、維新の志士の人気はやはり高いです。

市内から出るときもかなり混んでいました。おかげで志布志港に着いたのは17:15くらいでした。例によって手続きをしていると、隼乗りの人と知り合いました。どうやらこの人は、弾丸ライナー(1日で往復するパック)で九州に来たみたいで、さすがに1日はきつい!とおっしゃっていました。

やっぱり九州に来るなら3~4泊はしたいですね。今回のツーリングでは長崎や福岡は周れませんでしたから。2泊3日で450km走り、九州を大分から鹿児島まで縦断しました。距離はもうちょっと稼げたはずですが、観光込みのツーリングなので満足度は高いです。この九州ツーリングは一生に残る思い出になりそうです。

帰りのフェリーにて、村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』を読んでいると星空教室の案内がありました。北極星やアンタレスの解説を生の星空を見ながらやってくれるので、風がきつくてちょっと怖かったですが、なかなか面白かったです。

19日の8:50には南港に到着しました、あいにくの雨でしたが帰りなので気になりませんでした。バッグ類にカバーをかけ、グローブをレイン用に取り替えて帰路につきました。

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