ダイハツ テリオスキッドを購入したのは、3年前の8月のことでした。今年の7月に売却したので、実質的には2年と11ヶ月の付き合いでしたが、FRのマニュアル車の練習になり、よく走ってくれました。
■テリオスキッド CLカスタムについて
購入したきっかけは、車の免許を取得して、兄の車(アテンザ)に乗っていたのですが、父も使うことが多く練習用の車が欲しくなったからです。
マニュアルでFRかミッドシップの車を探していたのですが、予算が諸費用込みで3~50万円以内ということで、NBロードスターかMR-Sが候補でした。しかし、MT車の比率は少ない上に状態のいいものは、6~80万円くらいするので、完全に予算オーバーでした。
前から気になっていたジムニーは、マニュアルの状態のいい車両は高くて色々悩んでいました。そんな時、知り合いに紹介してもらったマツダの中古店にて、テリオスキッドを見つけたのです。
■テリオスキッドの長所と短所
マツダの中古店に並んでいたときのリアビュー
GF-J131Gで初年度登録が2001年となっているので、おそらく2000年に製造されたCLカスタムというグレードです。FRで5MTなので、運転技術を向上させるには丁度いいパッケージでした。
テリオスキッド CLカスタムは、660ccの直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載しています。最大出力は、60PSで最大トルクは8.6kgf・mと、軽にしてはトルクのあるエンジンです。テリオスキッドには、インタークーラーを搭載している64PS仕様もあります。
このエンジンは、出足こそもったりしていますが、一度加速するとなかなかいい感じに回ってくれます。2速で引っ張ると、オートマのコンパクトカーより元気に走ってくれることもありました。
現在の燃費志向のエンジンとは違って、EF-DEM型は結構上まで回ります。音も勇ましく、ライトプレッシャーターボなどと言われているわりにはやる気の出るエンジンです。ライトプレッシャーターボとは、低圧ターボともいうべきもので、そこそこのパワーとNAのようなフィーリングが特徴です。
EF-DEM型エンジン
コストがかかっていないポイントは、リアのドラムブレーキです。ブレーキの効きに関しては、普段がバイクなので「ABSって便利だなー」くらいの印象しかありませんでした。テリキのパワーなら充分ということでしょう。
車重が970kgとそこそこ重くて、ボディもがっしりしていました。ジムニーのようなラダーフレームではなくモノコック構造なので、室内も広く4人乗車なら問題なくできました。5ドアという点もポイント高かったです。インテリアはプラスチッキーな感じですが、安い車ですので気にしちゃいけません(笑)。
全高も1,675mmと結構高く足回りは柔らかいです。しっかり減速して、コーナーに進入しないと、横Gに対して粘りがないので、横転するでしょう。もちろん、ドリフトなど論外です。間違っても峠で頑張る車ではありません。
175/80R15と軽にしては大きく太いタイヤのおかげで、燃費はあまり良くないです。市街地でリッター9km程度、信号の少ない郊外の走行でリッター11kmくらいでした。
■テリオスキッドは万能型の楽しいSUVである!
バンパーのこすった跡
納車してからすぐに、メーターがぶれていたので、無償でメーターケーブルを交換したのと、マニュアルエアコンのノブが割れたくらいで故障は少なかったです。
購入時に7万8,000km走っていた車とは思えないような状態の良さだったので、前のオーナーが大事にしていたのでしょう。僕が乗ってからも、元気に走ってくれていたので、気に入っていました。
ダイハツ テリオスキッドは、軽のサイズで大人4人が乗れて色々楽しめる相棒でした。本格的な林道に入ったことはなかったのですが、狭い峠やちょっとしたフラットダートなども気軽に走る車です。
バイクの大型2輪を取得し、NC750Sに乗り始めると使用頻度が少なくなり、維持費がもったいなくなって今年の7月に売却しました。
ダイハツの軽自動車は、しっかりとした作りで故障も少なく、スズキと並ぶ軽のメーカーである理由が解ったような気がします。今度、車を購入するときには、コペンを選んでみても面白そうですね!
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