今回は、テレビアニメ『終末ツーリング』に登場するセロー225について考察します。原作から電動化しているセローですが、ヨーコの姉ちーこが所有していた頃には、ガソリンエンジンでした。
目次 この記事の内容
- 電動セローについて
- セロー225解説
- セロー225W
- セローが登場した漫画作品
電動セローについて

『終末ツーリング』では主人公であるヨーコと、その相棒のアイリは2人で文明が滅びた日本を旅しています。その相棒として、セロー225を電動バイクに改良したオートバイが登場します。そもそもヤマハ セロー225は、2004年に生産終了しています。
ヨーコの姉ちーこは、作中の描写から元はガソリンエンジンのままのセローを愛車にしていたと考えられます。しかし、ヨーコとアイリが乗っているセローは音は電動モーターであること、太陽パネルで充電しています。
つまり、エンジンっぽい外装の中にはモーターが内蔵されていると考えられます。またメーターにもバッテリーの残量表示がありました。
なぜセローが選ばれたかについては、終末ツーリングのような世界では、荒れた路面を走ることが前提だからでしょう。作者のさいとー栄の愛車だったという話もあります。
セロー225解説

初代セロー 写真提供Rikita
セローが登場したのは、1980年代のことになります。当時、オフロードバイクは競技用の延長線上のような車種が多い中、初代SEROW225は、真逆の発想から生まれたオートバイでした。
マウンテントレールというコンセプト通り、810mmというオフロードバイクにしては低いシート高と、223ccの空冷4ストロークOHCエンジンは出力よりも扱いやすいものでした。
車重は乾燥重量で106kg、エンジン出力は20PSです。つまり、二輪二足というコンセプト通り軽量な車体に低速から粘るエンジンというコンセプトのバイクでした。
セローは初心者やベテランまで、取り回しの良さや、速さよりも扱いやすいエンジンなどの要素によってファンを増やしていきました。ベストセラーとなっていったのですが、1989年にはセルモーターを追加した第二世代セローに改修されました。
セロー225W

セロー225W
1993年には、SEROW225Wと名前を変えたモデルチェンジがされました。ヘッドライトの形状変更と光量アップ、リア側のブレーキをドラムからディスク式に変更されたのです。
この改良以降、扱いやすさに磨きがかかったと言えるでしょう。セロー225Wはその後、1997年にWEと名称を変更、更に2004年まで生産され続けました。リア側がディスクブレーキ、ヘッドライトの形状からヨーコのセローはこちらの225Wと考えられます。
セローが登場した漫画作品

セローはその後250ccにボアアップしたセロー250にバトンタッチしました。排ガス規制により2020年に生産終了するまで、35年間ベストセラートレール車としての地位を守り続けたのです。
新谷かおるの『左のオクロック!!』にも主人公の相棒として登場しています。また、『ばくおん!!』にも描かれています。長く愛され続けたセローだからこそ、多くの漫画作品にも描かれています。


