去年の8月に新品購入したばかりの、Gibson Les Paul Classicに重大な欠陥が発生しました。販売店の方からギブソンに連絡してもらって、保証修理を依頼しましたが、3日以上経過しても連絡が芳しくなくて、遂にある決断をしました・・・(涙)。
目次 この記事の内容
- 開放弦のビビり音
- あべので試奏した2本
- 梅田で見つけたセミアコ
- Seventy Seven EXRUBATO-STD JT
- ギブソン買うなら予備ギターは必須!
開放弦のビビり音
買ってまだ5ヵ月のギブソン・レスポール・クラシックの調子がおかしくなったのは、去年のライブ前の12/17頃からでした。ライブ直前に弦を交換してから、1弦の開放のEと、2弦4〜5フレットにビビり音が発生したのです。
2019年製のレスポール・クラシックは、ブリッジに昔ながらのABR-1を使っているので、コマのハマり具合が悪いのだろうとタカをくくっていました。実際、生音でしか気にならない程度だったので、1ヶ月後に弦交換すれば収まる症状だと軽く考えていたのです。
1/16日の午前中から弦交換して、ABR-1も緩みがないか確認しました。また、共鳴しそうなボルト類も増し締めし、これで元に戻るだろうと鳴らしてみたら・・・、また発生しました、例のビビり音が。
こうなったら、リペアのプロに任せるしかないと判断し、購入した島村楽器に持ち込むことにしました。しかし、りんくうプレミアムアウトレット店は、往復2000円以上電車賃がかかります。
一番近い河内天美店は、駅から少し遠いので、電車1本で行けるあべのand店に修理依頼をしに行きました。そして快く修理を引き受けてくれ、とりあえず順反りから修復してくれました。
ただ、これでもビビり音は解消されませんでした。そこで、保証カードを送ったギブソンの方に連絡してもらい、保証修理を頼んでみたのです。島村からのレスポンスは早く、月曜日の17日には担当さんから連絡をもらえました。
しかし、火曜日は担当が休みなので、1日待って翌日の水曜日の19日の朝にこっちから電話してみると、芳しくない報告がありました。ギブソンは3日経過しても、修理依頼を受け付けたというメールしか送ってこなかったようです。
ぶっちゃけ、現在のエレキギター2本体制では片方のメインにしているハムのギターがない状態では、一日2時間以上ギター弾くのは不可能になってしまいます。ぶっちゃけ、日曜日にギター預けた段階で3本目のエレキ買うか悩んだのですが、今の財政では3本はキツイことが解っていました。
そこで、とうとうレスポールを下取りにして新しいギターを買うことにしました。今回、お世話になったあべのand店に良さそうなFender Vintera ’50s Telecasterがあったので、それを第一候補にしました。友人の秋山タカオも水曜日なら休みということで、ついてきてくれることになりました。
あべので試奏した2本
フェンダー・メキシコのヴィンテラ(撮影 秋山タカオ)
島村楽器の担当さんは、15万円でアウトレット購入したレスポールを11万円で引き取ってくれると返答してくれました。店側としては最大限やってくれた下取り価格なので、あべのand店のギターが気に入ったら、そのまま買うつもりでした。
さっそく以前試奏したことのあるフェンダー・メキシコ製のヴィンテラシリーズを試奏してみました。フェスタレッドの50年代っぽい仕様のテレキャスで、ネックの太い図太いトーンの出るギターだったはずなんですが・・・。
試奏の環境が違ったせいか、ジャズコのクリーン、マーシャルのコンボの歪みの両方ともピンとこなかったです。担当さんの設定したボリュームが小さく、ちょっと気を使ってあまり上げなかった自分も悪いのですが、どうもしっくりこない試奏になりました。
流石に、このまま買取りのみというのも悪い気がして、PRS SE Zach Mayersというアーティストモデルも試してみましたが、これも音抜けが悪く感じで、結局あべので購入するギターがなくなりました。
10万円で買取りのみということにまとまり、いざ現金を受け取ろうとしたら・・・、なんとあべの店の買取りの現金のプールがないようで、来週の銀行振り込みにしてくれと突然言われました。
これには、僕よりも秋山タカオの方がキレて、「こっちはわざわざ交通費使って休みを使ってきてるのに、そんな話ねーだろ!」って怒ってくれました。これは本当に感謝しています。というのも、今回無理を聞いてくれたあべの店に負い目があるため僕だけならそのままレスポールを引き取っていたからです。
結局、店側が折れる形で梅田ロフト店の方で現金受け取りという形になり、第2プランのなんばの楽器店でギターを探すということから、梅田に変更となりました。タカオはバイクで、僕は電車で向かいました。
梅田で見つけたセミアコ
セミアコを試奏する筆者(撮影 秋山タカオ)
梅田にてタカオと合流し、そのまま梅田ロフト店に行きました。最初は現金だけ受け取るつもりだったのですが、タカオが「ここでも11万円で下取りしてくれるんじゃね」と言ってくれたので、ダメ元で聞いてみたらオッケーサインくれました。
何としても、10〜12万円台で買えそうなギターを見つけようとエレキコーナーを探していたら、セミアコのコーナーに茶色のカッコいい335タイプを見つけました。しかも、値段は11万5,000円!これなら5000円出したらそのまま買えてしまいます。
そして、今回はマーシャルのスタックにプラグインして、あべのよりも爆音で設定してくれたので、気持ちよく試奏できました!鳴りがこの価格帯のギターとは思えないほどで、ネックも細く弾きやすかったです。個人的に試奏は気持ち良くできるかどうかがポイントで、そこさえクリアできれば買わない理由はありませんでした。
Seventy Seven Guitars EXRUBATO-STD JT
今回購入したSeventy Seven(撮影 秋山タカオ)
はっきり言って決め手は、家にベース含めて2本あるディバイザー製ということでした。Seventy Seven EXRUBATO-STD JTは、バッカスやヘッドウェイ、momoseなどのディバイザーが作っているセミアコのブランドで、海外生産し、国内調整しているモデルがJTシリーズのようです。
定価13万円(税抜き)とは思えないほど、表板のメイプルの杢目が良く、安っぽさはありません。ボディはセンターブロック含めてメイプルで、ネックもメイプルです。ABR(Aged Brown)カラーという渋めの茶色も気に入りました!もちろんラッカーではなく、ポリ塗装ですが、日本の気候ならむしろポリウレタンはアリかと・・・。
また、指板材はオバンコールということで、一般的なローズウッドではありません。オバンコールは、最近ではテイラーが採用したりする、ローズウッドに近い特性を持つ材のようです。
ぶっちゃけ、このギターは逃したら後悔すると思いました。予算内で買えるギターとしては、これ以上なく感じたからです。
実は、日曜日にギター預けた時点で、ぶらっと寄った心斎橋の楽器店で試奏した中古のVG VG-SA2 LTDが欲しかったのですが、予算外の13万8,000円だったため、全額返金でもないと買えなかったのです。今回はセミアコのギターに縁があったように思えました。
ギブソン買うなら予備ギターは必須!
筆者が投稿した、この記事の動画バージョンです。
結局、今回の反省点は、過去何度も煮湯を飲まされているギブソンの品質です。つまり、故障することを念頭に予備のギターを安いのでもいいので用意する必要があったということです。
実は年末のデジマートのセールで、8万8,000円の中古のヤマハ SG1000でも買っておこうかと悩んでいました。というのも、ビビり音が発生した場合、エレキ2本では不安だったからです。しかし、またローンを組む必要があったので断念しました。弦交換の際の再調整でなんとかなると甘くみたのが良くなかったです(涙)。
ただ、今回購入したSeventy Sevenはいいギターなので、しばらくは2本体制を維持できそうです。終わったことをクヨクヨするのは性に合わないので、セミアコを楽しみたいと思います。
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