新たなエレキを求めて

僕は普段、メインギターにHeritage H-157というギターを使っています。このギターは、ギブソンのレスポール カスタム仕様のギターです。ヘリテイジとは、ギブソンのカラマズー工場が80年代にナッシュビルに移転するときに、クラフトマンが設備と工場を買い取って始めたブランドです。

サブギターの必要性

メインのレスポールの音は素晴らしいです。しかし、1本だけだと毎日の使用に弦や、フレットなどの各パーツが耐えられそうにありません。以前持っていたサブギターは赤いフェンダーUSAの57VINストラトキャスターですが、バイクを購入するときに売ってしまいました。

最近、レコーディングに酷使してきたヘリテイジが、心配になってきたのでサブギターを探すことにしました。

理想のサブギターとは?

一番てっとり早いのは、同じ仕様のギターを購入することです。僕の場合は、ヘリテイジかギブソン レスポールです。トーンにバリエーションをつけるなら違う種類のギターです。ギブソン系をあえてはずして、フェンダーのストラトキャスターや、PRSなどを選ぶということになります。

今回は、以前より見た目とシンプルさが気に入っているテレキャスターを探すことにしました。予算は10万円くらいです。車のローンが終わるので、これくらいならなんとかなるだろうと判断しました。

ところが、アメリカンスタンダードがプロシリーズとして販売していて新品でも19万円くらいします。中古でアメリカンスタンダードを探すと、梅田の石橋楽器にそれらしいのがありましたが、指板がローズウッドなのです。個人的には、メイプルの方が好みなのですが、メイプルの中古は14万だったので予算オーバー。そこでローズウッドの方を試奏させてもらいました。


結論からいうと、ローズでもテレのパキパキした音が出ます。まだ若いギターなので、鳴らしていくともっと良くなると思います。そこそこいいトーンだったのですが、なんとなく自分には合わないような気がしました。線が細いというか、52ビンテージシリーズのような、太さがないのです。ボーカルが持つギターとして、カッティング主体なら合いそうなのですが、残念ながら自分には向いてないと思いました。

楽器店めぐり開始

せっかく梅田まで来たので、他にもいろいろと店をめぐることにしました。次は梅田の三木楽器で、ギブソン SGスタンダードを試してみました。これは現行2017モデルの新品で10万8,000円でした。さすがにハムバッカー搭載しているだけあって太い音が出ます!デュアン・オールマンもレスポールメインにサブがSGだったのでこれもありかと思いました。

店員さんがものすごく薦めてくれたので、買うところでしたが、音抜けが気になってとりあえず保留しました。次にワタナベ楽器にて、ギブソン レスポール トリビュートなるモデルを試奏しました。これは現在のレスポールに近いトーンなので、気に入りましたが新しい刺激が欲しくて保留にしました。

いったん頭の中を整理して、冷静になると何も決めてに欠けるギターを購入する必要はないと思いました。試奏してピンと来なかったら止めるのが一番なので、今度は心斎橋の楽器店に行くことにしました。

三木楽器心斎橋アメリカ村店は、昔ストラトを購入した店です。そこはかつて、プレイヤーコンディションの中古が安価でたくさん売られていたのですが、今はどちらかというと高級ギターが増えたように思います。ギブソン系のギターがお買い得になっていると聞いたので、色々と試してみることにしました。

再びSGスタンダードと、もう一つは特価品のレスポールクラシックです。昔のクラシックはモダンでパワーのあるピックアップを搭載していましたが、今のモデルは57クラシックのようで、ビンテージっぽいトーンを狙っているようです。SGは歪ませると暴れ気味でロックっぽく、レスポールクラシックは、メイプルトップの恩恵か、少しまとまったトーンでした。

しかし、やはり何か求めているトーンとは違うと感じ、石橋楽器心斎橋店に向かいました。そこで、ようやく求めていたギターと出会いました。

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