曲を5曲書いたので、新しく購入したLogic Pro Xを使って音楽制作を開始しました。1曲目はバラード曲、2曲目はハードなインスト曲という順です。今までの制作環境がCubaseとWin7だったので、LogicとMacの組み合わせは初めてです。はたして、筆者ことtkd69はLogicを使いこなせられるのでしょうか?
目次 この記事の内容
- 思った以上に扱いやすいLogic
- リズムトラック制作の違い
- キーボードの打ち込みについて
- DTM経験者とLogic
思った以上に扱いやすいLogic
筆者が投稿したこの記事の動画バージョン、その1です。
筆者は、昔CubaseをMacで動かしていたこともありました。しかし、その後何を思ったのかWin7でDTMをやり始め、そのままCubaseを使っていました。立ち上がりの時間さえ目を瞑れば、ウィンドウズでもDTMは十分に可能でした。
しかし、Macのように制作に集中できる環境が欲しくなっていたのも事実です。というのもウィンドウズの場合、頻繁にウィルス対策ソフトの更新があったり、OSのアップデートがあってテンポが悪かったのです。制作に集中したい場合のMacのリズムの良さが無性に恋しくなりました。
結局、Windows10への移行を機にCubaseのアップデートをやめてMacBook Airを購入しました。DAWソフトはしばらく無料のGarageBandを使っていましたが、2万円台でLogicが購入できるので移行しました。ぶっちゃけ、今まで長い間Cubaseを使っていたために不安はありました。
しかし、ガレバン〜ロジックと扱うようになって直感的に操作ができるので、思った以上に扱いやすいDAWだということが分かりました。それでもまだ使い始めたところで、ロジックに慣れている友人のM君にアドバイスを受けながら、徐々に操作方法を覚えているところです。
リズムトラック制作の違い
筆者が投稿したこの記事の動画バージョン、その2です。
今回、変わったポイントとしてリズムトラックの制作の順番があげられます。というのも、Cubase Studio5では、EZ Drummerという有料のドラムのプラグインを使用していたのですが、ロジックではDrummerというソフトが付属しているため、そちらを使うことにしたのです。
ぶっちゃけ、このソフトのいいところは、色々なタイプのドラマーを使って自動的にドラムを打ち込んでくれることです。EZ Drummerでは、自分で色々と打ち込んだり修正していた手間が省けるので動画向けのカバー曲のトラック制作などで重宝していました。
ただ、MIDIにして打ち込みで曲のブレイクポイントに合わせたり、ドラムキットを複数トラックにして、バランスや個別にエフェクトをかけたりできる程、操作に慣れていません。そこで、ドラムが簡単な曲から録り始めたのです。
以前は、単純にドラムトラックから作っていたのですが、今回はリズムのBPMと曲の尺を決めて、粗めに8小節ずつドラムを作ります。先にバッキングを作ってからそれに合わせてドラムのリージョンを更新します。
1曲目の『津軽の粉雪』では、バッキングに合わせてバスドラとスネアを合わせる方法を知らなかったため、そのままリージョンを作ってしまいました。バラードでリズムが単純なため、最初にこの曲にして良かったと思います(大汗)。
2曲目の“Logic Land”からは、バッチリこの機能を使ったのですが、次からはもう少し凝ったドラムにも挑戦してみたいと思っています。
曲の雰囲気を仮トラックのバッキングでドラマーのAIに伝えて、任意に叩いてもらうわけです。この方法で出来たドラムに合わせてベースを練習してから、仮トラックのバッキングパートをミュートして、ベースの録音を開始します。
ベースの録音には、VOX StompLab IBというマルチエフェクターを使用します。ベースの録音が終われば、そこからギターやキーボードでバッキングを録るという順番になります。
キーボードの打ち込みについて
Logicのピアノロール
キーボードの打ち込みは、リズムトラックに合わせてヤマハ CBX-K2というMIDIキーボードを使って弾いています。ギターが本職のせいか、左手がうまくないので、そこだけピアノロールで修正しています。
ピアノロールの操作方法は、Cubaseと大きな違いがないので、簡単に慣れました。直感的に理解できるインターフェイスのためか、違和感なく修正することができました。
キーボードの場合、右手のリズムはほぼ修正無しでいけるので、左のリズムは右に合わせるようにしています。2曲目のLogic Landの方のオルガンパートでも同じやり方で、バッキングトラックを作りました。
DTM経験者とLogic
Logicのメイン画面 トラック毎に色分けすると分かりやすい
ロジックの場合もCubaseと同じように、トラックの色分けが可能です。トラック毎に、バスを使ってセンド・リターンで共通のエフェクトもかけられます。2曲の全てのパートを録音し、ミキシングしてみて使い勝手がかなりいいことが分かりました。
つまり、ガレバンや他のDAWソフトをある程度使ったことがあるなら、思った以上に簡単にロジックに慣れることができます。そもそも、録音中心でループやら複雑な打ち込みを筆者はやらないので、もっと突っ込んだことをするなら違ってくるかもしれませんが、僕にとってはかなり扱いやすいDAWソフトです。
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