筆者の2017年製 MacBook Airを、最新OS10.15 Catalinaにアップデートしてみました。Time Machineでバックアップしているため、不具合のことなど考えずにやってみましたが、果たしてその結果はいかに?
目次 この記事の内容
- 今まで使ってきたMac OSについて
- メジャーアップグレードは時間がかかる?
- オーディオインターフェイスが動かない件について
- iTunesが無くなった影響は?
- その他の新機能について
今まで使ってきたMac OSについて
写真はCatalinaの最新アップデート中のMacBook Air
筆者は、実はMacBook Air 2017を購入する以前にもMacBookを所持し、主にDTMやネットに使用していたことがあります。スペックは、Core2Duo時代のもので、OSは10.5のLeopardで、3,300円かけて10.6のSnow Leopardにした記憶があります。
2009年のアップグレードでは、費用がかかっていたのに対して、10.14のMojaveから10.15のカタリナへの移行については無料です。ここは素直に喜んでいます。
Windows7のLenovoを2013年から長い間使っており、その間は一時的にMacユーザーではなかったため、OSが無料でアップグレードできることを知らなかったのです(大汗)。もちろんレノボはWindows10にアップグレードし、サブ機として置いています。
筆者の使い方は、以前と変わらずDTMとネット関係や、デジカメの画像データの編集くらいなので、そこまでスペックは重視していません。エロに関してはMacではなくウィンドウズの方が適任です(これ以上は言えないぜ・・・)。
こういった使い方なので、カタリナの新機能のほとんどを使っていません。MusicはiTunesの後継アプリで、一番使用頻度が高く、Garage Bandについては、練習用に立ち上げて少し試した程度です。メールについては、ヤフーメールがメインなので、カタリナの不具合の影響はありませんでした。
リリースされてすぐにアップグレードすることに躊躇っている人に参考になればいいと思い、このレビューを書いていきます。
メジャーアップグレードは時間がかかる?
カタリナのイメージ画面
以前のMacBookの場合、OSXのアップグレードディスクを買って作業していたので、格段に手順が簡単になりました。システム環境設定を開いて、ソフトウェアアップデートをクリックするだけで、最新のMac OSが手に入るのです。
ダウンロードから再起動してからのインストールに、1時間はかかりました。ですので、OSのメジャーアップグレードに関しては、時間に余裕のある時にやるべき作業です。また、今回のデータ容量は8GBとなっているので、通信環境によってはもっと時間がかかるかもしれません。
簡単に出来たアップグレードですが、まだカタリナはリリースされたばかりなので、色々な不具合が報告されています。その件に関して、一番言われているのがメールで、さっそくアップデートで対応したようです。
オーディオインターフェイスが動かない件について
筆者愛用のSteinberg UR22
今回のアップグレードで一番困ったのは、Steinberg UR22というオーディオインターフェイスが一時的に動かなくなったことです。オーディオインターフェイスは、Macからモニタースピーカーへの出力、マイクやラインの入力、MIDI機器のコントロールを統括する機材です。
つまり、この機材が動かないとモニタースピーカーからの音声はもちろん、マイクでの録音も出来ないということになります。DTMとインターネットがメインの筆者は、もちろん大混乱しました。
一応、スタインバーグとヤマハのホームページで、今回のカタリナの件について調べてみました。UR22シリーズについてのサポートは継続中なのですが、アップグレードには対応していないとのことでした。
スタインバーグのコントロールパネルは残っていたので起動させようとしましたが、操作出来ないし、システム環境設定のサウンドを開いてみても内蔵マイクとスピーカーの表示しかありません。
つまり、USBドライバーが入っていない状態ということなので、一か八か新規に今までのUSBドライバーをダウンロードしてみることにしました。これが成功しない場合は、タイムマシーンで、元のモハベに戻すことすら考えました。
しかし、この賭けには成功したようで、新しくインストールし直したV1.10.5でちゃんと起動しました!なんとなく、ガレバンのピアノの音が良くなったように聞こえるのは、プラシーボ効果のためでしょうか?とにかく、元の状態で快適に使えているので問題ありません。
iTunesが無くなった影響は?
iTunesは、3つのアプリに分割された このスクショはMusic
カタリナになって、一番変わったのがiTunesが3つのアプリに分割したことです。一番使っているのが、音楽を再生したり、音楽ファイルを管理するMusicです。動画の再生や購入はTVが、ラジオはPodcastがそれぞれ担当することになりました。
動画はアマゾン・プライムで視聴していて、音楽は主にiTunesで聴いていた筆者にとっては、すっきりして使いやすくなりました。iPhoneとの連携もMusicアプリで可能なので、昔のiTunesのようなシンプルさに戻ったとも言えます。
もちろん今まで取り込んだ音楽は、リスト化されて聴くことが出来ます。こちらの不具合などは、今のところありません。TVアプリに関しても、サービスが始まったばかりなので、もっぱらアマプラばかり見ています。
その他の新機能について
TVのメイン画面
その他にも、iPadとの連携機能のSidecarが追加され、音声コントロールのSiriが更に洗練されています。とはいえ、iPadは所有していないし、なんとなく間抜けなのでSiriによる音声コントロールもやっていません。
カタリナは、64ビットアプリのみが機能するようで、32ビットのアプリは使えなくなってしまいました。そのため自動的に、最初に使えなくなった機能を格納するフォルダをデスクトップ上に設置していました。筆者は、最近購入したばかりなので32ビットのアプリを所有していなかったため、フォルダの中身はゼロでした。
デスクトップに邪魔なフォルダを置いておくのも気になるので、中身を確認した後、ゴミ箱に入れました。ぶっちゃけ、前のモハベと変わったところがあまり感じられないような違和感のないアップグレードだったと思います。
前述のメールアプリに関するトラブルについては、最新のアップデートで対応しているようです。他のUSB接続機器、USB2.0ハブや、外付けHDDや、エプソンのプリンターなどについては、トラブルはありません。
つまり、オーディオインターフェイス以外のデメリットは、今のところないようです。UR22に関しては、USBドライバーをインストールするだけで、不具合は解消されたので、僕の使用環境だと問題はありません。
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ありがとうございます。catalinaにアップデートしたらUR22が同じようになってしまって10.15の対応するUR22のアップデートもスタインバーグのサイトではないしどーしようか??と思っていて、色々調べていて、ここのサイトを見つけて同じようにインストールしたらちゃんとシステム環境のサウンドの中にUR22が復活して、すごい助けられました〜。ありがとうございました!m(_ _)m
KSさん始めまして、このブログを運営、執筆しているtkd69ことp90dogearです。カタリナにした瞬間にUR22が使えなくなり、僕も頭が真っ白になりました!無理くりやった対処方法が役に立ったようでなによりです。UR22のドライバのカタリナ用のアップデートがあれば、一番いいのですが、出たばかりのOSだけに対処が遅れているようですね。今回の方法は、応急処置として使えるので同じように困っている人のためにも記事にしておいて良かったです。