最近、寒くなってきて思うのは、クルマは便利ということです(笑)。普段、バイクに乗っていて思うのは、夏場はともかく冬はどうしようもなく寒いです。昔、ユーノスロードスター(初代NA)に乗っていた知り合いが、「オープンカーは冬が気持ちええねん!」といっていました。
■軽カテゴリーのスポーツカー
一瞬正気を疑ってしまいましたが、どうやらシートヒーターが、掘りごたつのような効果をもたらすようです。下が暖かくて、上が涼しい温泉気分?を擬似体験できるということですね。
クルマを購入する資金もないので、面白そうな軽オープンスポーツについて色々と考えて(妄想して)みました。ホンダ好きの筆者としては、S660を一押ししてみたいところなのですが、積載性に乏しいので1台だけの所有は無理でしょう。
そこで、登場してくるのが、ダイハツ コペンです。コペンは、ダイハツが販売している2シーターオープンカーです。現行の2代目コペンは、2014年から販売されていて、現代的なスタイルのローブと、先代に近い丸目のセロの2種類のボディが用意されています。
■コペンとライバル比較
コペンには、S660と比較していいところが2つあります。一つがアクティブトップで電動で開閉できるルーフが便利であることです。もう一つが積載性の高さです。オープン時には、狭いトランクルームですが、クローズドの状態だと、リアのラゲッジスペースがゴルフバッグが入るほど広くなります。
S660は、タルガトップ(天井部分のみ開閉)の手動で巻き取る方式で手間がかかります。ラゲッジスペースは、ミッドシップのため、フロント部分にロール式ルーフの少ない収納スペースしかありません。このあたりは、FF(フロントエンジン前輪駆動)のコペンの最大のメリットでしょう。
エクステリアは、樹脂製パーツで換装が可能です。セロからローブ、ローブからセロとパーツさえあれば交換可能になっています。XPLAYという2トーンのローブタイプボディもあります。スーパーカーのようなS660のエクステリアと、インテリアには少々見劣りしてしまいます。
コペンローブが販売された当初、アリオ八尾のダイハツにてコペンの実車を見ましたが、コンパクトで楽しそうな感じの車でした。車内スペースは狭かった印象があります。店員さんによるとCVTの比率が高いようでしたが、個人的には5MTに乗りたいです。
※コペンスペック表
コペン | |
最高出力 kW[PS]/rpm | 47[64]/6,400 |
最大トルク N・m[kg・m]/rpm | 92[9.4]/3,200 |
車体サイズ mm | 3,395×1,475×1,280 |
車両重量 kg | 850~870 |
JC08モード燃費 | 22.2~25.2 |
使用燃料 | レギュラー |
エンジンは、660ccの水冷3気筒ターボで、最大出力は軽自動車の自主規制いっぱいの64PSです。今は、64PS以内の軽ばかりなので、トルクをみてみます。コペンの最大トルクは、9.4kg・mで、3,200rpmから発生します。
S660の最大トルクは、10.6kgf・mで2,600rpmですので、より低速から高いトルクを発生するエンジンです。Nシリーズと同じ、3気筒のS07Aの特徴である出足の速さは、間違いなくトルクのおかげでしょう。S660の燃費は、JC08モードで21.2~24.2km/Lですのでコペンと大差ありません。
他に気になるポイントは、車重です。コペンは850~870kg、S660は830~850kgです。同じ軽スポーツであるスズキのアルトワークスは、670~740kgと圧倒的に軽いです。このあたりは、コペンはアクティブトップで、S660はタルガトップでの車体剛性を追求した結果の重量増だと思います。
ハンドリングは、圧倒的にミッドシップの方が有利です。S660は、走りの楽しさにおいて、ミッドシップであることが最大のメリットです。コペンには、ビルシュタイン製サスペンションのSという上位モデルがあります。基本はFFですが、初代から培ってきた足回りで、峠を快適に楽しく走るなら問題はなさそうです。
■コペンのベストグレードは?
初代コペン
コペンには、ローブ、セロ、XPLAYの3タイプのボディと、それぞれに設定されているSという上位グレードがあります。SにしかCVTにパドルシフトは付いていません。よってCVTの場合は、Sがいいでしょう。
ローブS、セロS、XPLAY Sには、ビルシュタイン製ショックと、レカロシート、MOMO製革巻きステアリングホイールが装備されています。
※コペングレード別価格
コペングレード | 価格 5MT(単位:円 消費税込み) | 価格 CVT(単位:円 消費税込み) |
ローブ | 187万 | 185万 |
XPLAY | 187万 | 185万 |
セロ | 193万 | 191万 |
ローブS | 207万 | 205万 |
XPLAY S | 207万 | 205万 |
セロ S | 213万 | 211万 |
なぜか、マニュアルの方が2万円高いです。基本がローブボディのXPLAYは、ローブと同じ価格ですが、セロは6万高い211~213万円です。セロは、初代に近い丸目のボディですが、2代目はどちらかというと角張ったデザインですので、個人的にはローブがいいです。
ローブを選ぶなら、豪華装備のSと比較します。どちらにせよ5MTにすると思うので、少しでも安い素のローブ187万円を選ぶでしょう。
資金もないのに、色々と考えてみましたが、軽の魅力は小さいので取り回しがいいこと、狭い峠で走りやすく、税金などの維持費が安いことです。ダイハツの軽は、僕が乗っていた十数年落ちのテリオスキッドで、故障が無かったことからも頑丈です。そういった縁もあり、コペンはかなり欲しい車です。
※2019年1月追記
ダイハツは、2019年の東京オートサロンにて、限定200台のコペンクーペを展示しました。価格は、249~250万円で、セロをベースにクーペ化しています。1月11日より、ダイハツのホームページで予約開始しています。既に予約が殺到していて、おそらく抽選販売となります。
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