筆者(tkd69)のRider RO-95はディバイザー社のヘッドウェイの廉価バージョンという位置付けですが、かなり豪華な仕様のギターです。中国生産のギターですが、気に入って使っているため、アコギのメインとして愛用しています。
目次 この記事の内容
- 00〜000サイズのアコギを探していた当時について
- 長年の相棒となるRO-95
- ソロ活動とRO-95
00〜000サイズのアコギを探していた当時について
YouTubeに筆者の曲『黄昏』をアップしています。Rider RO-95のトーンの参考になると思います。
筆者はいとこからもらったヤマハ FG-200Jで、ギターの練習を始めました。そこから、フェンダー・ジャパンのストラトキャスターを中古で購入し、エレキがメインになっていきました。
2002年頃に、当時やっていた3ピースのバンドが解散し、フェンダー・アメリカンスタンダード・テレキャスターとギブソン・レスポール(P-90のモデル)をメインにしていたのですが、急遽ソロで活動することになりました。
ヤマハ FG-200Jは、ボディ浮きの影響で弦高が高くなっており、テクニカルな演奏の可能な弾きやすいアコギを探しました。当時は、ソロアルバムの制作のために、ベースを購入する必要もあり、お金がなかったので、予算は限られていました。
ぶっちゃけ、小振りなボディの00〜000サイズのアコギで、マーティンで購入出来そうなのは、00-15もしくは000-15でした。15はオールマホの甘いトーンですが、それすらも中古で当時は8〜9万円くらいしたし、ギブソンのブルースキングも、10万円以上しました。
小振りでスプルース単板、マホガニーサイドバックの丁度いいギターはないものかと、ネットで調べていたら大阪府の松原市にあるギターショップのマーチ(現ミュージックショップ マーチ)にRider RO-95という狙ったスペックのアコギがあるということで、電車に乗って行ってみることにしました。
長年の相棒となるRO-95
ハードケースも付属していて高級感のあるRO-95
マーチは、高見の里駅から近いところにあり、アットホームな雰囲気のある店です。試奏したのは、1階ではなく2階だったと思うのですが、かれこれ17年前の2003年の4月のことですので、よく覚えていません。
安価で質のいい国産アコギや、色々なメーカーのお買い得なアコギが揃っているので、ミュージックショップ マーチはオススメのショップです。
最初にRO-95を見たとき、アバロン貝のインレイに、ボディはメイプルでバインティングされています。スプルース単板トップに、これまた単板のサイドバックのマホガニーと、高級感のあるギターでした。
ハードケースが付属していて価格は新品特価の4万円以下(だったと思う)って激安すぎます。とはいえ、試奏して気に入らなかったら他のギター出してもらおうと思って試してみたら、フォークタイプの000ボディらしいトーンが出ていました。
ドレッドノートは、生鳴りが大きく、低域もしっかり出るイメージがあるのですが、繊細なトーンはフォークタイプのボディの方に分があります。アコギで当時、ライブを想定していていたのですが、000タイプのボディの方が弾きやすそうに感じたのです。
マーチの店主によると、中国生産のため安価になっているそうです。ディバイザー社のヘッドウェイ監修の工場で生産されたギターで、作りはしっかりしているとのことでしたので、その場で購入を決めました。
バイトで貯めた現金で支払い、晴れてRO-95を所有することにしました。FG-200Jはもらいものだったので、初めて買ったアコギでした。
ソロ活動とRO-95
ヘッドウェイの保証書とトラスロッド用のレンチが付属していた
ちょっとした初期不良があったので、新品保証で修理してもらってから、一度もリペアしていません。それくらい、品質には問題ないギターでした。
ライブのために、後で加工してピエゾピックアップを増設しました。その後のアコギとブルースハープで無理やりロックするというコンセプトのライブで、RO-95は活躍してくれました。RO-95のおかげで、ヘッドウェイのことを知り、後にHeadway HD-311を2009年頃に購入したほどです。
ぶっちゃけ、このギターがあったからこそソロ活動できたと思っています。その後、ソロでもエレキを使うスタイルにシフトしてからは、不要になったHD-311は売却しても、RO-95だけは手元に残りました。
3年前のライブで、久々にアコギでやることになり、ピエゾからマグネティックPUのFISHMAN Rare Erathのシングルコイルを購入し、自分で取り付けました。現在では、アコギのライブはあまりしていませんが、レコーディングなどでも活躍してくれています。
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