今までメインで使っていたのは、MESA/BOOGIE S.O.B.というMK1の機能制限版の少し安価なリシューモデルです。6L6のパワー管2本の60Wモデルで、リミットつまみ(リミッター付き)のあるコンボアンプでした。
■メサブギー S.O.B.の思い出
なんでメサブギーと思われるかもしれませんが、中古で安かったのと、カルロス・サンタナのトーンに憧れていたからこのアンプを買いました。ブラックシャドウの12インチスピーカーから、暖かみのあるカラっとした歪みのお気に入りのアンプでした。
メサブギーは、アメリカンなアンプで、ベースとなったフェンダーアンプと同じく6L6菅のトーンが特徴です。マーク系とレクチファイアーがあり、クランチからそこそこの歪みが得意なのがマーク系、メタルなどの激しい歪みが得意なのがレクチとなります。
スタジオや、ライブには、重くて持っていけないことの方が多く、もっぱら宅録や練習に使っていましたが、このアンプのおかげで音作りには迷わなくなりました。
宅録用にマルチエフェクターのプリアンプを常用するようになってから出番が少なくなり(現在はアナログのプリアンプ)、練習用のトランジスタアンプも所有していることから、数年前にバイクの資金作りのために売却してしまいました。
最近手に入れたレスポールJrのトーンがチューブ(真空管)アンプ向けなので、またチューブアンプが欲しくなってきました。
■フェンダー ブルースジュニアが本命?
クルマを売ってしまったので、アンプをリハスタやライブハウスなどに持ち込むことは想定していません。よって、5W~15Wくらいの自宅練習用アンプが気になっています。
筆頭候補は、Fender Blues Juniorです。15Wの練習用アンプとして定番のモデルです。ブルースジュニアは、練習用としては、結構デカイ音が鳴ります。60Wのアンプより自宅に向いた小型アンプですし、値段も新品で6万円台と手頃です。
問題があるとすれば、小型アンプなのにパワー管がEL84の2本ということでしょうか。純正はグルーブチューブのマッチドペアらしいので、番号を合わせるとバイアス調整は必要ないようです。しかし、練習用アンプにパワー管2本はいらないんじゃね?と思ってしまい1本だけのパワー管のモデルを探してみました。
Marshall DSL5Cという小型チューブアンプも良さそうです。パワー管にECC99を1本という実に今回の使い方にうってつけのアンプがありました。価格も4~5万円とリーズナブルです。マーシャルのバリバリとした感じが好きなので、一度試奏してみたいアンプです。
ちなみにマーシャルは、ブリティッシュなアンプでスタックアンプのパイオニア的存在です。小型アンプは、どちらかというとVOXやマッチレスなどの方が有名ですが、ブルースブレイカーなどコンボアンプの歴史も古い老舗メーカーです。
ブルースジュニアは、色々な店舗で試奏してクセを把握しています。バイアス調整の問題もなんとかクリアできそうですし、今のところ本命はブルースジュニアになりそうです。
せっかくなので、他にも候補がないか調べてみました。Laney VC15-110なんかも、いいですね。こちらは、レイニーの15Wオールチューブアンプです。パワー管には、EL83を2本使用しています。レイニーは、歪みの幅が広く、これ一台でクリーンからハイゲインまでの歪みが得られそうです。
チューブアンプは音圧があり、自宅練習用なら5~15Wまでで充分でしょう。ギターと比較して、アンプの音作りに対する割合は、6:4と良く言われています。
最近は、自宅練習にフェンダー SVD-20CEの20Wアンプを使用しています。主にクリーンチャンネルに、RE-JチューンのBD-2やANALOG.MAN DS-1をかまして歪ませています。
このアンプはリターン端子に、マルチを繋いだり、スピーカー2個のため、ローランドのジャズコーラスを想定しての音作りに向いています。最近、ローランドからJC-22という小型のトランジスタアンプが販売されていますので、リハスタやライブでジャズコメインな人には、そちらをおすすめします。
いっそのこと、メサブギーを買いなおそうかと思いましたが、どうせなら自宅練習に向いたアンプの方が、それなりのボリュームで鳴らせそうです。どちらにせよ、色々と欲しいものが出てきて、早くもっと稼げるように頑張りたいです。
※2018年12月追記
色々と検討して、結局VOX AC15C1を購入しました!下記の関連ページにて詳細を書いてあるので、興味があるなら読んでみてください。
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