今年もとうとう桜の季節となりました。ソメイヨシノは、満開になると1週間くらいで散ってしまうため、見ごろの時期は短いのです。今まで行ったことのないところにしようと思い、バイクで京都の東本願寺に向かいました。
■桜満開に誘われて
NC750Sに跨って、外環状線(170号線)で枚方方面に向かいます。平日でも昼間は、混んでいてなかなか前に進みません。この段階で、ひらかたパークあたりで花見をしようかと思いました(大汗)。
右折だけど、左車線に入っておかなければならない1号線の入り口は、何度も来ているので間違いません。1号線は、混雑していましたが、バイクなので車ほど難儀しませんでした。(原付やバイク用の路側帯が広いため)。
しかし、京都市内に入るとまたもや渋滞のためノロノロ運転になりました(涙)。いくら高速代をケチったとはいえ、大阪から京都で2時間以上かかるとは(絶句)。
■ようやく到着!桜の名所は別邸?
東本願寺前の桜
東本願寺には、駐車場がありません!東本願寺の前には、自転車を置いているスペースはあるものの、バイク駐輪場もありません。京都の寺や神社には、駐車場が用意されているところが多かったので、こうやって探したのは初めてです。
そこで、有料の駐輪場を見つけて停めたのですが、ここが狭い!おそらく小型くらいを想定したスペースだと思います。大型も停められるようですが、NC750Sでもぎりぎりでした。なんとか停めたのですが、苦労しました。
僕が利用したイーパーク仏具屋町の料金はとても安く、24時間1台あたり300円です。125cc以上の排気量でも、全長2,500mm以下、全幅100mm以下なら停められるとなっていますが、400cc以下のバイクのサイズならともかく、大型は出すのが大変です。
というのも3分後にせり上がるストッパーがあり、前に傾斜した地面といい、後退しにくいのです。車重が216kgあるNC750Sでは、出すのがとても困難でした。おそらくリッタークラスの250kg以上のバイクだと、取り回しに慣れていないと立ちゴケすると思います。
しかし、イーパーク仏具屋町は、東本願寺に近く、車重160kg以下のバイクならおすすめできる駐輪場です。ただし、狭いので注意して出庫した方がいいです。
東本願寺の御影堂門(正門)
正門である御影堂門は、浄土真宗の総本山としての風格にふさわしい威容です。浄土真宗とは、鎌倉時代に親鸞聖人を宗祖として、1247年(鎌倉時代)に開かれた仏教の宗派です。
個人的な浄土真宗のイメージとしては、お坊さんでも妻帯が認められ(親鸞自身も結婚しています)、庶民にもわかりやすい教えであるということです。「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」でおなじみの六字名号は、浄土宗と浄土真宗によって広まりました。
東本願寺は、1262年に死去した親鸞の遺骨を、弟子達が吉水(現在の円山公園付近)に廟堂を建立し、安置したことから始まっています。1603年に建立された御影堂から真宗本廟という浄土真宗の総本山となったのです。
阿弥陀堂
実際に東本願寺に入るのは、初めてなので桜の名所と聞いていたのに話が違うじゃないか!と思いました。というのも、御影堂門の道路を差し挟んでの広場にしか桜並木がなかったからです。
東本願寺の敷地内には、桜の木は植えられていますが、1、2本くらいぽつぽつと見かけるくらいでした。御影堂と、阿弥陀堂の写真を撮って呆然としていると、なにやら案内の放送が聞こえてきました。
1600年代に使われていた釣鐘
それによると、飛び地境内地である渉成園というところがあって、そちらの方が桜の名所だということではありませんか!急いでもらったリーフレットの地図を確認すると、歩いてすぐの場所のようでほっとしました。またバイクで移動すると、駐輪場を探さなければならないからです。
東本願寺から見た京都タワー
今回は、花見が目的なので、いそいそと渉成園に向かいました。そこでは、信じられない光景が待っていました。
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