原点回帰のフェンダーECストラト購入!後編

前回に引き続き、フェンダーECストラト購入の経緯を書きました。アメリカ製のギターを残り4本試奏することにして、石橋楽器心斎橋に行ったところから再開します。そして本命にしていたECモデルを購入した決め手とは?

目次 この記事の内容

  • イシバシ楽器にてフェンダー3本試奏
  • サンバーストのテレキャスター・デラックス
  • 迷ったら原点回帰!
  • ECモデルのファーストインプレ

イシバシ楽器にてフェンダー3本試奏

イシバシ心斎橋にて試奏したECモデルとテレキャス(写真撮影 秋山タカオ)

そして本命のギターのある石橋楽器心斎橋店に来ました。一番最初に買ったエレキは、ロフト時代の心斎橋店で購入した記憶があります。デジマートでチェック済みのギターとしては、Fender Eric Clapton StratocasterとFender American Professional II Telecasterの2本があります。

しかし、ここで嬉しい誤算が!なんと同じアメプロ2のテレキャスターでも、前回で買うつもりだったパイン材のテレが中古で1本ありました。早速、候補にあげていた2本の前に試奏してみると、パイン材特有のジャキっとしたトーンが気持ち良かったです。

ただ、前の島村楽器のものよりも中古価格が2万円上がっていて、16万円台なのが少し気になりました。新品が梅田で19万円台であるので、そちらもチェックしたくなりました。気を取り直して、本命の2009年製 エリック・クラプトン ストラトを試奏。

数ヶ月前に梅田のイシバシで試奏したレースセンサーのモデルとは異なり、PUがノイズレスPUに変更されて以降のもので、状態はこちらの方がいいように思えました。クラプトンモデル購入するなら、旧モデルの梅田よりも心斎橋だと思っていたので、心斎橋に来たようなものです。

色々弾いてみて、やはりストラトとは思えない太いトーンをミッドブーストで作られます。また、アルダーボディのストラトらしい煌びやかなトーンも出るので、ぶっちぎりで本命候補になりました。心配していた状態も悪くなく、これなら購入後も安心して使えそうだと思いました。

残りの1本は、同じプロフェッショナルのテレキャスターでもアルダーの3トーンサンバーストの新品17万円台のものでした。こちらも結構いい感じではありましたが、テレキャス買うならパイン材の方が好みのため、こちらも保留に。

サンバーストのテレキャスター・デラックス

山野楽器ロックイン難波にて試奏したテレキャスター・デラックス

最後の1本は、心斎橋から1駅離れたなんばにある山野楽器ロックイン難波店にあります。そこで一度なんばに向かったのですが、今回動画や写真を撮影してくれた秋山タカオ君が、カバンを忘れたらしくて慌てて引き返しました。

マクドナルド心斎橋店に無くて、イシバシにも置いて無かったため、とりあえず秋山君のバイクのある難波の駐輪場に向かいました。結局そこにも無かったため(後日家に起き忘れていたことが判明)、そのままロックインに向かいました。

目的のFender Professional II Telecaster Deluxeは、置いてありました。テレキャスター・デラックスは、テレキャスターにハムPUを2基載せたモデルで、近年のものはティム・ショーが開発したショーバッカーとなっています。


ぶっちゃけ、ギブソン系のようなぶっといトーンが出るので一番好みが合っていたし、弾き心地も良かったので危うく買うところでした。特に新品特価17万円台は魅力的でした。また、カラーも3トーンサンバーストに、ブラックガード、ローズ指板という仕様も好みでした。

しかし、たいして考えずに直感だけで購入するのは良くないと思い、一度休憩のつもりでロッテリアに入って考えをまとめました。このままここで、テレキャスター・デラックスを買うか、一度心斎橋に戻ってもう一度色々弾くかです。

迷ったら原点回帰!

今回購入したECストラトを試奏

もう一度弾き直すつもりで心斎橋に戻っていく道中で原点回帰しようと決心しました。元々、エリック・クラプトンのライブを観て、ギターを弾くようになったので、憧れのギタリストの多彩なトーンの出るストラトを購入することにしたのです。

イシバシ楽器に戻ったら、なんとパイン材のテレキャスターは売れていました。円安による価格改定前の需要に驚きながらも本命のクラプトンモデルが残っていたことに安堵しました。

2009年製でネックはメイプル、ソフトVシェイプで、ノイズレスPU(スタックハム)搭載、カラーはブラックです。価格は中古で16万8,000円(税込み)元々のフェンダーのツィード調のハードケースも付属していて、説明書類も入っていました。

ただ、トレモロユニットのスプリングが2本欠品(クラプトンモデルは5本)の3本のみ、イナーシャブロックとボディの間に挟んである木片も欠品していたため、前のオーナーは、トレモロアームを使っていたと思われます。

しかし、なぜかトレモロアームは入って無かったので、店員さんが汎用のアームをサービスで1本付けてくれました。このまま、イシバシ楽器で購入!やっとアメリカ製のメインギターを購入することができました。今回、撮影と楽器店選びに付き合ってくれた秋山君に感謝しつつ帰途につきました。

ECモデルのファーストインプレ

筆者が投稿したECモデルの開封とファーストインプレの動画です。

電車で久しぶりにフェンダーのハードケースを持ち帰ったのですが、ツィードケースは頑丈に作られているためか、かなり重かったです。やはりハードケースは車で運ぶことを想定されているので、電車や徒歩での運用はおすすめしません(笑)。

買った翌日に動画を撮りながら、色々ECモデルを弾いてみました。状態もボディ裏面のバックル傷と、ヘッドの上の打痕くらいで、後は50年代仕様のピックガードのビス止めによるガード浮きくらいです。またフレットもすり合わせが必要なレベルで減ってもいないので、しばらくこのまま弾けそうです。

シリアルNoが2009年製のナンバーであることをフェンダーのページから確認しました。フェンダーの場合、シリアルがヘッド裏に記載されているので、ネック交換されている場合もあるので注意は必要ですが、ボディが交換されている心配はないので間違いないと思います。

アルダーボディが重めのせいか、ストラトキャスターの中でも重量級の3.71kgです。おそらく、この重さがストラトとしても太い音が出る一因となっているのは間違いないです。またミッドブーストは、単純なブースターというより、出音のキャラクターを変更させるためのものという印象を持ちました。

これからセッティング含めて色々詰める必要はありますが、円安価格が反映される前に、新しいメインギターを入手できて本当に良かったと思いました。

デジマート Fender Eric Clapton Stratocaster

デジマート Fender American Professional II Telecaster

 

 

原点回帰のフェンダーECストラト購入!後編」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 原点回帰のフェンダー・ECモデル・ストラトキャスター購入!前編 | K.T Dogear+

  2. ピンバック: フェンダー・マスターグレードについて解説!幻の3年だけ製造された究極のビンテージモデル! | K.T Dogear+

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