高野山と伊賀上野ツーリングとRSタイチ

ホンダ CRF250Lの慣らしもそろそろ佳境に入り、高野山と伊賀上野に行ってきました!CRFの特性も徐々に解ってきたので、高速道路も走ってみましたが、帰りに渋滞に巻き込まれてしまいました。

高野山での慣らし編

納車されてから5日目は、高野山にツーリングがてら慣らしに行きました。途中の橋本で給油し、リッターあたり29kmとなかなかの高燃費でした。市街地走行と峠の半分半分で、この燃費ならツーリングでの燃費はもっと期待できそうです。

CRF250Lの給油口には、中心に2本の鉄棒があります。おそらく、プッシュ式のキー解除機構用の棒だと思うのですが、給油の目安とは違うようです。説明書によると、給油口の下ぎりぎりのところまでとなっていたので、そこまで給油してみました。

高野山は、ヘアピンの多い難所の一つで僕にとって第2のホームコースです。新しいバイクの慣らしには、うってつけの峠が高野山なのです。慣らしは、最近のホンダ車の場合、500kmでいいようです。昔はよく1,000km必要とされていましたが、そちらは初回点検の走行距離となりました。

300kmまでは、高速道路を走らずレブリミットの半分の5~6,000回転で慣らしを継続します。250ccの単気筒のエンジンのせいか、下からのトルクがそこそこあるので、グイグイ登ります。

CRFは、峠という場所でも楽しく走ることのできるポテンシャルがあります。軽量な車体によるヒラヒラ感といい、運転姿勢による見晴らしの良さといい、今までのバイクと異なる操縦性に慣れてきました。また、排気音もノーマルのマフラーと思えないほどいい音です。

前回の記事にも書きましたが、ホンダXP913のチークパッドのXサイズ(XLに相当)は現在、製造中止となっています。Lのままでは、耳が痛いのでホンダドリームに問い合わせたら、取り扱いがないということでした。仕方がないので、OEMをしているHJCのRSタイチにメールを出していました。

金剛峯寺を参拝し、第2駐車場に戻るとRSタイチからのメールに気付きました。どうやら、現行のHJCには、ホンダXP913のチークパッドに適合するパッドがないようです。電話で直接RSタイチに問い合わせるため、高野山を下りました。

帰宅してからRSタイチのカスタマーセンターに電話すると、大阪本店でパッドを合わせてくれることになりました。ヘルメットの締め付けがきついのは困るので、その日のうちに阪奈道路にあるRSタイチ大阪店に行きました!

途中ナビが迷って時間はかかりましたが、RSタイチに到着し、パッドを合わせてもらいました。HJC CS-MXⅡとCL-MX両方とも適合しないということで、落ち込んでいたら、「パッドを重しで早めに慣らしてみてはどうでしょう?」と店員さんに教えてもらいました。

帰宅途中には、軽い渋滞がありました。藁にもすがる思いで、XP913のチークパッドを家で一番重い辞書と、漬物石で就寝中に慣らしてみました。

高速道路を走って針インターへ!

翌朝、さっそくパッドをはめてみてヘルメットを被ってみても違いがイマイチ解りませんでした(汗)。走行距離が300kmに近いので高速道路を使っての慣らしにホンダXP913を被るかどうか迷いました。結局XP913を被り、針TRSを目指してツーリングを開始しました。

CRFのETCにカードをセットして、高速道路を走ります。ツーリングマップルRに適合した、マップ用のタンクバッグも高速道路の風圧に耐えられるかどうかテストしました。

このデグナー NB49 吸盤式マップバッグ(現在は廃盤)は、樹脂製のNC750Sのメットインスペース用に購入したもので、CRFには前の2つの吸盤しかタンクに付きません。もちろん、安全のため脱落ベルトを付けていますが、高速で試すのは初めてです。

CRFのオドメーターで走行距離が300kmを超えたあたりから7,000回転を試してみました。この回転数だと振動もそこそこでパワーが出てくるような感じがあります。CRFのエンジンは、水冷DOHCのショートストロークエンジンなので、回してパワーを出すタイプです。

5速7,000回転で100kmは余裕で出ます。巡航には、6速を使えば100kmは6,000回転で出るので振動も感じません。オフ車特有の車高の高さから、高速は苦手なイメージがありましたが、CRFは高速もそこそここなせるパワーと、足回りを持っています。

もちろん、ロードタイプのバイクよりも風の影響は受けやすいですが、100km以下で走行するには、充分な安定性があります。高速での登りもアクセルを開ければグイグイいけますし、高速道路を普通に走行することが出来ました。

オフメットとゴーグルでの走行も気にならないレベルでした。よく言われる風圧による、オフメットの影響ですが、僕はそこまで気にならなかったです。横を向いたときに少し風の抵抗を感じたくらいです。

懸念していたタンクバッグも風圧に耐えてくれました。途中で足を伸ばすためにスタンディングした時に片方の吸盤がはずれかかりましたが、すぐに手で押さえるとくっつきました。膝が当たるのでスタンディング時に注意が必要です。

針に着くまでに、CRFの燃料ゲージが点滅したので、残りの1.8Lになったようでした。そこからは、回転数を少し抑え気味に走りました。針に着くと、バイクが多くあちこちにライダーを見かけました。

休憩がてら、目的地を決めます。今回は、暑いのとお亀の湯が休みなので温泉はとりやめ、峠よりもまったりしたかったので伊賀上野を目指します。聴くだけブルートゥースのテストにスマホと連動させました。


伊賀に向けて出発する前に給油しましたが、5.78Lしか入りませんでした。この時点での総走行距離は335km、前回給油時から182km走っているのでリッター31.5kmといったところです。燃料計が点滅したら1.8Lのはずですが、どうやら早めに燃料を警告するようなので、200kmで給油しても良かったのかもしれません。

リッター31.5kmの場合、CRFのタンクが7.8Lなので245kmは走られる計算になります。市街地走行(軽い渋滞を含む)、峠、高速といった使い方でこの燃費なら懸念していた航続距離に関しては及第点をあげられます。燃費をある程度把握できるようになるまで、燃費の記録はやっていこうと思っています。

伊賀上野の石垣と天守閣

聴くだけブルートゥースの位置が良くなかったのか、案内の音声がほとんど聞こえません(大汗)。伊賀上野城は、以前に行ったことがあるので場所を覚えているのですが、今回はスマホナビのテストも兼ねているので上野ICで名阪国道を降りてみました。

ナビの案内で狭い道路の案内をされました。狭い道路でもオフ車の場合、軽いのでUターンも楽チンです。早々にナビに見切りをつけて、上野東ICからの道路(422号線)に出て、伊賀上野城の近くの駐車場からさらに200mほど離れた駐車場にバイクを駐輪しました。

こちらの公営駐車場は、広いし管理人がいないので実質的に無料で駐車できます。料金場が閉まっているからです(平日の場合で土日祝は不明)。

伊賀上野城跡は、上野公園の中にあります。公園には、松尾芭蕉の記念館や、忍者博物館があります。忍者ショーは、今回は時間が合わずに見送りましたが、おすすめのアトラクションです。

公園入り口には、萌えイラストのくの一がお出迎えしていました。山田風太郎の作品の妖艶なくの一のイラスト(天野喜孝など)もいいのになあ。リアルなくの一には、なかなか会えません(涙)。現代には忍者はもういませんしね。だんじり会館の方では、忍者のコスプレも体験できるようです。

今回は、伊賀上野城の天守閣を見にいくことにして、石垣を下りました。伊賀上野の石垣は、なかなか迫力があります。築城の名手である藤堂高虎が1611年に改修したときに、日本でも有数の高石垣を築いたとされています(写真の石垣は通路のもの)。

やはり立派な天守閣があるとテンションが上がりますね!とても絵になる光景で、来て良かったと思いました。現在の天守閣は、1935年に建てられたもののようです。白鳳城とも呼ばれる白く美しい天守閣は、青空とのコントラストが見事です。

帰路は、350kmを超えたので8,000回転以上を試してみました。まずは、4速で8,000回転まで引っ張ってみます。マフラーの排気音が大きくなり、振動が強くなってきました。どうやら7,000回転までの振動と異なり、ここからは振動が強くなっていくようです。

名阪国道の針の手前から渋滞がひどくなってきました。福住で一旦降りて、下道で帰ることにしました。そうなってくると、徐々にヘルメットがきつく感じ始めました。

行きと帰り合わせて3時間以上圧迫され続けた耳が痛くなってきたので、コンビニなどで休憩しつつなんとか帰宅できましたが、根本的な対策が必要になってきました。とりあえず、慣れるまではXP913の聴くだけブルートゥースをはずして、メガネをつるの細い金属のものにして様子を見てみます。

400kmの時点で9,000回転、450kmから10,000回転を試してみたかったのですが、またの機会になりそうですね。エンジンの振動的には厳しいので、8,000回転が目安になりそうですが。今回のツーリングで430kmは走ったので、慣らし終了まで残り70kmといったところです。

CRF250Lで気になることは、リコール問題です。ワイヤーハーネスが組み付け時に痛んでいる可能性があるようで、MD44(マイナーチェンジ後)の車体ナンバーが1003835~1004055までの2018年4月から5月に製造されたものが対象となっています。

僕のCRFも該当するので、さっそくホンダドリームでチェックしてもらおうと思っています。しかし、買ったばかりでリコールとは・・・(涙)。

バイクの関連記事はこちら

 

 

高野山と伊賀上野ツーリングとRSタイチ” に1件のフィードバックがあります

  1. ピンバック: CRF250Lで走る裏金剛:タイヤの皮むきと慣らし編 | K.T Dogear+

コメントを残すコメントをキャンセル

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください