今後のバイクライフを真剣に考える:250cc単気筒のバイクか車検か

ホンダ NC750Sに同じホンダのVTRから乗り換えて3年、1万km以上乗りました。11月には、新車購入してからの初めての車検となりそうです。このままNCに乗り続けるか、新しいバイクに乗り換えるかで悩んでいます。

NC750Sのざっくりした車検費用について

NCを新車購入してから最初の車検ということで、必要になりそうな交換パーツは以下のとおりです。タイヤ前後交換、バッテリー、チェーン・スプロケット(前後)といったところでしょうか。

バッテリーは、自分で安いのを購入して交換すると1万円、タイヤは2りんかんか、タイヤ専門店で3万円くらい、チェーン・スプロケットは、ホンダドリームに頼むと4万円といったところです。

これらのパーツ交換費用で8~9万円するでしょう。車検込みの2年分のメンテナンスパック(G1オイル交換込み)は、8万9千円かかります。ということは、合計17~18万円かかってしまうということになります。

こうなると正直言って、新車か中古で新しいバイクを購入した方がいいような気がしてきました。3年未満、1万5,000km未満の車両ならホンダドリームの新車買取保証内だと思うので、購入価格の半額の30万円くらいで引き取ってもらえるからです。

また、750ccのバイクのパワーは日本の公道では持て余していました。そこで、車検もなくて高速の走行可能な250ccにダウンサイジングした場合のことを考えてみました。

250cc単気筒スポーツという選択肢

ホンダCB250R

今後のバイクライフは、軽くて取りまわしが良く、燃費のいいバイクで走りたいです。というのも、250ccクラスでは4気筒と2気筒のバイクは購入したことがあるので、次は単気筒のバイクがいいと思いました。新しいホンダ CB250Rやカワサキ Ninja 250SLなどは250cc単気筒で車体が軽く、峠で走らせて楽しいバイクだと思います。

価格は、CB250RがABS無しのモデルで50万円、ニンジャ250SL(生産終了のため在庫車)は近所のカワサキの店で46万円くらいします。ただ、前述したホンダドリームでの下取り価格ということを考えると、CB250Rが第1候補になりそうです。

車重はCB250Rが142kg、ニンジャ250SLが149kgとNCの218kgより70kg以上軽いです。どちらのバイクを選んでも峠を楽しく走られて、ツーリングも出来、バイクライフを満喫できると思います。

オフロードバイクという選択肢

筆者が6年前に試乗したCRF250L

以前、VTRを購入する前、ホンダ CRF250Lを試乗したことがありました。単純にオフロードを走ってみるのも面白いと思っていたからです。ぶっちゃけ、CRFは購入する寸前でした。2012年の8月にバンディット250からVTR250に乗り換えるまで、CRF250Lは第1候補だったのです。

結局その当時は、在庫車として置いてあったVTRが安く買えたので、直前で変わりました。今でもオフロード車で林道を走ってみたい気持ちがあるので、現在購入できるオフロードバイクを調べてみました。

CRF250Lは、2017年にマイナーチェンジされ、価格が49万円と少し上がりました。その代わり、燃料タンクは0.1L上がって7.8Lに容量アップし、マフラーも2室構造になって音量がアップしています。

エンジンスペックも1PS向上の24PSとなっており、トルクも2.3kgf・mと0.1kgf・m上がっています。吸排気系の見直しの恩恵です。ただ、車両重量は144kgとオフ車にしては重く、最低地上高も255mmとオフ車にしては低いです。容量がアップしたといっても7.8Lのタンクでは航続距離が短いでしょう。

エンジンは水冷のDOHCで、CBR250Rに搭載されていたショートストロークの単気筒にしては高回転のエンジンです。少し重いですが、高速道路を使ったツーリングも250ccオフ車の中では得意です。CRF250Lは、万能のデュアル・パーパスバイクです。今のところ新車で購入するならホンダということもありオフ車の中の第1候補です。

出典 https://www.yamaha-motor.co.jp/ ヤマハのベストセラー セロー250

定番のオフロードバイク、ヤマハ セロー250が2018年から復活しました!しかも規制を空冷のままクリアしてきたのです。正直、このバイクが理想のオフ車に近いです。メンテナンスに優れ、オフロード走行の耐久性もある空冷 SOHC 2バルブエンジンは、低速から粘りがあります。

今回は、マイナーチェンジというべきスペックで、18PSから20PSに最大出力がアップしています。最大トルクも0.2kgf・mアップの2.1kgf・mとなってさらに扱いやすくなりました。

車重は、CRFより10kgも軽い133kgですし、なにより燃料タンクが9.3Lあるのは素晴らしいです!セローの航続距離は、CRF250Lとの差の1.5L分の40~50kmは伸びるでしょう。


セローの魅力は、2輪2足といわれる足つき性の高さと取りまわしの良さによって悪路をクリアできるフレンドリーさです。シート高は、オフ車にしては良好な830mmとCRF250Lの875mmよりも低いです。

ヤマハの販売店との見積もりをやってみて、NCの下取りが良かったらセロー250という選択肢もありでしょう。問題は、新車価格で56万円という高さです。完全に予算オーバーなので、マイナーチェンジ前の新古車を探してもいいかもしれません。

出典 https://www.honda.co.jp/ ホンダ XR230

こいつがあれば大本命!というべきバイクがあります。2012年に生産終了になったホンダ XR230です。XRの名前が付いていますが、XR250とは違いSL230やFTRの223ccの4ストロークの空冷単気筒OHVエンジンを積んだ、ホンダ版セロー225(セロー250の前のモデル)とでもいうべきオフロード車です。

エンジンの最大出力は18PS、最大トルクは1.8kgf・mと今回紹介した中では一番低いですが、低速トルクのあるオフロードに適した出力特性があります。乾燥重量で110kg、装備重量で122kgと圧倒的に軽く、シート高も今回紹介したオフ車の中で一番低い805mmと足つきもばっちりです。

さらにに凄いのは、ハンドルの切れ角が51°とトライアル車並みということです。軽量な車体と、低速で扱いやすいフラットなエンジンによる取りまわしのしやすさは、250ccクラスのオフ車の中でも最強の部類に入ります。

欠点は、低いシート高による最低地上高の低さです。オフロードでは、岩や大木など、直接エンジンに当たると壊れる障害物が転がっていることが多いです。XR230は、スキッドガードを頑丈なものにするとか、リフトアップ(車高を上げることを)するなど工夫が必要です。

XR230で、どうしようもないのが、出力の低さによる高速道路の巡航です。223ccあるので、法定上は、高速道路を走ることができるのですが、おとなしく左車線を走った方が良さそうです。

オフ車は、立ちの強い姿勢や、ブロックタイヤや浮いたフロントフェンダーにより高速道路での走行が苦手です。しかし、例外的に高速道路の巡航が楽になるカウルの付いたモデルがあります。

手前から2番目がCRF250 ラリー

2017年に販売開始されたCRF250Lをよりアドベンチャー向けにしたのが、CRF250 RALLYです。基本はCRF250Lなのですが、足回りを改良して最低地上高も上げています。その代わり、足つきは更に20mmほど上がりました(L同様ローダウン仕様有り)。

大きめのウィンドスクリーンには、LEDヘッドランプが装備されています。他に灯火類はブレーキランプを除いて、総てLEDという徹底ぶりです。カウルの恩恵により、高速道路の風圧からライダーを守ってくれます。CRF250Lと同じエンジンのため、高速の巡航もできるパワーを持っています。

スズキのVストロームや、カワサキのヴェルシスとは違い、同じアドベンチャーモデルでもフロント21インチ、リア18インチのスポークホイールのオフタイヤが履けるリム径となっています。本格的な林道を走行できるモデルとしては大き目の10Lの燃料タンクも魅力です。

元になったCRF250Lよりも10kg重い155kgという車重ですが、林道を走ることのできる足回りを持っています。ガレた林道や、マディなどには向いていませんが、高速道路を使って遠方のフラット林道を走るツーリングには最適のバイクです。

筆者に最適な250cc単気筒オートバイは?

出典 https://www.honda.co.jp/ 2017年以降のCRF250L

オフロード性能が一番高いのは、XR230だと思います。ダートだと軽さが武器になると思うので、次点にセロー250、CRF250L、CRF250ラリーの順番になります。

高速巡航も含めたツーリング性能だとCRF250ラリー、セロー250=CRF250L、XR230の順だと思います。セローとCRF250Lのツーリング性能を同じにしたのは、燃料タンク容量でセロー、高速時のエンジン出力でCRFと甲乙つけがたかったからです。峠の面白さでは、CRF250Lや、CRF250ラリーが一番で、次にXR230=セローの順だと思います。

※オフロードバイクのポイント表(250ccオフ車の中での評価・5が最高値)

車種 CRF250ラリー CRF250L セロー250 XR230
オフロード走破性 2 3 4 5
高速巡航とツーリング 5 4 4 3
峠での走行性能 4 4 3 3
総合ポイント 11 11 11 11

オフロード重視ならXR230、高速を含めたツーリングならCRFラリー、バランスならセローとCRF250Lになります。よってオフ車の結論は、新車が買えるほど下取りが高い場合は、見た目の好みとホンダということでCRF250L、下取りが安い場合はオフロード走行能力から中古のXR230ということになります。

峠遊びと、ツーリングを重視する場合はオンロード車のCB250Rが最上だと思います。この場合は当然ながら林道は走られませんが、峠を走ることの多い僕にはぴったりのバイクだと思います。近いうちに車検を含めてホンダドリームに相談に行きます。

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