MotoGP 2018 第9戦 ドイツGP:マルケスの強さとヤマハの復調

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MotoGP 2018 第9戦ドイツGPは、ワールドカップ決勝戦と同じ7月15日にザクセン州(旧東ドイツ領内)のザクセンリンク・サーキットで開催されました。125cc時代から数えると9年連続優勝しているホンダのマルク・マルケス選手が得意としているサーキットです。

ペドロサの引退宣言とマルケスのポールポジション

今季限りでMotoGP引退を表明したホンダのダニ・ペドロサ選手

ドイツGPのレースウィークに入ると、衝撃的な情報が入ってきました。木曜日のプレスカンファレンスにてホンダのダニ・ペドロサ選手が今季限りでのMotoGP引退を表明しました

ダニ・ペドロサ選手は、2004年と2005年の世界GP 250ccクラス(現在のMoto2の前身)において、チャンピオンを獲得し、2006年にMotoGPクラスにステップアップし、ルーキーイヤーでワークスチームであるレプソルホンダ入りを果たしました。

最高峰クラスで、31勝し112回の表彰台を獲得しています。年間ランキングでは、2位が3回、3位が3回とコンスタントに成績を残していました。最近は、怪我の影響で本来のパフォーマンスを発揮できずにいましたが、実質的なホンダのNo2という立場は変わっていませんでした。

ここ最近の成績の低迷により、第8戦オランダGPまでのランキングは、総合12位と低迷していました。レスポルホンダは、第7戦のカタルーニャGPで来シーズンのライダーをマルケスとホルへ・ロレンソと発表しており、ペドロサの去就が取り沙汰されていた最中だっただけに残念なニュースとなりました。

ダニ・ペドロサ選手は、小柄ながらマシン・コントロールに長けており、実直な性格で好かれるライダーの1人でした。ケーシー・ストーナーや、マルケスといった天才タイプともうまくコミュニケーションがとれ、チームのナンバー2としてホンダを支えてきたライダーなのです。

今シーズンは、ダニの応援をやっていきたいと思います。頑張れダニ!

ザクセンリンクは、3,671kmでストレートは780mの典型的なテクニカルコースです。左コーナーが10、右コーナーが4のコースレイアウトで、MotoGPでの平均時速は160kmと低く、混戦の多いサーキットの一つとなっています。

予選では、9年連続優勝のマルケスが、1分20秒台前半を叩き出し、ポールポジションを獲得しました。続いて、ドゥカティのダニーロ・ペトルッチ選手、同じくドゥカティのホルへ・ロレンソ選手が3位に入りました。ホンダの中上貴晶選手もQ2に進出し、12番グリッドを獲得しました。

ロレンソは逃げ切り失敗!マルケスの強さ

ダニ・ペドロサとRC213V

レースがスタートすると、飛び出したのはロレンソ、ペトルッチが続いて、3位にマルケスという順位になりました。KTMのポル・エスパルガロ選手と、スズキのアレックス・リンス選手がスタート直後に転倒しました。

序盤から前後にソフトタイヤを履いたロレンソが逃げ切りをしようとペースを上げます。マルケスは、ペトルッチを早めにパスして、追走していきます。

5周目に中上が転倒!フロントからの握りゴケのようで(後のコメントで判明)12番手走行だっただけに残念な結果となりました。その後、同じLCRホンダのチームメイト、カル・クラッチロー選手も転倒しました。


なかなかペースの上がらないロレンソを、マルクが13周目にパスします。ヤマハのバレンティーノ・ロッシ選手もロレンソを抜き、マルケスを追走します。徐々にタイムを詰めてくるロッシに対して、マルケスもタイムを上げて突き放します。

結局、3秒近くの差を広げてマルケスが独走態勢に入ります。2位のロッシ、3位ペトルッチ、4位にヤマハのマーヴェリック・ビニャーレス選手という順位で終盤戦になります。

一番熱い3位争いを制したのは、ビニャーレス!優勝は、ポール・トゥ・ウィンのマルケスで、2位にロッシ、4位ペトルッチ、5位にドゥカティのアルバロ・バウティスタ選手、6位にロレンソ、7位にドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手、8位にペドロサという結果になりました。

マルケスを止めるのはヤマハ勢?

レジェンドライダー ミック・ドゥーハンとマルケス

現在、チャンピオンシップポイントで、165ポイントと、2位のロッシの119ポイントに46ポイント差をつけている首位のマルケスですが、後半戦はヤマハの巻き返しがあるかもしれません。

ドイツGPで、2位と3位と表彰台に登ったヤマハ勢のYZR-M1の出来は徐々に良くなってきています。その証拠にチャンピオンシップでは、2位ロッシ、3位にビニャーレスの109ポイントと地味に追走しているのです。

優勝はあるものの、安定性に欠けるドゥカティは、ドヴィの4位、ロレンソの6位とチャンピオンシップでは出遅れた結果となりました。ホンダのマルケスとRC213Vのパッケージは強力で、前半戦の終わった段階で既に5勝しています。

ストップ・ザ・マルケスの筆頭は、モビスターヤマハのロッシとビニャーレスで、次点にドゥカティの2人といったところでしょう。次のチェコGPは、サマーブレイクをはさんで8月6日となります。

次回のレースの記事は、鈴鹿8時間耐久レースです。チケットも購入して鈴鹿サーキットに行くので今から楽しみです!

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