MotoGP 2018 第6戦イタリアGP ロレンソランド再び

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MotoGP 2018 第7戦はイタリアのトスカーナ州のサーキット、ムジェロで行われました。決勝の6月3日には、地元のバレンティーノ・ロッシ選手のファンが大勢つめかけ、黄色のスモーク(ロッシ選手のパーソナルカラー)がいたるところで目立つGPとなりました。

ロッシのポールポジションに沸くムジェロ

バレンティーノ・ロッシ選手

ヤマハワークスチームのロッシ選手は、地元のムジェロを得意としていました。MotoGPクラスでは2002~2008年に7年連続優勝しており、500cc時代を含めると最高峰クラスワールドチャンピオン7回、250ccクラスチャンピオン1回、125ccクラス1回、合計9度の『生ける伝説』とも呼ばれる偉大なライダーです。

近年は、ホンダのマルク・マルケス選手の台頭などでタイトルこそ取っていませんが、39歳という年齢でいまだにMotoGPのトップクラスで戦う能力があります。世界的なアスリートですが、本国イタリアでの人気は凄まじく、ロッシのパーソナルカラーである黄色一色でスタンドが染まります。

そのロッシが、予選でなんと!ポールポジションを獲得したのですから、地元は盛り上がります!そして、同じヤマハワークスのマーヴェリック・ビニャーレス選手も3位と、YZR-M1の戦闘力が上がってきているような印象を受けました。

予選2位は、ホルへ・ロレンソ選手!ドゥカティに移籍してから勝てていないロレンソ選手ですが、今回は期待できそうです。対照的にホンダは、マルケス選手が6位、カル・クラッチロー選手が8位とあまり良くありませんでした。

決勝はロレンソの独走!

ホルへ・ロレンソ選手 ※写真はアメリカGPのもの

レースがスタートした直後の1コーナーで、中上貴晶選手と、ダニ・ペドロサ選手がコースアウトして転倒しました。ホールショットは、ロレンソ選手、2位にロッシ、3位にマルケスという順位です。

レースは、そのままロレンソ選手が独走していきます。ロレンソは典型的な先行逃げ切りタイプのライダーです。1周目にスコット・レディング選手と、カレル・アブラハム選手が転倒しました。連鎖反応的に序盤から転倒者が続出しました。

そして、ジャック・ミラー、トーマス・ルティ選手も転倒し、悪い流れの中で、ロッシを抜いてロレンソを追走していたマルケスまで10コーナーで転倒してしまいました。下りのコーナーでフロントから切れ込んでいるような形のため、驚異的な転倒回避能力のあるマルクでも体性を立て直すことは不可能でした(大汗)。


こうなると、ロレンソお得意の逃げ切りが可能になってきました。後方からは、ドゥカティワークスのアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手がロッシを抜いて2位になり、ロッシはそのまま3位をキープしていました。

1周目で転倒していた中上選手は、レースに復帰していて18位で走行していました。来年のためのデータを取るためでしょう。地道な努力ですが、重要なことだと思います!マルケスもレースに復帰しましたが、ポイント獲得圏内の15位は絶望的でした。

ロレンソランド再び

優勝したホルへ・ロレンソ選手

レースは、3番手争いが焦点となってきました。終盤、スズキのアンドレア・イアンノーネ選手と同じくスズキのアレックス・リンス、そしてロッシ選手と競っていました。ロッシが抜け出した後は、同じスズキの2人が4位争いを展開しました。

結局、ロレンソがぶっちぎりで優勝しました。ロレンソがドゥカティに移籍してからの初優勝で、ヤマハ時代を含めると1年6ヵ月ぶりのこととなります。ロレンソ選手は、過去3回MotoGPチャンピオンになるほど、能力の高いライダーですが、ドゥカティのデスモセディチに慣れるまで時間がかかったということでしょう。

ロレンソが優勝をしたときには、ロレンソランドという旗をサーキットに立てるパフォーマンスがあります。今回もしっかりとやってくれました!今年はイタリアを征服したということのようです(笑)。

2位は、同じドゥカティワークスのドヴィツィオーゾが入り、ドゥカティの1、2フィニッシュとなりました。イタリアは、ドゥカティの母国なので、念入りにテストをしていた成果が出てきたのだと思います。ホームストレートも、どのメーカーのマシンより速く350km以上のスピードが出ていました。

ロッシは、3位で16ポイントを獲得、通算ポイント5005となり5000ポイントの大台を突破しました!4位は、イアンノーネ、5位にリンス、そして6位に唯一ホンダのクラッチロー選手が入りました。

中上は結局最下位の18番フィニッシュでしたが、走りきってデータを取ったことは来年に繋がります。また、マルクも16位とポイントをぎりぎりで取れませんでしたが、ホンダが苦手なコースでのデータは、重要なので次に期待したいところです。

ヤマハのサテライト、ハフィス・シャーリン選手が12位とまたまたポイントを獲得しています。このまま頑張ってアジア勢を中上と共に盛り上げて欲しいです。

今回のレースは、ホンダにとっては厳しい結果でした。ヤマハは、予選でこそ速かったのですが、レース本番での終盤の弱さを露呈した結果となりました。対照的にドゥカティのマシンの仕上がりの良さが目立ってきています。

今回の転倒ノーポイントでも、マルケスが95ポイントでチャンピオンシップトップをキープ、23ポイント差の2位にロッシの72ポイント、3位にビニャーレスの67ポイントとなっています。

MotoGPもそろそろ中盤に差し掛かってきました。今のところマルケスが優勢ですが、ドゥカティ、ヤマハもマシンを仕上げてきています。次の6月17日のスペイン、カタルーニャGPが楽しみです(出来ればバトルが見たいです)。

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MotoGP 2018 第6戦イタリアGP ロレンソランド再び」への2件のフィードバック

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  2. ピンバック: MotoGP 2018 第4戦 スペインGP:多重クラッシュとマルケス連勝 | K.T Dogear+

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