Fender Stratocaster:思い出深いエレキギターのスタンダードモデル!

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筆者は、長いギター暦の中で、世界3大エレキギターは、総て所有したことがあります。Fender Stratocasterは、その中でも最初に買ったエレキギターです。

プレイアビリティの高さが魅力!

エリック・クラプトンがきっかけで、エレキに目覚めたので、形からそのまま入りました(笑)。アルバイトで貯めたお金で買った、フェンダージャパンの中古の57Vinモデルの2トーンサンバースト(まんまブラウニー)が、僕にとってのエレキギターの出発点でした。

結局、そのギターは、しばらく使った後、ギブソン・レスポールの購入資金のために下取りに出しました。それでも、ストラトらしい弾きやすさのおかげで、エレキギターの基本を身に付けることが出来たのです。

現在のメインギターである、ヘリテイジ H-157のサブとして、フェンダーUSAの57ヴィンテージストラトを、心斎橋の三木楽器で購入して、長い間使っていました。

そのストラトは、フェスタレッドで、配線をベルデンに、コンデンサーはオレンジドロップに換装されていて、非常に音抜けのいいギターでした。中域をブースターで増幅したときのサスティンが良く、リードにも適したギターで6、7年くらい愛用していました。

色々あって売ってしまいましたが、ストラトの良さは工夫しだいで色々なトーンが作れることだと思います。ハーフトーンを含めると、5つのポジションが選択でき、シングルコイルらしいカリっとしたトーンも出せます。

なにより、ダブルカッタウェイで弾きやすく、フェンダーの片側ペグは、弦も張りやすいです。トレモロアームをうねうねさせて、ジミヘンごっこを楽しむこともできる素敵な?ギターです。また、軽いのでレスポールと違って、背面弾きしても首が痛くならないです(笑)。

ストラトの歴史

21フレットの2トーンサンバースト 57ヴィンテージストラトのレプリカモデル

フェンダー・ストラトキャスターは、1954年にフェンダーが販売開始したエレキギターです。1949年に開発された世界初の量産型ソリッドギターのエスクワイヤがテレキャスターとなり、そこから発展させたギターがストラトキャスターです。

社長のレオ・フェンダーと共に開発をしていたフレディ・タバレスはスティール・ギター奏者であり、ストラトも煌びやかなシングルコイルのトーンを持っていました。テレキャスター同様、ボルトオンネックや、ソリッドボディといった構造は大量生産に適したものでした。

テレキャスターと大きく異なる製法として、大きなピックガード部分にピックアップやボリュームノブなどの電装パーツを取り付けることです。これにより、製造工程を大幅に簡略化することに成功しています。

そして、プレイアビリティの高いダブルカッタウェイは、ハイポジションでの演奏性を高めました。3つのシングルコイルによるサウンドバリエーションと、6ウェイサドルによるピッチの正確さもテレキャスターにはないものでした。

シンクロナイズド・トレモロ・ユニットは、当初予定していたビブラートユニットのサスティンが不足していたために開発された機構です。トレモロアームによって、ブリッジと一体化しているイナーシャブロックと連動して動くシンクロナイズド・トレモロは、音程の可変幅の大きさとチューニングの変化の少なさは当時としては群を抜いていました。


1954年に販売された初期モデルは、ボディがアッシュ材、ネックはメイプルという仕様が一般的でした。それから1956年からアルダーボディが追加され、1959年からローズウッド指板のモデルも登場しました。

1950年代中期に、バディ・ホリーがストラトキャスターを愛用しましたが、1960年代には、売り上げが低迷し生産中止になるところでした。

1966年にデビューしたジミ・ヘンドリックスによってストラトは脚光を浴び、エリック・クラプトンやジェフ・ベックといった3大ギタリストも使用するようになりました

これにより、ストラトキャスターは、人気のエレキギターとして売れることになります。元々のプレイアビリティの高さと、煌びやかなトーンは、ギタリストにとって魅力のあるものだったのです。

ジミ・ヘンドリックスは、歪まないとされていたストラトをマーシャルと組み合わせることによって欠点を解消し(ファズも併用)、アクロバティックな奏法を確立しました。エリック・クラプトンは、二つのピックアップを半止めによって鳴らすハーフトーンを普及させました。

その後、ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアや、スティーヴィー・レイ・ヴォーンなどが、1970年代にも愛用するなど、ストラトはロックギターのスタンダードとなったのです。

ラージヘッドモデルと現代のストラト

1970年代のラージヘッドを模したモデル

ストラトキャスターは、1954年からの60年以上の歴史の中で、様々な改良が加えられています。今回は、その中でも代表的な70年代のラージヘッドモデルと、90年代以降のアメリカン・スタンダード(現行モデルはアメプロ)について解説します。

1970年代中期、CBSに買収されていたフェンダー社(1965~1985年)は、ストラトキャスターの大幅な変更をします。ボルトオンネックを、従来の4点止めから3点止めにし、ボディをホワイトアッシュにしました。

ピックアップセレクターは、容易にハーフトーンが出せるようにするため5段階とし、ブリッジもダイキャストに変更しました。塗装もラッカーから、ポリ・ウレタンに変更されました。この仕様のギターは、ヘッドの形状からラージヘッドと呼ばれています。

ぶっちゃけラージヘッドは、50年代や60年代のストラトと比較しても、中古価格で10~20万円で見つかるくらいの人気しかありません。その原因は、名だたるギタリストが、5~60年代のストラトを愛用していたこと、3点止めのボルトオンネックが、強度の無さにより左右にずれることが多かったからでしょう

10万円台の70年代後期の、ナチュラルカラー、ブラックピックアップガードのモデルを試奏したときには、今のストラトと比較して、音も太くてご機嫌なトーンのギターでした。

マイクロティルト機構のための3点止めも、よっぽど力を入れないと曲がらないでしょうし、当時は金欠にもかかわらず、本気で欲しくなった覚えがあります。リッチー・ブラックモアのストラトもそういえば、ラージヘッドだったし、ナチュラルにブラックってカッコいいじゃないですか(買っておけば良かった)。

安く手に入るようでしたら、70年代のストラトもおすすめです。といってもトーンや状態は、個別に違いますので必ず試奏する必要はあります。

1986年以降のモデルの特徴は、ブリッジの違いと22フレット

1980年代の初め頃は、ストラトのコピーモデルの氾濫や、CBSフェンダーの質の低下で、ストラトキャスターは一時生産終了にまで追い込まれました。

1985年、CBSの楽器部門の撤退により、元ヤマハのビル・シュルツを最高経営責任者にした新体制に移行します。フジゲン(日本のギターメーカー)の技術指導によって、コロナ工場が設立されました

1986年以降のアメリカン・スタンダード ストラトキャスターは、再建されたフェンダーUSAの中核モデルです。3点止めのネックジョイントから再び4点止めとし、強度を上げ、マイクロティルト機構をジョイント側から調整できるように改良しました。

21フレットを、22フレットに変更し、バランスのいいモダンCシェイプにネックの形状を変更しました。ブリッジを6点止めから操作しやすい2点止めに変更し、アーミングをスムーズに行えるように改良しました。また、ブリッジのコマの形状も変化している(90年代以降?)ので、見分けるポイントの一つとなっています。

ピックアップの形状に関わらず、仕様変更しやすいおおざっぱなピックアップキャビティ(別名弁当箱)だけはいただけないですが、質と価格はバランスが取れており、アメリカン・スタンダード ストラトキャスターはフェンダー社を復活させるきっかけとなったギターなのです。

今現在のラインナップとしては、アメスタからアメリカン・プロフェッショナルモデルに名前の変更(ピックアップキャビティは形状毎のサイズに戻された)、ヴィンテージシリーズ(50、60年代の仕様少し高価なギター)などのモデルが主流となっています。

ビルダーが手作りで、質の高いモデルを制作したのが、カスタムショップで、これは最低でも30万円以上します。個人的な意見ですが、ヴィンテージシリーズが一番、自分の感性に合っています。アメスタも悪くないので、中古で手に入れるならおすすめします。

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