ジムニー/ジムニーシエラ:スズキのロングセラークロカン車!

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前の記事で、XBEEのことを書きました。同じスズキのロングセラークロカン車ジムニーシエラこそ、クロスビーのライバルではないかと。

ジムニーは日本の林道に最適!

しかし、クロスビーは本格的な悪路走行よりライトな層向けの車両だと思います。車体のフレーム構造がモノコック(フレームとボディが一体)というところからしてもジムニーのような本格クロカン車とは違うベクトルの車です。

ジムニーは軽の本格クロカン車です。ジムニーシエラは、その排気量拡大バージョンで、1.3Lエンジンを搭載しています。ジムニーより大きな幅のタイヤを装備して、フェンダー部分を拡張したクルマで、メリットは高速道路の快適さという点でしょうか。

しかし、ジムニーシエラの本領は海外にあります。海外でサムライという名で販売されていたジムニーは、リッターオーバーの排気量のエンジンを積んでいました。色々と国によって派生型もありますが、輸出モデルは基本軽のエンジンではないということです。

スズキ ジムニーは、日本車の中で最もオフロード走破性の高いクルマだといわれています。オフロードを走行すると、舗装された道路では想像できないガレた岩場だとか、スタックしそうなぬかるんだ泥にはまりこんだりします。

絶えず横転する危険性があるため、ボディとフレームが別のフレーム構造であるラダーフレーム(はしご型構造)でないとハードなオフロードはこなせません。

エンジンやトランスミッション、サスペンションなどの駆動系パーツを車体底部のシャーシに載せ、ボディはその上に被せることで万一ボディが壊れてもシャーシが無事なら走行できるようになっています。

ラダーフレームの欠点としては、室内空間が狭いことや重量が重くなること、乗り心地が悪くなることです。モノコック構造と比べると、車体衝撃吸収性は悪くなります。

しかし、本格的なオフロード車であるランドクルーザーや、ベンツGクラスなどにラダーフレームが採用されているのは、オフロード走行における頑丈さを優先しているからなのです。

また、リジットアクスル式サスペンション(車軸懸架式)によって、左右の車軸が繋がっているため、オフロード走行において接地性能が高くなっています。

更に、FR(フロントエンジンリア駆動)をベースにしたパートタイム4WDは、3つの切り替えモードを搭載しています。4WD-Lは、急坂やスタック時に威力を発揮するトルクを上げる低速モードです。トランスミッションは、5MTと4ATです。

日本の狭い林道を走行するには、ジムニーのような小さく、軽い4WD車が一番向いているのです。

※スズキ ジムニースペック(現行JB23軽のジムニー)

スズキ ジムニー 
エンジン形式 水冷直列3気筒ターボ
総排気量 cc 658
最大出力 kW【PS】/rpm 47【64】/6,500
最大トルク N・m【kgf・m】/rpm 103【10.5】/3,500
車体サイズ mm 3,395×1,475×1,715
車両重量 kg 990(1,000)
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量 40
最小回転半径 m 4.8

用途によっては最高の相棒になるクルマ!

ジムニーは、3ドアで後席も大人が乗るには狭いので、1~2人の遊び用クルマとして購入するのが一番だと思います。一般道では、狭い室内にラダーフレーム、リジットアクスル式サスペンションによって乗り心地は良くないし、高速道路は軽のジムニーだときついです。

本領は、悪路を走ってこそのジムニーです。林道や、雪道ならジムニーの走破性に勝るクルマはありません。逆に3~4人でキャンプするならば、ハスラーやクロスビーの方が用途にあっているでしょう。

ジムニーシエラは、エンジンは1.3Lで最高出力が88PS、トルクが12.0kgf・mとジムニーより動力性能に勝っています。室内空間はジムニーと共通のため、広さは変わりません。

ジムニーと異なるポイントは、205/70R15と幅の広いタイヤによって安定性が上がっていること(ジムニーは175/80R16)、フェンダーを拡張し、全長3,600mm、全幅1,600mmと全体のサイズを若干大きくしています。

ハスラーやクロスビーは面白い車なのですが、オフロード走破性の高さから、林道を走るならジムニー一択となるでしょう。高速道路を含めた動力性能の高さならジムニーシエラ、維持費の安さならジムニーです。

現在の軽ジムニーJB23型は、1998年の販売から20年フルモデルチェンジされていません。それだけロングセラーである証拠で、完成された車であるということです。唯一の欠点が、大径タイヤによるJC08モードでリッターあたり14.8kmの良くない燃費です(そこは愛情でカバーです)。

ジムニーを愛する人々のことをジムニストと呼んでいます。独特の価値観を持つ優秀なクロカン車が新車で130万円から買えてしまうことは、素晴らしいことだと思います。

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