NC750Sで吉野ツーリング!

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本当は、キャンプツーリングをする予定だったのですが、気温が高いのでプチツーリングに切り替えました。前から気になっていた吉野へ行ってみることにしました。


吉野へプチツーリング

吉野山は、桜の名所として有名なところです。春には花見客でいっぱいになります。大阪からのルートは、南阪奈道路もしくは、竹之内峠から大和高田バイパスを経由して、R169号線をひたすら大台ヶ原方面に走ります。

そのうち、右手に吉野川が見えてきました。8月の末ですが、川遊びをする人が多かったです。海パン持ってきていたら川で泳いだかもしれません。新型のCBR250RRとすれ違いました!片手を挙げて挨拶したら返してくれたので、バイク乗りらしい連帯感を感じます。

吉野大橋で右折して、いよいよ吉野山を登ります。やはり峠道なので、コーナーがきついです。極端なヘアピンで一時停止がありましたが、これは本当に危ないです。というのも、初心者や低速トルクのないバイクなどが、慌ててクラッチ操作をミスしてこけるかもしれないからです。一時停止を確認できないくらいヘアピンのRがきついのです。

しばらく走ると、大きな公営駐車場が見えてきました。ナビが先を促すので、金峯山寺(きんぷせんじ)まで走ってみました。駐輪場がなさそうだったので、引き返してさっきの駐車場まで戻りました。

南朝の本拠地だった吉野山

金峯山寺まで結構な距離を歩きます。吉野山を見下ろすと、通ってきた道の険しさを感じます。車やバイクのない時代は徒歩で登ってきたので、昔から修験道の場として、修行に適した険しい場所であることがわかります。7世紀に役の行者が開いたともいわれていますが、実際のところは不明らしいです。

仁王門は、あいにく工事中で仁王像がはっきりとは見えませんでした。ここまで来れば、蔵王堂まで後少しです。

蔵王堂は、かなり大きな本堂です。今の蔵王堂は、豊臣家の寄進によって1592年に建てられたそうです。かなり古い木造建築のお堂で、わびさびを感じます。本尊である蔵王権現像は、特別な行事のときにしか見られません。

吉野は、南朝の本拠地でした。鎌倉時代末期、南北朝に分かれた朝廷は激しく争います。南朝が帰順した形で、南北朝統一が果たされる1392年まで続いた抗争の爪あとが残っています。大塔宮御陣地と呼ばれる石碑には、1333年に護良親王が最後の酒宴をした場所として刻まれています。

心臓破りの急坂!脳天大神

普通は、これで満足するべきなのですが、色々散策する悪い癖がありまして、脳天大神と書かれた矢印のある案内板に興味を持ってしまいました。どうやら、首から上を守ってくれるありがたい神様のようで、蔵王権現の化身のようです。ちょっと散策して帰るつもりが、いざ階段を下ってみると・・・。

写真のような急坂で、どこまでも続く階段の列。この段階で引き返そうと思いましたが、なまじ体力に自信があるので、脳天大神まで降りてしまいました(大汗)。

首から上ということで、病気や怪我、学力向上といったご利益があるそうです。ここの神様は蔵王権現の化身ということで、坊さんがお経を唱えていました。拍手するのも違うような気がしたので、手を合わせました。


意外と大きな塔でしたし、距離を歩いた分の見返りはあったのですが、登りが大変でした!後で知ったのですが、445段も階段があったのです。体力の有無が関係なくなるほど、心臓破りの急坂です。登りきると、汗が全身から吹き出ました。

汗だくになってしまい温泉にでも浸かって帰らないと気持ち悪いです。喫茶店のおじさんに温泉の場所を聞いてみました。

どうやら、吉野温泉の元湯という旅館があり、そこで日帰りが出来るようだったのですが、残念ながら15時までのようです。仕方がないので、この前大台ヶ原に行く途中で見かけた道の駅の温泉に向かいました。

大台ヶ原の記事はこちら

ホテル杉の湯は癒しの温泉!

杉の湯 1

国道169号線をそのまま走ると、道の駅の横にあるホテル杉の湯が見えてきます。ここの温泉は、日帰り可能で料金は700円です。さっそくフロントでお金を支払い、貴重品を預けます。というのも、脱衣所にはロッカーではなく行李しか置いていないようなので、財布や携帯などの貴重品は預けた方が良いです

地下に降りて、大浴場に行ってみると昼間のため客も少ないようでした。ヒノキの浴槽の香りもよく、ざらざらした感じの温泉は気持ちいい温度でした。しばらくゆっくり浸かって体を洗うと、露天風呂に向かいます。ここの露天は、奥吉野渓谷を眺められるので、実に気分がいいです。

温泉でほっこりしていたら、雨が降ってきました。暗くなるとやっかいなので、そのままバイクに跨りました。再び、吉野付近に戻ると雨も止み気分良く帰りました。こういう形のプチツーリングも悪くないですね。

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