ロック名盤解説再開!File6 : PRESENCE LED ZEPPELIN

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以前のブログにて、やっていたロック名盤解説シリーズ、4年ぶりの復帰です。なんでまた復活させたかというと、テレキャスターについて書く予定が、レスポールJrを購入してしまったからです。

復帰第1弾はLED ZEPPELINのPRESENCE !

ここまで予定が変わったのなら、好きなこと書いてやろうと思いまして、それなら名盤シリーズを復活させようかと(大汗)。とりあえず、70年代で止まっていたので、このまま1970年代のアルバムの解説をやっていきます。

さて、今回は1976年に発表されたレッド・ツェッペリンのPRESENCEです。なんでやねん!とツッコミされそうですが、ファーストとセカンドは、1960年代ですし、4作目のシンボルズにいたっては有名すぎて書く気が起きません(すみませんひねくれもので)。

しかも、この通算7枚目のアルバム、実はテレキャストーン全開のアルバムです!ジミー・ペイジは、フェンダー テレキャスター使いとしても有名で、かのツェッペリンのファーストアルバムはテリー(テレキャスターの愛称)で録られていました。トレードマークのレスポールより、テレキャス多用の理由はこのアルバムが短期間で作成されたからでしょう。

僕は実質3週間で録られたこのアルバム、好きなんですよ。切れ味鋭いジミー・ペイジのテレキャスのトーンがめちゃめちゃカッコいいので、このアルバムのせいで昔アメスタのテレ買いました!

短期間で製作された理由

ボーカルのロバート・プラントが、1975年8月にギリシャで自動車事故を起こしました。レンタカーで、立ち木に追突し、ロバート・プラントは肘とくるぶしを骨折してしまいました。この出来事は、次に予定しているアルバムの制作を短期間で行うことになってしまったのです。

ドイツのミュンヘンにあるミュージックランド・スタジオで収録されたプレゼンスは、1作目とよく似た制約の中で作られました。それが、非常に緊張感のある、グルーヴの溢れたアルバムとなった原因でした。

名曲 ACHILLES LAST STAND

邦題「アキレス最後の戦い」は、プレゼンス1曲目の曲で、10分を超える大作です。ギリシャ神話の英雄アキレウスが、必ず死ぬと予言された最後の戦いの場面を切り取った名曲です。ちなみに有名なホメロスの「イーリアス」には、この場面は出てきません。

今回のアルバム全般の焦点は、ジミー・ペイジのテレキャスターによる、リフワークです。ジャキジャキしたクランチ気味のリフが、何度も繰り返され、強烈な印象を刻んでいきます。アキレス最後の戦いの10分間の多くが、このトーンにより非常に締まったものとなっています。ジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズのリズム隊の息もばっちり合っています。


一説によると、ジミー・ペイジは一時期、ストラトキャスターも使用していたようですが、この曲の鋭いトーンは間違いなくテレキャスターだと思います。というのもストラトのトーンは、もうちょっとサスティンが長く中域があるので、テリーのように下と上の音域が、ギャリギャリ鳴るような感じにはなりません。

この曲だけでもお腹いっぱいになりそうなほど、濃密な曲です。アルペジオにカッティング、単音リフにリードなど、様々なギターのテクニックが聞けます。ロバート・プラントのボーカルも集中しているせいか、ノリが良くリズム隊もいい仕事しています。レッド・ツェッペリンで一番好きな曲を1曲だけ挙げろといわれたら、僕は間違いなくこの”ACHILLES LAST STAND’と答えるでしょう。

セッションの延長線上

おそらく、1975年の10月~11月の期間内で、LAのスタジオにてプレゼンスのリハーサルは、ドイツでレコーディングする前に行われていました。集中してリハーサルをバンドでやった後に、スタジオ録音したのです。その結果、前作フィジカル・グラフィティとは違って、勢いのあるバンドサウンドが中心となったアルバムに仕上がったのです。

ちなみにプロデューサーは、ギタリストのジミー・ペイジがクレジットされています。バンドによるセルフ・プロデュースということになります。マネージャーであるピーター・グラントもクレジットされています。

45分間、合計7曲のアルバムですが、1曲目が10分22秒、2曲目のFor Your Lifeが6分20秒、4曲目のNobody’s Fault But Mineが6分27秒、最後のTea For Oneが、9分27秒と1曲あたりの時間が非常に長いです。

この7曲中、4曲がどれも6分を超えているのは、LAで行ったセッションの曲の構成を変更しなかったためではないでしょうか?フィジカル・グラフィティでも長い曲は多かったのですが、7曲しかないのに半数以上が6分超えているのは奇妙です。色々と聴きなおして解ったのですが、セッションの時の勢いをそのままレコーディングするという狙いがありました。

コンセプトは、初心に帰るということです。バンドのファーストアルバムは、どんなバンドでも勢いがあります。限られた条件に自ら追い込むことで、この時期のバンドにもう一度渇を入れたかったのではないでしょうか?そういった意味でのテレキャスター回帰だったのかもしれません。

どちらかというと、レッド・ツェッペリンの他のアルバムと比較して有名でないプレゼンスですが、僕はレッド・ツェッペリンのアルバムの中でも、1.2を争う出来のアルバムだと思っています。

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